トリックアート美術館を見終えたオヤジ達。
次はいよいよ今回の目的地の旭川旧車会の集まりである。
場所はサンタパークなので、おぼろげに場所は記憶にある。
しかし、万が一という事で、カーナビに場所を打ち込んだら・・・
なんとカーナビにその番地が出なかった。
記憶を頼りにサンタパークに向かうのだが、やはり当然のごとく迷ったオヤジ達である。
そこで1Gしか容量の無いスマホで電話番号を調べて、ナビに打ち込むと、やはり別な会社の名前になっていた。
その場所をナビ頼りで向かう。5分後、ようやく目的地に着いたオヤジである。
4年ぶりなのだろうか??
おもったよりも大勢の客が訪れ、大盛況であった。
ここから、勝手に自分の好きな車を撮ってきました。
RX-3はやはり族車風、レーシングが似合う。
MR-Sは初めて見たときは、ポルシェのボクスターだと真面目に思っていた。
この車、なんだったろうなぁーー。思いだせん。
今回も出ました、シャコタンブギのソアラ。
赤いマフラーが泣けるGT380。
確かこのバイクに乗る、白の騎士というマンガがやっていたなぁーー。
R35もここまでいじる人もいるんですねぇーー。
今でも第一線で戦えるマシンだ。
ハコスカどころか、ここのスカイラインも、もう手に届かない値段になっています。
そして、ある一台の車がオヤジの目に止まった。
それは何の変哲もない、綺麗に塗装されたフェアレディZであった。
しかし、車好きな人が見ればすぐに分かる車であった。
これが今回の旅の最終目的であった。
上の赤い車がS30Z。
でこの金色の車もZ なのだが・・・・・
このZこそオヤジが40年前に初めて見た、前がZで後ろサイドがブタケツ・ローレルZであった。
そしてこの車は前がZで、後ろがスカイラインの通称スカZと呼ばれる、ニコイチ車であった。
地獄のチューナー、北見が三度、あの悪魔のZと出会ったように、オヤジもまた、40年の歳月をかけて、出会った車であった。
この車の特異性は多くの人にはわからず、オヤジ以下数名しか熱心に覗いてはいなかった。
後日、この車の話をS車両さんに話すと、昔だからできた車だろうと教えてくれた。
今、この車を作ったなら多分、強度的に問題があるので車検に通す事は出来ないのではないか?と、言っていた。
ここから先はこのイベントを見に来た人たちの車である。
ある意味、イベント組よりも凄い車があった。
な・懐かしいぜ!!ロータス・ヨーロッパ!!JPSVer!!
車高が凄く低かった。
これは多分、GTRでない、単なるFRのR34であろう。
逆にそこが渋い。
やはり空冷カワサキZは角タンクが似合う。
多分、MKⅡ
ホンダのホークⅡ。
出たときはヤカンタンクと、揶揄されてカッコ悪いバイクであったが、こうすると、綺麗に族車っぽくなって、ある意味カッコいい。
コルトラリーアート。リッターカーながらラリーにも出ていた、ランエボの弟分と言われたヤンチャな車である。
と、思ったら本当のランエボまでいた。
遅れて、バニングカーもやってきた。
こうして、オヤジと娘1号は、充分に短い休日を楽しんだ。
ープロローグー
旧車のイベントを見終えたオヤジ達は、昼食を終えて帰ろうとする時であった。
一台の軽自動車が左の一時停止車線で停まった。
その瞬間、オヤジ達の車を確認しないで飛び出してきた。
通常なら当然、側面衝突となる状況であったが、何故だかオヤジはその瞬間ブレーキを踏んでいた。
俗にいうカンが働いた。というやつである。
スピードを落としながら、オヤジはクラクションを数回鳴らしていた。
その若い女性のドライバーは、何故、クラクションを鳴らされたかわからないまま、オヤジをにらんで停まった。
ここ数年、オヤジはこのSに乗っていたおかげで、何故だか前の車が次に右折するのか、直進するのかとか、回りのドライバーの考えがわかるようになってきた。
娘にも交差点に入る前に、前方の車は右折するか、直進するか??と、走りながら聞くと、娘も最近、前側のドライバーの考えがわかるようになってきたみたいである。
多分、ベテランドライバーなら、回りの車の状況がわかりながら走る為、事故らない。というよりも、事故を避けて走れるようになると思うのだが、これが俗にいう、回りに合わせて走る。ということなのか??と、考えるようになってきた。
帰りの石北峠を越えて北見の隣町の温根湯の所であった。
譲り合い道路で速度の遅い車が左車線に寄った途端、前方のプリウスがスピードアップを始めた。
続いてオヤジ。そして後方から70年代のクレスタが猛然とオヤジ達を追いかけてきた。
この車ね。
当時はハイソカーで馬力もあって、とっても速かったんだよ。
そこで、プリウスを抜かしたあと、オヤジも左車線に避けて、このクレスターを先に行かせた。
実はこの先はパトカーが待っていることが多い場所なのだ。
そんな場所を猛スピードで走る蛮勇さは今のオヤジには無い。
クレスタは猛スピードで走り去った。
だけどオヤジは知っていた。いくらスピードを出しても、この先追い越し禁止車線に入ると、途端に距離は縮まるのだ。
案の定、10分ぐらいしたらクレスタとの差は、車2台分となった。
そして2車線入った。
ここからオヤジの反撃が始まる。
青信号になって、クレスタと違う車線にいたオヤジは、左、右とすり抜けを行い、簡単にクレスタを追い抜いていった。
圧倒的な運動性能を見て、クレスタは戦意を喪失したのか、その後、オヤジ達を追いかけることは無く、おとなしく走り去った。
良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。