お客様は神様。-1- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 この記事を書くか、書かないか悩んだのだが、やはり書こうと思う。

 

 まずは、オヤジとブログ上で長いお付き合いのある主(あるじ)さんが、以前に書かれていたこの記事を読んでほしい。

 

 

  オヤジが主(あるじ)さんのように、お客様は神様では無いと感じたのは、20代の頃であった。

 

 

 当時20代の頃は某、大手家電製品の販売員であった。

入りたてのド・新人のペーペーのオヤジは販売と共に、先輩たちの売った商品の配達も行っていたのだが・・・・・・

 

 その中でも特に忘れられない、ゲスなお客さんの紹介を数件しよう。(おおっ!!今回のオヤジの表現はいつになく過激な・・・・)

 その為、オヤジは一販売員として、このようなお客さんが、段々嫌いになっていった。

 

 特にオヤジの先輩は当時の会社では販売はトップであったので、売る為には何でもあり。という人だったので、配達でもトラブルが多かった。

 

 まずは販売したステレオが売れて、その人の元に届けたら・・・・

「えっ??これを買ったら、ステレオのスピーカーをこの壁に付けて、配線をきちんと壁から綺麗に這わしてよ。」

「いゃ、このステレオを届けて、普通の接続をするだけど聞きましたが・・・」

「そんならいらないわ。持って帰って。」

 キャンセルを行ったらまずいので、何とかお客さんの希望どうりの取付を行えば、当然、配達にかなりの時間がかかった。

 

 帰るなり店長から大目玉である。

 かくかくじかじかという説明を行ったら、「それはお前が悪い!!なんで配達は普通の接続までだと説明できないんだ。」と、また怒られた。

 

  うーーん。普通はその先輩に、きちんとお客さんに言えと言うのだが、店長もその先輩にはあまり強く言えない人であったから、その風当たりがオヤジに来たのである。

 そんな人はまだましなほうである。

一番心に残っている人は・・・・

 

第三位。とにかくオヤジの名前しか名乗らない女性。

 

 当時、バイトの態度が気にいらなくて、その人は本部(その家電電器店の一番の大元ね)のお客様相談センターに苦情を言ったのであるが・・特にこのお客は、人前では普通に話すのであるが、電話をするとすぐにヒステリックになり、オヤジの名前を連呼する人である。

 あとでお客様相談センターの人から電話で呼び出しを受けて、「あなたはなんという態度でお客さんと接しているんですか??」と注意された。

 でオヤジはそのお客の怒っているのは、バイトの態度であって、ヒステリックになると、オヤジの名前しかださない人です。と、応えたら、ようやく相談センターの人も納得して、「いやーー。おかしいと思いました。最初、バイトがどうのこうのと言っていたのに、急にオヤジさんの名前を出し始めてヒステリックになったので、わけがわかりませんでしたから。」と納得してくれた。

 

 第二位。やくざまがいのお客。

 

 このお客さんも先輩のお得意さんであるが、当時配達を行った時に、丁度お酒を飲んでいて、「おい。お前!!このお酒を飲んでから帰れ。」とオヤジに言ってきた。

 当然車を運転しているから丁重に断ると、すぐに激怒して「おれの酒を飲めないのか!!」と怒り狂いだした。

 結果的にオヤジが土下座を行い、ようやく許してくれてオヤジは開放された。

先輩のお客はこのような人が多かったから、みんな配達は嫌がったので、何も知らないド新人のオヤジは常にやり玉に挙がったわけだ。

 

 第一位  地位の高い人ほど信用できない。

これはもう完全に時効になったから書くのだが・・・・・

 

当時、オヤジの店から売れた反射式ストーブが役所関係のある場所に売れてボヤ騒ぎをおこした。

  店長どころか責任者は皆逃げてしまい、新人のオヤジはお詫びとそのストーブの回収を行う事となった。

  その人は「おい!!お前の店はこの責任をどうとるんだ!!」と、怒り狂っていた。

まあ当然だろうなーーー。

 そして「消防署の副所長からも、沢山損害賠償を取れと言われた。」と、散々、脅かされた。

 

 オヤジは平謝りにあやまり、「まずはメーカーに出してみて、火事になった原因を調べてもらいます。」といって、ようやくそのストーブを回収してきた。

 

 帰りに馴染みのガソリンスタンドによって、事情を説明して、そのストーブを見てもらうと・・・

 

 ストーブのタンクには灯油でなくて、ガソリンが入っていた。

 

 店に帰ってから店長に報告して、その担当者に原因を説明したら、すぐに飛んできて、「今の件は内密にしてください。でないと会社を首になります。」と、半べそをかいて言った。

 で、ストーブをあわてて持って帰ったのだが、その人や消防署の副所長からは、オヤジに一切の謝罪は無かった。

 

 特に普通はすぐに調べればガソリンだと気がつくのに、何も調べないで、店から損害賠償を出してもらえ。といった副所長にはあきれた。

 

  もう40年も前の話であるが、まったくうそのような話であるが、こんなお客が多かったので、販売員のオヤジは、だんだんこんな我儘なお客さんに対して、本当にお客様は神様なのか??と、疑問を持ち始めた。

 

 

 良かったら、今のオヤジの生き方に、多大な影響を与えてくれた、この二人のブログにも、遊びに行ってみて下さい。