えーーーとっ! 今日は珍しく映画の紹介です。
(と、言っても、オヤジがこのブログで紹介した映画は、今のところは確かリアル・スティルだけだったと思うが…笑い♪)
この映画は1000cc以下のオートバイの地上最速記録保持者バート・マンローの実話に基づいた映画だそうだが、しかし様々な脚色が加えられておりノンフィクションではないそうだ。
※ 史実では当時、打ち立てた記録は288km/h。さらに非公式であるが、その時に331km/hも出したそうである。
何度かその後もチャレンジを行い、記録を伸ばしていき、この世界最速の記録はいまだに破られていならしい。
しかもこの主人公のバード・マンロー役を演じているのは、あの「羊たちの沈黙」でとっても怖い役をやった、アンソニー・ホプキンスさんである。
あらすじは、ニュージーランドで暮らすバートの夢は、自ら改造した伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦する事である。
彼は冒頭、朝早くからガレージからバイクを出してエンジンをかけ、近所の人を困らせる非常識な男として描かれている。(しかし、彼の中では、自分の夢を追いかける事に夢中で、そのために、夜中だろうかどうか、一切関係ない性格なのだ。)
そんな彼の噂を聞きつけた暴走族たちが、彼にレースを挑んでくる。
途中までぶっちぎりの速さの彼のインデアンであったが、折り返し地点のターンで、かれは転倒して、彼らに負けてしまった。
そして63歳に(作中では67歳)、彼はボンヌヴィル塩平原での大会を出場する事となった。
ここからネタバレも含むから、これから見たい人はここで読むのを止めてね。
大会に臨む彼に、次から次に難関が待ち受けた。
まず、大会の為の渡米の為の資金。
ここで、渡米を行う彼の元に、以前、彼とレースをした暴走族が現れ、かれに応援と餞別を渡して、一緒に走るシーンがあったが、やはりバイク乗りってカッコ良いなぁーーと感じた。
そして、入国での不審者としての容疑。
更に船で持ってきたインデアンが乱雑に扱われていて、積み荷の破損。
ボンヌヴィル塩平原への移動の際の、トレーラーの破損。
そしてようやくたどり着いたボンヌヴィルの大会の、申し込みは何と1か月前で受付が終っていて、大会に参加が出来ない状態となる。。
さらにテスト走行時には、競技におけるレギュレーションの為、マシンや装備共に失格となる状態で、出場自体が出来ないこととなる。
そして公道でのテスト走行で、時速240km/hから280km/hで、パトカーに捕まることもあった。
それもどれもが、彼に大会への参加が出来ないような困難であった。
だけど、彼のスピードに対する熱意に、回りが次第に打ち解けていくことで、彼は大会への参加が出来るようになった。
見ていて感動的なのは、誰もが周りの人は、最初、彼がボンヌヴィルの大会に出る事に否定的だったのが、彼の熱意で、彼の大会への参加(彼の生き方)を認めていくシーンである。
彼の行動によって。審査員たちが言った言葉で「規則とはそれを守ることが大事であるが、時にはそれを曲げる事も必要である。」と、言って、彼をボンヌヴィルの大会への参加を認めるシーンがあった。
何だか心が熱くなりましたねぇーーー。
審査員たちもまた、大会に参加するライダー達と気持ちが一緒なんでしょうねぇ-ー。
ここで映画の中でジーンとなったセリフがあります。
このマシンでスピードに挑む時は、5分が一生に勝る。
一生よりも充実した5分間だ
夢を追わない人間は野菜と同じだ
顔にしわはあっても心はまだ18才
人間の一生は草に似ている。
春が来ると元気に伸びて 中年を迎えて実り
秋風が吹くと枯れ尽きてもう生き返らない。
人間も草と同じさ 死んだらそれで終わり。
リスクを恐れてはいかん。
それが人生のスパイスになる。
それが“生きる”ということだ。
そして最後に、友達の近所の子供が、バートに、
「バート。あんたは何であのマシンに乗るの??」
その答えに「(バイクに)乗ること自体に意味があるんだよ。」と、笑った顔のアンソニー・ホプキンスさんが、無茶苦茶カッコ良い、爺さんに見えました。
うーーん。いつまでも夢を追いかけている人間って、カッコ良いねぇーーー。
良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。