オヤジはよく、自分の車のカーコンポやナビを交換するため、他人からはカーオーディオ関係には詳しいと思われている。
しかし、修理関係となると、実はサッパリなのだ。
そんなオヤジが最近経験した事を一つ今日は話したいと思う。
先日の事である。娘の乗るセルボターボの助手席の方から音が出なくなった。と、娘から聞いた。
ここのスピーカーから音が出なくなった。
カーコンポの交換なら朝飯前のオヤジであるが、修理となると正直(???)なのだ。
そこでオイル交換がてら、いつものS車両に、カーオーディオの修理を頼みなさいと言っておいた。
するとS車輛の社長は娘に「おまえのお父さんも、カーオーディオ関係はかなり詳わしいから、先にお父さんに見てもらいなさい。」と、断られたと言ってきた。
さすがにそこまで言われたら、「オヤジ!!わからなーーーい。」と、逃げる事も出来ず、一つ見てみる事とした。
修理の難易度としては
1:カーナビが壊れている。(これは交換して終わる。)
2: カースピーカーが壊れている。(これも交換して終わりなのだが、そのまえにドァーの内張の外し方がわからない。)
3:ナビとスピーカーの間の配線の断線。(もうこうなると、自分では修理は不可能の為、車屋さんに任せなければいけない。)
という事で、先日の休日は娘には会社にはS2000で行かせることとして、朝からセルボ・ターボのカーオーディオの修理を見てみる事とした。
まずはカーナビが壊れている事の確認。
オヤジの付けたセルボのナビはHONDAの純正ナビの為、スピーカーの配線を左右逆に出来ない為、一旦外してから、社外品のカーコンポを取り付ける。
もちろん、スピーカーの配線は左右逆に取りつけてだ。
これで左右共に音が出れば、ナビが壊れているため、違うやつを取り付けて終了である。
音を出してみたら、やはり残念ながら、助手席のスピーカーからは音は出なかった。
これではっきりした。
原因はスピーカーか途中の配線の断線である。
ちなみにセルボターボは、電気系統は非常にきっちり作られているせいか、配線の取り回しが非常に厳しい。カーナビのラジオアンテナケーブルの取付は、あと10cmアンテナケーブルが長ければ、楽々付けれたのだが、その差10cmのカベに泣いたオヤジである。
要するにカーナビやコンポをきちんと取り付けた位置で初めて、ラジオのアンテナケーブルが付くという、正に神業みたいな配線であった。
ピンボケではあるが、上のプラスチックの部分をニッパで切り取った。
そこでオヤジは前々から考えていた、アンテナケーブルを取り付けていた、プラスチックの取付器具を取っぱらった。
30分間アンテナケーブルの取付に悪戦苦闘していたオヤジは、その金具を取りさらったお陰で、ものの10秒でケーブル線をカーナビに取り付け出来た。
カーナビの取り付け後、今度はグーグル先生にスピーカーの交換のために、ドァーの内張りを外す方法を調べてみた。
悪戦苦闘の末、3ヶ所のネジを取りはずしてから、何とか内張は外すことが出来た。
このスピーカーなら今回は助かるのだが・・・・・
取りはずして別なとこで、音出し確認をする。
「??音が出ないぞ??」
今回の音の出ない犯人はどうやらこれらしい。
一応、別なスピーカーを取り付けて見て、音出し確認をする。
このJUNK-BOXについていたスピーカーをセルボターボに付けてみる。
この音出し確認用のやつも、下の機械の部分がおかしくて、しばらくそのままにしていた商品である。
このセレクターがおかしくて、JUNK-BOXは全く使えなかったので破棄することに。
後はこの外側も廃棄です。
昔に作ったカーコンポやアンプの音出し確認用に作った、通常JUNK-BOXから、スピーカーを抜いて、セルボの音が出なかったスピーカーと交換してみる。
セルボからは普通に音が出た。
やはり犯人は、助手席側のスピーカーの不良だったのだ。
スピーカー的には純正品よりもはるかにこのスピーカーのほうが良い商品の為、このままこちらのスピーカーを付けようとしたら・・・・・
ドァーの穴の大きさが全然違うために、バッフルという、スピーカーのアタッメントを買いに網走のイェローハットに走る。
値段は3,300円で明日来るために、今日の作業はこれまで。
スピーカーを取りはずして、一旦、ドァーの内張を元に戻しておく。
そこで、昼からは今まで手付かずであった、JUNK-BOXの新しいやつを作ろうと決めた。
まずは位置決め。
今回はTVは付けないほうが、コンパクトにまとまる感じである。
コンパネのベニヤー板で作ってみようとする。
しかし、綺麗にベニヤ板をカットできないので却下。
余りものの1×4材を使ってみた。
これなら、木材の加工処理をしなくても良いみたいなので、これに決めた。
※これも結果的には、自分で木材をカットしたら、かなり隙間が開いてカッコ悪かったので、後日、ホームセンターで1カット50円のサービスを利用して、新しいやつを作りあげた。
これが完成したJUNK-BOX:2号。
1号の時よりもはるかに小さく、コンパクトである。
そして先日、いつもよりも3時間も早く終わる日があったので、その日に会社から帰った後にスピーカーの交換を行おうと決めた。
午後6時:会社から帰ってからまずは助手席側のスピーカー取り付けを行う。
すると、たった10分でスピーカーの取付けができた。
スピーカーインナーバッフル←これが無いと社外品のスピーカーがつかないのだよ。
なんとお値段は3,300円。
中古品を買う時は、これがあるか無いかで、あとで大きく違ってくる。
↓
あたりはまだまだ明るい。
そこで、今度は反対側の運転席のスピーカーの交換を行う事とした。
やり始めて、ここでかなり後悔をしだした。
理由は・・・・
そう、助手席はパワーウインドウのスイッチが一つに対して、運転席はスイッチ関係が集中していたからだ。
まだまだ外は明るいため、一応、内張を外すチャレンジをしてみる。
悪戦苦闘する事30分。
何とか内張は外れたので、ここで一気にスピーカーの取付を行う事とした。
作業を開始してから約1時間30分。
作業灯を付けながら、新しいスピーカーを取り付ける事が出来た。
純正のスピーカーを外して・・・
新しいスピーカーを付ける為のバッフルを取り付ける。
ついでにスピーカー端子を新しく作り直す。
そして中古品のスピーカーを取り付けて・・・
内張を元にはめる。
しかーーし!!内張を入れるときに、ドァーミラーのスイッチが押ささったまま、はまってしまったので、再び内張を外しながら、ドァーミラーのスイッチをはめ直してようやく作業を終えることが出来た。
上が元の純正のスピーカー。
今回取り付けた、パイオニアのツェーター付きのスピーカー。
音は勿論純正品よりも数倍良くなっていた。
これでようやく、作業が終ったと安心していたオヤジであったが・・・・
数日後、娘のセルボに乗った時に。運転席から助手席のパワーウインドウのスイッチが、全然効かない事に気がついた。
そして、昨日、またまた早めに会社が終ったため、外が明るいうちに、運転席側の内張を外して、ハーネスがしっかりとはまっているかの確認をおこなった。
この運転席側の内張外しは、何回やっても嫌であるが、助手席の窓が開かないので、仕方が無い事である。
残念な事に、ハーネスはしっかりとはまっていて、問題は無かった。
ここでお手上げの為、後は車屋さんに診てもらうしか無いと判断。
一旦家に引き返すオヤジ。
しかし、ふと助手席のスイッチは問題無いか気になって、もう一度確認をしにセルボに戻った。
ここで問題なければ、運転席側のスイッチの不良と考えられる。
で、助手席側のスイッチを押してみても、ウンともスンとも言わなかった。
考えれるのは一つ!!
完全に助手席のパワーウインドウの元を壊してしまったという事である。
もう完全に無理だ。後は車屋さんに修理を頼もう。
セルボのカーオーディオを直すつもりで、返ってもっと大きく壊してしまった。
と、かなり落ち込みながら家に引き返すオヤジ。
食事の用意をしながらも、考え込むオヤジ。
前回、助手席側のドァーの内張をはずして、はめ直しても問題無かったのに、何で今回は助手席側のスイッチも入らなくなったのだ??
人間、考えだすと色々と知恵が出てくるのである。
もしかして、運転席側のスイッチが入らないのは、助手席側のスイッチが入らなくなったことと関係があるのではないだろうか??
諦めきれないオヤジは三度、セルボに舞い戻って、今度は助手席側の内張りを外す。
もう何回も内張りを外しているから、慣れたものである。数秒で内張は剥がれた。
そして中を見たオヤジはニャツとした!!
そこには助手のパワーウインドウのスイッチに付けられていない、ハーネスがぶら下がっていた。
オヤジは確信した!!
ここだ!!lこのハーネスが付いていないから、運転席側のスイッチも使えなかったんだ!!
慎重にハーネスをはめ直してから再び内張をはめ込む。
もう何回目だろうか??
セルボのエンジンをかけて、まずは助手席側のパワーウインドウのスイッチを入れてみる。
窓は何ともないようにきちんと下がっていった。
つづいて、問題の運転席側のスイッチを押した。
すると・・・・
助手席側の窓は静かにスルスルと下がっていった。
「やった!!ついに終了した!!」
オヤジは思わず右腕を高々と空に向かって突き上げた!!
あとがき。
知っているという事と、実際にやれるという事は大きく違います。
オヤジはカースピーカー交換のやり方は、何となく知っていたので、セルボのスピーカーが壊れていると知った時は、迷わず社外品のスピーカーに替えました。
が、本来は純正品のスピーカーを注文して付け直したほうは、はるかに楽で早かったでした。
また社外品のスピーカーのバッフルがこんなに高いとは思いもしなかったでした。
※電器屋の頃から、新品商品は定価販売で売っていない為、部品は定価販売でしか行わないので、よくお客さんから部品を頼まれて、こんなに高いとは。と、文句を言われたことがありました。
今回のカーコンポの片側から音が出ない修理。
そしてスピーカー交換は、オヤジの中では、大きな勉強になりました。
また、カースピーカ―の交換のノウハウなんかも、大きく知りました。
いま、ネットで色々な情報が流れていますので、調べれば修理のやり方は大体は分かると思います。
しかし、自分で行うのとは大違い。
まさに経験は知識に勝るという事ですね。
主(あるじ)さんのお店は、早くも今回は貸し切り状態となったみたいです。
一人でお店を切り盛りしていて、頑張りすぎて体を壊さないようにしてくださいね。
良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。