クラブミッドナイト。父として、親としてのLast Run!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 昨日から朝起きたら急に部屋が暖かくなっています。

 暖房の付けすぎか??と、慌てて下に降りて見たら、暖房は最低レベルでした。

 2月の終わりに入り(というか、今日はもう3月である。)春の訪れが確実に感じているオヤジであります。

 

 今日は娘2号の引っ越しと、タントカスタムのLast Runの様子などを少し話したいと思います。

 

 1月に短大の単位を終了し、2月の頭に卒業試験を無事終えて、後は卒業を待つ身となった娘2号。

 3月の頭にはもう韓国に旅経つため、2月の半ばには引っ越しを行う事となった。

 

  決行日は15日から17日までの3日間。

 

 オヤジは娘2号にして上げれる最後の事として、前々から大物の家電製品、家具の買取の手配などを行っていた。

 予定としては14日、早めに網走の会社を退社して、札幌に向けて約6時間、330kmを走ってから、娘のアパートで宿泊。

 

 翌15日に冷蔵庫、洗濯機などの家電製品や大型家具をリサイクルショップに買い取ってもらう。

 

16日には借りてたアパートの掃除を行い、17日には帰宅。という予定を取っていたのだが、一番の問題は、残った商品をタントカスタムに全部収まり切れるかであった。

 

  最悪、お金を払って処分をする予定だったのだが、何処に頼めば良いのかも全くの未定であった。

 

 その為、オヤジの中では、もう何か月も前から、娘2号のアパートの引っ越しの件が、一番の難問で、結構、何か月も前から鬱状態が続いていた。

 

引っ越し決行日の前日の14日。

上司の計らいで4時前に退社したオヤジである。

 

 これから6時間、アイスバーンの中、330km先の札幌まで、ほとんど休憩無して走り切らないといけないのだ。

 「これから、そっちに向かう。」と、娘にラインを送ったオヤジは、タントカスタムのハンドルを目的地の札幌に向けた。

 

 前日までは雪が降っていなかったので、路面状態は良いと天気予報で出ていたのだが・・・・残念ながら雪が降り出し、1時間も走れば吹雪になり、視界不良とアイスバーンで50km/h以上で走ると危険な状態となった。

 

  アクセルを数センチ単位で踏み込みながら、2時間後の6時ぐらいには、ようやく遠軽に到達。

  ここでガソリン補給と、コンビニで夕食用のサンドイッチを購入した。

 

 時間にして30分ほどロスをしたが、タントカスタムの巡行距離は約350km。

ここでガソリンを入れておかないと、途中でガス欠になる可能性が大なのだ。

 

 しかも時間的には、ガソリンスタンドもほとんど閉店するから、ガス欠=立ち往生という最悪の結果になる為、嫌でもここでガソリンを満タンにしたのだ。

 

 

 ほとんど休憩も無して、サンドイッチをほおばりながら、遠軽から旭川につながるバイパスに入る。

 残念ながらここもアイスバーンになって入る為、なかなかスピードを上げられない。

 

 4時に出発してから約3時間後の午後7時。ここでようやく旭川の高速道路に合流。

 

 普段は高速代をケチり下道を走るオヤジであるが、ここでオヤジはお金よりも時間だ!!という事で、一気に高速に乗りこむ。

 流石は有料の高速道路である。

 路面は雪一つなく飛ばし放題であった。

 

 スピードを100km/hに抑えながら、淡々と旭川から札幌までの約120kmを走り続ける。

 

 これ以上スピードを上げて走り続けると、タントのエンジンが持たないでブローする可能性があるからだ。(実際、この後の車検で、タントのエンジンはオイル漏れが激しくなって、廃車になってしまったのだが・・・・)

 

 途中、オヤジを追い越そうとして、追い越し車線から走り続ける車がいたが、何故か100km/h以上は出せないで、5km程並んで走っていたが、最後はあきらめてオヤジの後をついてきた。

 

 大体、高速道路で100km/hで、前走車を抜かそうと言うのは無理な話である。

 最低でも120km/h以上で走らないと、すぐに追い抜かれてしまう。

 

 網走から走り続けて約5時間後の9時前になんと札幌に着いてしまった。

 

 

 画像がぶれて見ずらいが、時刻は8時45分。ガソリンと休憩時間を抜かしたら、何と4時間30分ぐらいで、札幌に到着していた。

 

 昔、高速道路が無い時代、網走から札幌まで通常は6時間かかるとされ、トップクラスの速い人は5時間ぐらいで付くと言われていた。

 

 それをなんと今は、軽自動車で途中で30分ぐらい休憩が入っても5時間を切る速さで札幌に着いてしまうのだ。

 

 やはり高いお金を取られるだけはあるなぁーー。高速道路は!!

 

 ここで高速道路を降りないで、再び函館に向かう高速に乗るオヤジ。

ここで高速を降りたら、娘の住んでいる清田までは下手したら1時間もかかるのだ。

 

 約10分後、北広島で高速を降りて、9時30分には娘の住んでいるマンションに到達した。

 

 娘の部屋に入るなり、違和感を覚えるオヤジ。

 目の前のカーテンは確か無地を買ったのだが、不思議な水玉模様が付いていた。

「カーテン、買い替えた??」

「いや、買ってもらったままだよ。」

 よーーく見ると、それはカビであった。

 

 この部屋は湿気がひどい部屋だったみたいである。

よく見れば、あちこちカビが生えていた。

 

 さらに部屋中に髪の毛が落ちていた。

 

 娘の名誉のために言っておくが、娘は結構きれい好きである。その娘の部屋が、もう汚れまくっていた。

 

 ここ数ヶ月は、卒業の単位の取得、卒業試験、韓国留学の準備。と、寝る暇もなく動いていたので、到底、掃除をする暇さえなかったのだ。

 

 とりあえずオヤジ達は、明日からの掃除に備えて、早々と寝る事とした。

 

よく15日。家電、大型家財道具一式買取日。

オヤジは5時ごろから起きだして、散乱している床の髪の毛を履きだした。

 

 20代の頃の電器店で働いていた経験から言うと、ひとり暮らしの女の子の部屋が汚ければ、たとえどんなにかわいい子でも一気に興ざめするのだ。

 

 更にはその人格まで疑うような気になるのだ。

 

6時過ぎに娘も起き始めたので、ここで軽く食事を取り(というかご飯が茶わんに2杯分、後は醤油以外何もなかった)ので、醤油かけご飯を食べてからすぐに掃除を始める。

 

 流石に買取り業者の人に、娘の汚い部屋は見せられなかった。

 

 車に入れていた雑巾を全部持ってきて、娘には買い取ってもらう商品を全部、汚れを拭きとるように指示を行い、オヤジは茶の間の床掃除、トイレ掃除、台所の掃除を次から次にこなしていった。

 

 9時過ぎにあれだけ汚かった部屋は、ようやく一通り見られるようになった。

 カビだらけのカーテンは早速全部外した。

 TV台も買い取ってもらおうと思って、手前に引っ張った途端!!

「ヒェーーー!!」と、オヤジは奇声を発した。

「どうしたのお父さん??」と娘の心配そうな声が聞こえる。

 白いTV台を見ると裏側は緑色と化していた。

要するに、裏側1面カビだらけであったのだ。

 

 早速、カビを全部ふき取って、マジックリンをかけまくり、何とか白いTV台に戻った。

 

 10時30分ぐらいに、時間ピッタリに、買い取り業者がやってきた。

 時間にして、約1時間あまり。希望するほとんどの商品を買い取ってもらって、ホッと一息ついたオヤジであった。

 

 ここで買い取れないものが、フロアスタンドが1台あった。

 

 理由を聞いてみたら・・・・スタンドの傘がカビだらけだったそうだ。

 後で娘に、スタンド、掃除し忘れて失敗したな。と、娘に言うと、掃除はしたのだが、カビが取れなかったそうである。

 

 今日の予定は、大型家電の買取であったが、予定よりも早く終わったため、昼からは娘の部屋の掃除をすることとした。

 

 ここで朝から満足に食事もとっていなかったため、少し早めに昼食を取ることとする。

「何が良い??」

「お寿司!!」という事で、近くの回転すし屋へ直行!!

 昼からはいよいよ部屋の大片付けである。

 

 

 残った娘の部屋にある商品は果たしてタントカスタムに全部入り切るのであろうか??

 この点は今までオヤジを鬱にしていた、最大の問題点であった。

 

 

良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。