お客様は神様-2- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

  こう書くとオヤジってお客さんを大切に扱わない人なんだ。と思われてしまうが、オヤジも人の子である。

 普通のお客さんには、きちんと対応している。つもりである。(笑い)

 

 で、今の会社ではお客様は神様ではなく、裁判官である。と言われている。

 

 全くその通りだと、オヤジも思った。長年、お客さんに対する考えがようやく解決した。

 

 裁判官=要するに自分がお客さんに対する対応が悪ければ、ジャッジはNOとなり、商品は買ってはもらえない。

 逆に対応が良ければ、商品は買ってもらえる。(まあ、最初から買いに来ている場合は別ですが・・・)

 

最近、飲食店で感じた二つの店の話をしたい。

 

まずは網走のある有名なチェーン店の某ラーメン屋。

 成人式を終えた娘2号が網走で友人と食事をしているので、午後8時ごろに向かいに行くときの話である。

 

 時刻は午後7:00。

久し振りにラーメンを食べてから、娘たちを向かいに行こうとしたオヤジである。

カウンターに座って、ラーメンを注文して出来上がったのは、7:20分ごろ。

店員さんが「お待ちどうさま。」とオヤジのほうに持ってきたときの事であった。

 

 いきなり!!「熱い!!」と叫んだ店員は、ラーメンドンブリを落として、カウンターにそのラーメンをまき散らした。

 

「すみません。洋服をよごされませんでしたか??」と、言われたので、

「ズボンと足にかかりました。」と言ったのだが、お店側は冷たいおしぼりを出してきただけであった。

 

 それから5分ぐらいでようやくビニール袋に詰めた氷袋を持ってきたのだ。

 その時の店の責任者は店長と連絡して、「今、店長と話したのですが、ラーメン代を無料にして頂かせてもらいます。」と、今回の対応をそういった。

 

 今からラーメンを作り直しても、食べてから娘を向かいに行くことは無理なのでオヤジは、

「8時までに人を迎えに行かないといけないので、もう時間が無いので今日はこのまま帰ります。」といったのだが、

「今、すぐに作り直しのでお待ちください。」と、オヤジを引き留めようとした。

「いや、本当にもう時間が無いので、このまま帰ります。」と、引き留める店員を振りきって後にした。

 帰り間際に「クリーニング代をあとでお持ちください。」と、店員はそうオヤジに言った。

 

 その間、オヤジはラーメンのかかった左足を、やけどを負ったように見せる為、わざとビッコを引きながら店を出たのであった。

 

 お店側の対応は悪くない。その為、今回、オヤジはこのお店側にはやけどの治療代や、ズボンのクリーニング代は請求はしなかった。

 

 ただ、やはり今後、このお店にはよほどのことが無い限り、行く気は無い。

 これが裁判官のNOというジャツジであろう。

 

 

もう一つは、北見のあるとんかつ屋さんの話である。

 

 そこはトンカツを頼めば、ご飯は白米と五穀米と、お味噌汁かトン汁が無料で何倍もお替りが出来、キャベツの千切りも食べ放題というお店である。

 その為、オヤジはこのお店をお気に入りであったのだが、久し振りにこのお店を利用した時の話である。

 

 頼んでいるトンカツを持っている間、お冷を何回か飲んでいたら、さっと店員が来て、「お冷のお替りはいかかですか??」と言いながら、お冷を入れてくれた。

 またキャベツの千切りを食べおわり、注文をしようとしたら、さっと店員があらわれて、「お替りどうですか??」と聞いてきた。

 周りを見渡すと、受付の店員は食べているお客さんの様子を見ながら、次にお客さんが起こそうとする行動を予想しているのだ。

 

 流石はこのお店はサービスが別格だと感じ、久し振りに気持ちのいい対応をしてもらったオヤジである。

 

 全て飲食店はこのようにしないといけないとは言わない。

 

 中には少ない人数で一生懸命に頑張っているお店も多いと思う。

 お客さんは多少サービスが悪くても、量が多かったり、値段が安ければそれで良いと言う人も、多いと思う。

 

 ただ、このお店のように、単に食べ物を食べるだけというのではなく、気持のいいサービスをしてもらえる。というお店は必ず、お客さんの支持があると思う。

 

 先日、ネットで読んだ話で、残念な話を二つ。

 

 一つはコンビニのアルバイト店員が嫌な事という事で、レジの操作で対応が少し遅かったり間違ったりすると、途端に文句を言うお客は、決まってスーツ姿のお客さんが多いと言う。

 レジでお客さんに聞いても何も答えないで、その為間違った対応をしたら、途端にキレられるのだ。

(いゃーー。良い年の大人なんだから、人に聞かれたきちんと答えようよ。)

 

 仕事のストレスのせいか、自分より弱い立場の者に文句を言うらしいのだ。

 

 オヤジの店もスマホの決済やスマホのアプリのポイントが出来る。

 

 その為、レジで決済を行っている最中に、お客さんが無言でスマホをいじくっていると、アプリのポイントを付けるのか??それともスマホの決済か??と身構えまっていると、そのお客さんはしばらくスマホをいじくったげく、おもむろに財布からお金を出して支払う。

 

 まだ一人の時は良いのだが、後ろに人を待たせているのに、そんなにスマホをいじるのが大切なのであろうか??

 

 そして、これはお店側の対応なのだが・・・・

 

 レジで550円の物を買って、お金を1,050円を出したら、店員は嫌がると言うのだ。

 

 普通はお釣りを500円玉を1枚渡せばよいだけなのだが、何とその店員は嫌がらせに100円玉5枚を渡すらしいのだ。

 

 同じ店員として、この記事を読んでビックリした。

 言い訳として500円玉が少ないからとか書かれていたが、500円玉が足りなくなるなら、普通はレジのつり銭は500円玉1本を予備に置いておくのが店の常識であろう。

 さらにどうしても500円玉が足りないのであれば「500円玉が不足しているので、ご協力をお願い致します。」と張紙を貼って、一言お客さんに言えばいいだけであろう。

このコンビニのオーナーはこんな店員の行為を黙認しているのであろうか??

 

 多分、オヤジならこんなコンビニは2度と行かないし、回りにもこんな店員がいる店だ。と、文句を言うであろう。

 これがお店で一人のお客を失うと、10人のお客は減ってしまう。というこのなのだが・・・・・

 

 オヤジのお店でも、「細かいのですみません。」と、わざわざお詫びしながら小銭で支払う人がいるが、そんな時は「いや。大丈夫ですよ。お店側としては特に週末は小銭が足りなくなるから、とても助かります。ありがとうございます。」と答えると、お客さんは安心して支払いをしてもらえる。

 

 時には混雑をしているときに、わざと小銭を一つ一つ取り出して支払う人はいるが、それはその人の資質として問題があるだけなのだ。

 

 お客様は神様。昔からこの言葉は商売の大原則みたいな言い方をされていた。

が、忘れてもらってはいけない。

 お店はお客さんからお金をもらって始めて、その対価として美味しい食事や、お客さんの気に入った商品を提供しているだけなのだ。

  第一、お店側を怒らせたら、最低限のサービスしか与えてもらえないのだ。

 

 あくまでもお店とお客さん立場は対等。という気持ちを忘れないで、お店側と付き合っていくほうが、気持のよい付き合いが出来るのだ。

 

PS:普段はド・ケチオヤジではあるが、この嫌なお客さんを見てきたので、物を買うときは絶対に負けてとは自分からは言わない。

あのカタナを買った時でさえ、何も言わないでこれを下さいと注文したので、一緒にいた友人Kは、「なんで負けてと言わなかったの??」と驚いていた。

 

 これはオヤジは販売員として、唯一、自分がお客さんの側に立った時は良いお客になろう。というプライドなのだ。

 

 

 

 お客様は神様 -完-

 

 

 

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