キリンさんは泣かない!!もん!!ー2- (多分!!苦笑♪) | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

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TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 いよいよ、ペン入れです。

一番大変な時であり、また一番楽しい時でもあります。

 

 ここで簡単なペン先の説明です。

 

 ペン先は色々な種類がありますが、高校生だった当時、イラストやマンガを描く事では、約3種類のペン先が存在していました。(まあ、今は色々なタッチが出てきていますから、もっとたくさん種類があると思います。)

 

 Gペン、スプーンペン、丸ペンなのですが、多分、当時はスプーンペンが一番多く使用されていたと、記憶しています。

 

 このペン先ね。

 一般的なペン先で、均等な線が描けます。

 続いて、上からGペン、下が丸ペンです

 

 Gペンは線の強弱がつけやすく、主に劇画調のマンガを描く人が愛用されたと記憶しています。

 

 で、高校生の当時、マンガの書き方の参考書を読むと、このGペンを使ってください。という言葉をうのみにして、オヤジは一生懸命に、このGペンを使いました。

 

 ところが・・・・・このGペンというのが曲者で、線の強弱がつけやすいという事は・・・・・

 

 オヤジは当時から非常に筆圧が強いほうであった。(だあれ??オヤジは脳筋男という人は。プンプン ヽ(`Д´)ノ!! )

 

 線を描いたらグジャグジャでまともな線が描けませんでした。

 

 1年ぐらい苦労したかなぁーー。

 

 で、自分はマンガ家にはなれないと挫折した時に、たまたま背景様に使われる、丸ペンを使ってみたら・・・・・

 これがまた、オヤジのタッチにあっていたんです。

 

 そこから、マンガの参考書はあてにならないと気が付いたオヤジであります。

 

 だって、当時、ベタ(コマの絵の中の黒く塗りつぶす部分です。)は必ず墨汁と筆で行ってください。

 さらに墨汁が乾くまで、そのままにしてください。という説明であった。

 

 ドライヤーで乾かすのはもってのほかです。とまで、書かれていた。

 

 当時、細かいところのベタは、なんでサインペンとかマジックインクを使用しないのかな??と、いつも疑問に思っていた。

(多分、マジックで塗ったら、黒い部分がムラになって描かれるのだと思っていた。)

 

 ところがマンガを描くのをやめて何年か後に、マジンガーZを描いた、永井豪 先生 の原画の描きかけのやつをなんかの機会で見る事があったのだが・・・

 

 その原画はなんとマジックインクの太いほうの黒でベタを塗っている途中で終わっている原画であった。

 

 プロの方でさえ、マジックを使っているのだから、もっと自由な発想で、マンガの描き方という本を出してもらいたかったものである。

 

(多分、マンガの基本的な描き方は、当時はインクや墨汁がメインの原稿なんだと思うが・・・)

 

 今では絵画の展示会にも、サインペンやマジックで作品を描いているので、これから始めようと思う人は、自由な発想で、のびのびと描かれたほうが楽しいと思います。

 

おっと、簡単な講座と言いながら、また長々と書いてしまった。

 

 さてさて、ようやく、下絵が出来たオヤジ。

 

 そして、昨日、今日とペン入れの予定であったのだが・・・

 

 

 

「ぎゃーーーーーーー!!!またやっちまった!!」

 

 早速、インクをこぼして、あたり一面、インクだらけに・・・・

  更に運の悪い事に、大切な原稿に・・・・

 

 

「・・・キ・キリンさんは泣かない!!もん!!(多分!!苦笑♪)」という事で、昨日も心が折れてふて寝てしまいました。

 

 と、書けば、このシリーズは終了。

 

 で、オヤジの野望もあっけなく消え去るのですが・・・・

 

 運が悪いというか、良いというか、大切な原稿は無事であったので、今日は折角の休日でありますが、夕方からペン入れを始めました。

 上のエビ茶色のペン立ては、オヤジが高校生時代使っていたもの。

 

 なんと投げないで、今まで取っておいていたんですねぇーー。

 

 40年以上前の物も、後生大事に取っておくから、オヤジの家は、物が溢れているんだろうなぁーー。

 

 とりあえずは、ペン入れが終了!!

 

 あとはベタ(黒い色)を塗ったりして色々と細工をします。

 

 さあて、本当に完成するかなぁーーー。

 

 

 

 

 もし、良かったら今のオヤジの生き方に、多大なる影響を与えてくれた、この二人のブログに遊びに行ってみて下さい。