今度のNew Machine はミッドシップ・2シーター!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 おそらく大半の読者がもう忘れているであろう、オヤジのNew  Machine HONDA バモス。(笑♪)

 

 ようやく、本日25日に納車となった。

 

 いままでお世話になったプリウスのガソリンを満タンにして、さらに洗車を行ってから車屋に向かった。

  いま迄、本当にご苦労様でした。

 

 しかし、残念ながらこのプリウスは最後の最後まで、オヤジの心の琴線には響かなかった。

 

 内装は豪華な設備で、ボタン一つで発進できる最新式の装備。

 燃費は常に20km/h以上。いったん加速すれば、すぐに静かに100km/hオーバーとなるパワー。

 

 一昔前のオヤジなら、すぐに夢中になり、この代車で出来るだけ遠くまで遊びに行ったかもしれなかったが、このプリウスを借りてからは隣町に行くのもおっくうであった。

 

 オヤジは人から借りた物を大切に扱うほうである。だから他人から車を借りるのも、自分の車を貸すのも嫌である。

 

 よくいるのが人の車を借りた途端、いきなり全開にする輩。

その行為がどれほど車に対して,負荷をかけているか、知っているのか知らないのか??さらには他人の車だからどうでもいいと思って運転しているのか??

 

 唯一例外はGTR乗りの友人I。彼は車の動きをきちんと理解している人間であるため、彼にだけは自分の車を安心して貸せる。

 

 

  残念ながら、最後の最後で借りていたプリウスのバンパーを凹ましてしまった。

 

 この20年程、ここまで大きくはバンパーを凹ました事は無かったので、余計にプリウスに乗るのが嫌になり、隣町にいくにも億劫になってしまっていた。

 

 

 

 この修理代が約5万円。

実に痛い出費となってしまった。

そうしてようやく1ヶ月半ほど待ってやってきた、NewMachineのバモス。

 

走行距離は12万円オーバーであるが、エンジンをリビルト(中古のエンジンを新しく組み直して、ほぼ新品となる商品)した車である。

 

 内装は実にチープであるが、逆に古いオヤジには馴染んだ内装である。

シートは若干、背中が押されるような逆にそった感じである。

 違和感はかなりあるが、慣れればいいし、さらにオヤジのように長距離を走る人間としては、逆にそっているほうが楽である。

 皆さんも長時間車を運転したら、腰というか背中を疲れてトントン叩くと思います。

 

早速、リアシートを倒してフラットにして2人乗りとする。

 

 このシートの後ろ側の下側にエンジンが入っている。

  要するにこのバモスはワゴン車の姿をしているが、外装を変えたらあのフェラーリーのような、2人乗りのミッドシップ・スーパーカーと同じ車体なのだ。

 

特筆すべきことは、このガソリンタンクの低さ。

 

 普通はガソリンを入れるのに立ったまま入れれるのだが、このガソリンコックは異常に低いので、しゃがんでガソリンを入れないといけない。車体下の低い部分に設置されているエンジンとこのタンクお陰で、コーナリングはかなり期待される マシンとなる。

 

  早速、買い物に隣町まで走る。

 やはりオヤジの思っていた通り、楽しく走れる車であった。

しかもこれで後ろはフルフラットにしたら、完全に車中泊仕様となる。

 

 「フフフフ♪アハハハハ♪」

 

 ほぼ1か月以上走りに対して興味を失っていたオヤジに、久し振りに笑みが浮かんでいた。

 

「バモちゃん♪最高だぁーーー♪」

 

 走りながら、この車は自然とバモちゃんと呼ぶことが決まった。

 ただ、車体は高いので、コーナリングは大きなトラックを運転するように、フラフラと車体が傾くので、自然とスピードを落とすようになる。

 

 ミットドシップで閉口したのは、エンジンの発熱の異常さ。

 

 後ろから異常な熱波がオヤジを襲っていた。

 

 通常は今時期はまだ真冬の為、温風を付ける時期のはずなのに、ヒーターを切りにしても、異常な熱波がオヤジの背後を襲うため、エアコンを入れて体を冷やした。

 

「いゃーー流石、ミッドシップ!!エンジンの熱の暑さ!!半端ねぇ♪」

 汗をかきかき隣町から帰ってきたオヤジである。

 

夕方、名義変更された車検証を受け取る為に、車屋さんに寄ったオヤジは、すかさずバモスの感想をはなした。

 

 「いやーーー。この車、実に面白いですねぇーーー。心配していたパワー不足も感じないし、やはり自分の走りに合う車です。」

「走っていて楽しですね♪」

 その話を車屋の社長はニコニコしながら聞いていた。

 

そしてとどめの、

「やはりミッドシップは凄いですね!!走っていてエンジンの熱がひどくて、ヒーター入れなくても車内が暑いんですよ。」

「お陰で冬なのに始めてエアコン入れながら走っていました。」

 

その話を聞いていた従業員のYさんが、

「オヤジさん。バモスには後部ヒーターがついていますよ。」

「多分、後部ヒーターのスイッチが入っているから、後ろが異常に暑いはずですよ。」

と教えてくれた。

 

 バモスは基本、貨物車に近いため、後部の断熱が悪いので、強力なヒーターが別についているらしいのだ

 

 なーーんだ!!ミットシップのエンジンの排熱でなかったのね。

 

_| ̄|○ ガックシ♪ 

 

 

 

 良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。