Last Run!!スピンオフ・ストーリー 始動戦車S2000 火曜日の魔女 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

「その魔女は、S2000を駆る。」

 

 ハハハハハ今回は、ーLast Runー スピンオフ・ストーリーなのラ♪

 

 前回、S2000で最後の走りを終えたはずのオヤジ。

 

  話は数日前にさかのぼる。

「お父さん、今日こそ決着をつけようよ。」

「わかった。」と言う事で北見のゲーセンに走るオヤジと娘1号。

 

 ここで長年の対決に決着をつけようとしたのだ。

 

 対決は勿論、ゲーセンの湾岸ミッドナイトである。

 しかーーーし・・・・・

 北見のゲーセンで待っていたのは、無情な終わりの無い臨時休業であった。

「仕方が無い。帰ろうか。」

 

 こうしてオヤジ家の親娘の愛憎の骨肉の争いは、一旦休止したのであった。

 

 連日連夜。「峠や山間部は夜間の急速の冷え込みにより、凍結の恐れがある為、早めのタイヤ交換をお願いします。」と、天気予報が流れていた。

 

 昨日は朝からの冷たい雨の中、オヤジは「もう峠越えも、無理だなぁーー。」と、つぶやいた。

 

 そしてその夜。「なあ、娘1号。明日の休日(11日)は釧路に行ってみないか??」

「もうS2000も走り収めだし、釧路ならゲーセンはやっているかもしれないぞ。」

という事で、急遽、今日(11日)の休みは朝から釧路に走った。

 

 オヤジ家から釧路迄は片道約150km。時間にして約2時間30分ほどかかる。

 しかも朝からの雨と、フロントがすでに逝ってしまっているタイヤの為、速くは走れない。

それでも今年最後の走りで、再びS2000と走りたかったのだ。

 

 朝8時過ぎ、釧路に向かってS2000で出発したオヤジと娘1号。

案の定、雨の為、思うようにスピードを上げられない。

 

  途中、コンビニで朝食としておにぎりと飲み物を買う。

 

 

 峠は霧であたり一面、真っ白と化していた。

 

 こうして淡々と片道150kmを走りきる。

 

  途中、遅い車は追い越しをするものの、フロントの挙動を確認しながら走るので、久し振りに冬のアイスバーンでの追い越しを思い出す。

 

 それはアクセルをベタ踏みではなく、つま先数センチの範囲での繊細なアクセルワークを伴っていた。

 

 出発から約3時間後の、午後11時に釧路到着。

 

 朝からの雨は釧路ではもう晴れ上がり、時折晴れ間を見せていた。

 オヤジとこの釧路への道は、何故か相性が悪く、通常の人が2時間30分ぐらいで着く道が、何故かいつも3時間もかかってしまうのだ。

 

 

 真っ先に美術館に向かう。

 

 今日のイベントは「小川けんいちさん」のイラスト展である。

 

 

 明るい色で楽しく描かれたそのイラストは、同じように明るい色で絵を描く娘1号に、大きな影響を与えたみたいで、しばらくその絵を見入っている娘1号。

 

 ここで愛用のデジカメがバッテリー切れを表示。

 

 仕方が無いので、デジカメを仕舞って、ゆっくりと作品を見回るオヤジと娘1号。

 

 ちなみにこの作品展もデジカメの撮影OKとブログOKと許可が出たので、今回は撮影できた分だけUPしてみる。

 

 たぶん、とっても有名な方なので、何処かで作品をご覧になったかたも多いと思う。

 

 今回はかなり長時間見たほうで、美術館を出たのは12時前となっていた。

 

 事故であろうか??交差点で警官が盛んにメジャーをだして何かを測っていた。

 

 デジカメの電源を切った後、再び電源を入れると不思議な事にバッテリー切れの表示が無くなっていた。

そこで再びデジカメを使いだすオヤジ。

 

 ここで、今回の釧路の来た目的の一つ。

 

 昼食は北菜亭という、しやぶしゃぶのバイキングに向かう。

 今日は観光客が多いらしく、普段の部屋でない別な部屋に案内された。

 

 通常は平日は1200円位で食べれたのであるが、10月に入って価格が軒並み上がって、(そーいえば、回転すしも100円がもう無くなって、最低120円になってしまったなぁーー。シクシク!!泣き💦)

 

 ここも例外ではなく、最低料金が1,500円ぐらいになったのだが、その代わり、今まで豚肉しか頼めなかったのが、豚肉+トリ肉の2種類を頼むことができるようになった。

 

 もちろん、もっとお金を払って、一人5,000円ぐらい出したら、高級牛肉、高級豚肉、鶏肉の食べ放題ができるが、オヤジ家では回転すしは常に100円を規則正しく守ってきたので、5,000円の高級牛肉なんて、夢のまた夢の話である。(苦笑♪)

 

 ここは肉の食べ放題+ヤサイ+キノコ+ラーメン、うどん、蕎麦、さらにはデザートやアイスの食べ放題が出来る為、オヤジ家では釧路の昼食=北菜亭という、定番的な場所である。

 

 やはり〆のラストはアイスでしょう。

 あれっ??糖尿のオヤジは毎回、毎回、こんなに食べては・・・多分、ダメだよ。苦笑♪

 

 制限時間90分一杯、たらふく食べ切って満足なオヤジと娘1号。

 とくにカニの出汁が美味しくて、ムギご飯にそのスープをかけたお茶漬けを数杯も食べて、久し振りに満足したオヤジである。

 

 玄関から出ようとしたら、多分観光客は外国人なのであろう、玄関一杯に靴が脱ぎ捨てられていた。50足ぐらいあったなぁーー。

 受付の人が困っていたようすである。

 

 1時30分。北菜亭を後にするオヤジ達。

1件、リサイクルショツプに立ち寄ってから、ここで裏ミッションを発動!!

 

 北見で閉店した霧色ラーメンの釧路の本店を探す事である。

 

 向かいのおばあさんが凄く好きで、北見に行けば必ず行っていたお店で、閉店後、悲しんでいたので、せめて本店の写真を見せたいと、心優しい娘1号からの提案であった。

 

 場所が愛国の住所は分かるのだが、S2000のカーナビが最大の反乱を起こした。

 

 愛国の場所を指示したら、住所が2ヶ所しか表示しなくて、ラーメン屋さんの指定した場所が無いのだ。

 

 仕方なく番地から調べて行こうと、さっき食べた北菜亭(愛国にある)から北上して、カンで走り回ると、運が良いことに、数分でその場所が見つかった。

 多分、娘が今後おばあさんを釧路に連れて行く事はないであろうが、iPhoneの撮ったお店の画像をおばあさんに見せてあげるんだ。と、喜んでいた。

 

 そして時刻は午後2時。

今回の最大の目的地。

イオンのゲーセンに向かう。

 

 

 多分、二人で対戦を行えば軽く1時間は超えるので、ここで対戦を終えた後、釧路から遅くても4時には帰らなければいけない。

 

 それ以上遅くなると、峠では下手すると路面が凍結してしまい、夏タイヤのS2000では帰れなく恐れがあるからだ。

 

 2時ごろから娘とゲーセンの湾岸ミッドナイトの対戦が始まった。

 

  火曜日の魔女(娘)は格下(C級)の白いモビルスーツ。おっと間違った。

 白いS2000を用意して、格上(B級)のオヤジのGTR R35に挑んだ。

 

(うーーん。しかし、なんだなぁーー。今日のタイトルは、新番組の「機動戦士ガンダム、水星の魔女」を無理やり、パロったタイトルだなぁーーー。今までなら、ゲーセンをやりに、300キロ走ったというタイトルに落ち着くんだけども・・・・ 苦笑♪)

 

 娘は1年前はオヤジには全然相手にもならず、半年前は10回に1回ぐらいは、このオヤジに勝てたぐらいである。

 

 そして今では娘の才能は開花をはじめ、オヤジのほうが負けるようになってきた。

 娘はS2000からRX-8,WRX,クラウンと次から次に車種を変えて、今日のオヤジの戦果は8勝6敗。

 まだまだ弟子には負けられないオヤジである。

 

 

 時刻は3時30分。

そろそろ帰る時間である。

 

 5時過ぎるとあたりは急速に真っ暗になり始め、峠では濡れた路面が怪しくなり始める。

 

 折角なのでブックオフに立ち寄ってから帰る事とした。

この寄り道の30分が吉と出るか凶と出るか??

 午後4時。釧路から出発!!

 

 後は時間との勝負である。

 釧路の路面は乾いていたので、飛ばせるだけ飛ばしながら峠に向かう。

 何とか路面が凍結していなければ良いのだが・・・・・

 

 1時間十数分後、何とか峠のふもと迄たどり着いた。当はすでに真っ暗で、もうヘッドライトの明かりだけが頼りである。

 

 案の定、朝がた霧であたりが真っ白であった峠は、路面が濡れ始めていた。

 

 ここで最大の注意をしながら峠に入る。濡れている路面は細心に、乾いた路面は大胆にアクセルワークを行いながら、峠を駆け抜けていくS2000。

 

 6時前では凍結の恐れはないであろう。

 たぶん、もしこれが真夜中の12時ごろになれば、確実に路面は凍結の恐れがある。

 

 かなり緊張しながらの運転だったので、峠の道の駅で急遽トイレタイム。

 この画像が峠の道の駅の周りの画像。

本当に真っ暗で何も見えない。

このほのかな明かりが道の駅の玄関。

しかし、こんなに暗くなっても、まだ営業はやっているんですねぇーーー。

大変だなぁーーー。

 

 一息ついた下りはどうやら路面が渇いているみたいである。

 

 慎重に慎重に下って入ったら、気が付いたらどうやら峠は越えていたらしい。

それほどまでに峠を下っていて、回りの様子が判らなかったオヤジである。

 

 午後6時30分。

 

 ようやく、オヤジのテリトリーまで帰ってきた。

 

 一安心してここで普段の買い物を行い、7時ごろに無事に帰宅したオヤジ達であった。

 

 

 Last Run!!スピンオフ・ストーリー 

  始動戦車S2000 火曜日の魔女

 

      ー完ー

 

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