年を取ると、悲しい事が多くなるが、うれしい事はなかなか無く、だんだん少なってくる。
その中で、オヤジが最近とても嬉しかったことが、今回は二つもあった。
まず、その一つが、ブログ上でお世話になっている、主(あるじ)さんのお店が、今月の18日に再びオープンした事である。
詳しくはこのブログを覗いていただければわかります。
オヤジと主(あるじ)さんとの付き合いは長い。
オヤジがこの「Sの称号」の前作である、バイクの話が全然出てこない摩訶不思議なバイクジャンルの「キリンに憧れて」を出した時である。
いまでこそ、読者がついてくれたブログであるが、当時はアクセスが1件もなく、何回も書いてUPしてもアクセスは0であった。
そこでオヤジは主(あるじ)さんの、先代のバイクのMASAMUNE君の出ていた画像を見て、ジャンルを見ないで、この人はバイクの画像を出しているから、バイクに乗っていてバイクの事を書いている人だ。と、勝手に勘違いした事から付き合いが始まった。
人生は不思議なものである。
普段なら全く関わり合いの無い人と、長い付き合いが出来た。
主(あるじ)さんはオヤジよりはるかに若い青年だ。
下手したらオヤジが息子がいたら、主(あるじ)さんと同じ年代になるような若さである。
ところが彼は経営者であるので、主(あるじ)さんの考え方から、学ばされることはとても多かった。
たった一度だけであるが、主(あるじ)さんが北海道に来道された時は、二人でツーリングをした事があった。
オヤジは人見知りが非常に激しい。なかなか友人は出来ない性格であるが、出会った時には、主(あるじ)さんの細かい心使いに凄く驚き、一発で好きになった。
その主(あるじ)さんが、一旦たたんだお店を再び復活させたという事は、オヤジにとっては、なによりもうれしい事であった。
ブログを拝見させてもらったら、出だし好調で、もうすぐに新しい常連さんも出来るような感じがしていた。
女性の方が一人でお店に入っても、気持ちい時間が過ごせるようなお店であった。
これは実に凄い事である。
女性が一人で気軽に入れるお店。
この事がこのお店のすばらしさを物語っていると思う。
ただ、今はたった一人で行っているので、多くのお客さんが一気に来られると、対応が出気無い事を心配していた。
多分、主(あるじ)さんの事であるから、これから多くの問題が出てきても、一つ一つ解決して、立派なお店にしていくと思う。
そして、もう一つは・・・・
オヤジの病気の糖尿病の事である。
今年の春から、朝起きたら喉が異常に乾いていた。
昔、糖尿病と診断された時には、のどが異常に乾いて、水替りにジュースをガブガブ飲んでいた時期があった。
その時の苦い体験を呼び起こした。
そして、糖尿病で薬を飲んでいた人が言ったある言葉であった。
それは「薬を飲んでいるときは何でもないけど、飲まないと途端に尿が泡立つ。」という言葉であった。
最近、トイレに行くと必ず尿が激しく泡立っていた。
この二つの事実をみて、また腕に激しい湿疹も出てきたので、多分、これは間違いなく糖尿病が悪化したに違いない。と確信した。
「何で今更???」
検査をして3年間、ヘモグロビンHbA1cが通常値に戻っていたので、後は自己管理してください。と病院から言われてから3年間が経っていた。
自己管理の時は毎日、運動でエアロバイクを40分、200kcalの消費を行っていたが、今ではその約1.5倍の300Kcalから400kcalの消費と、毎朝腹筋50回、家に帰ってから50回を、雨の日も雪の日も欠かさず行っていた。
(まあ、家の中だから、雨が降ろうが雪が降ろうか関係ないのであるが…笑い♪)
更に大好きだった甘いコーヒー牛乳や炭酸飲料、ジュースはもう7年間以上も一切飲んでいない。
そして替りに飲んでいたゼロ・カロリーのコーラーもたまーに飲むだけで、今は喉が渇いたときは単なる炭酸水しか飲まなくなった。
それなのに何で今更・・・・・
口惜しさで涙が滲んでいた。
オヤジは非常にチキンなやつである。
以前、健康診断で「胃に影がある。多分問題は無いけど、約3割の確率で悪性かもしれませんね。」と言われて、おびえながら病院にも行けずにいた。
翌年の健康診断で陰の指摘がなくて、あの影は間違いだったとホッと1年ぶりに安心した事もあった。
そこで今回は意を決して、数か月ぶりにようやく重い腰を上げたのである。
先生の報告を聞くまではビクビクしていた。
「確か今日の運勢は一番良かったよなーー。今までの心配が一切消えますと言っていたなぁーーー。」と、思いながら、長い間、診断結果を待っていた。
更に運が悪い事に、オヤジの担当になった先生の診察番号が書かれていなくて、ずーーっと診察中になっていた。
2時間ぐらい待っていたと思う。
突然、女性の看護師さんが出てきて、ドァーのノブに緊急な患者が出て、しばらく先生は戻られません。という告知板が出た。
「縁起悪っ!!」
ますます深刻になるオヤジ。
とりあえず、担当の先生が戻らないので、隣の先生に回された。
回りを見たら、50人ぐらいいた患者がもう数人となっていた。
9時ぐらいに入ってから4時間余りたち、時刻は1時ぐらいになった時に、ようやくオヤジの診察が始まった。
恐る恐るヘモグロビンHbA1cを見る。
確か以前は5.9ぐらいであったはずだ。
数値は6.3.
「はぁ~~~。」と、オヤジは失意のため息をついた。
いよいよ薬飲まないと行けないかーーー。と、落胆をした。
その様子を見た先生は、ニコニコしながら「大丈夫ですよ。自己管理してくださいと言った時の数値も6.3です。これは糖尿病予備軍ですので、まだ大丈夫です。」
「通常、7.0以上が常時続くようでしたら、糖尿病となり、薬を飲まないといけませんが、今までどうり自己管理で充分に大丈夫です。」と言ってくれた。
「また今度、健康診断で異常な結果が出たら、来てください。」と言われ、今回はこれで無罪放免となった。
これで数ヶ月間悩んでいたことがきれいさっぱり解決したのだ。
朝、言っていた占いは正しかったのだ。
昨日の夜の9時過ぎから、一切何も食べていないで、すきっ腹であったオヤジが、ホッと一安心して、その足で食べたラーメンが凄く美味しかった事は言うまでもない。
良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。