マナー違反!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 

 相変わらず、休日の日のお出かけのメインはS2000である。

 

 今日は初めてS2000のガソリンがEゲージを切って、エンプティーランプ(燃料警告灯)が点いたので、ハイオク満タンを行ったら、途端に1万円近く飛んで行ってしまったオヤジである。

 

 あたりまえだが、走る=消耗する。を実感する瞬間である。

 

 そして今日、娘と共に遊びに行った帰り道、いつものようにバイパスを走っていた時であった。

 

 オヤジは追い越しをするときは、必ずライトを点灯させてから開始する。

 そのほうが、前を走っている車が気がつきやすく、事故を起こしづらくなるからだ。

 まあ、その反面、パトカーに見つかりやすくなり、捕まりやすくなるのだが・・・・・

 

 1車線から2車線に入り、いつものようにライトを点灯させて、一瞬後方を確認してから、一気にアクセルを踏み切る。

 

 瞬間、スピードメーターの数字がパラパラと上昇する。

 

そして前走車の横に並んで、一気に追い越し体制に入った時であった。

 

 いきなり2台前の車:マークXの右ウインカーがついて、オヤジの走行車線に割り込んできた。

 

「おいおい。それはマナー違反だろう!!」

 

 ライトを付けてなければ、後ろからの車(オヤジの車)を気づいていないという事もあるが、今回は明らかにライトを付けた後からの追い越しであった。

 

 以前のブログにも書いているが、車やバイクでの走行中、ルール違反(スピード違反)はしても、マナー違反はしないことは鉄則である。

 

 マナー違反を行った途端、それは即事故につながるからだ。

 

 しかもそのマークXは、前走車を追い越しした後に、もとの車線に戻らないで、オヤジの走行車線をブロックした状態となった。

 

 チッ!オヤジは軽く舌打ちをして、マークXのいた車線に滑り込んだ。

しかし、今度はさらに前に前走車が待ち伏せていた。

 追い越し途中のオヤジのS2000は、まだ加速途中であった。

 

 瞬間、右横を見て、マークXがまだオヤジのS2000に並んでいないことを確認。

 

 再び右ウインカーを付けながら、マークXの走行車線に入りこんで、一気にマークXを引き離してから、通常車線に戻ろうとした時であった。

 

 今度は合流車線から車が入り込んできた。

こうなったらもう仕方が無い。

 

 オヤジはさらにアクセルを踏み込みながら、一気に合流車を追い越して、通常走行車線にようやく戻れたのだった。

 

「今日もまたお前に助けられたな。」

家に帰ってきたオヤジは、鈍く銀色に光る車のボディを軽なでながら、そっとつぶやいた。

 

 

 

 

 良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。