プロジェクトレディ 新章-22- やり直し | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 前回、自分の家側のサイディングが終了して、今日は隣の家側のサイディングを行う予定である。

 

 この部分ね。

 

 その為、カタナを置いてある倉庫の中の脚立を取ろうとして、ドァーを開けようとすると・・・・・

 

 

残念ながらドァーは開かなかった。

 

 理由は余りにもこの倉庫にサイディングをピッタリ張りすぎて、ドァーを開ける空間が無くなってしまったのだ。

 何回かサイディングされている部分を押してみたが、びくともしなかった。

チッ!!軽く舌打ちをしたオヤジは、再び、サイディング材を外しにかかった。

 

 

 そして、干渉している骨組みを再び、手直しを行いまた張り直す。

 

 そして、6枚分張り終えたところで、再びドァーを開けようとしたら、またもや骨組みが干渉してドァーが開かなくなった。

 

 3回目のやり直しか・・・・・

 しばらくボーゼント立ちすくむオヤジ。

 

 しかし、ボーゼントして立ちすくんでも仕方が無いので、3回目のやり直しを行うオヤジ。

 

 骨組み自体が干渉しているので、3回目は骨組み自体を取りはずして、単なるサイディング材を張るのみとした。

 

 そして干渉している部分を強制的に押しつけて奥にへこました。

 こうしてようやく、前回のやり直しを終えたのが、11時過ぎとなってしまった。

 

 ここからようやく、今日の作業を行う事が出来る。

 ここからサイディング材をカットして張り直していると、12時頃にサイディング材を切断している音を出していると近所迷惑になるので、先に大まかに貼れる部分の7枚を立て続けにカットする。

 後は電動ドライバーで張るだけなので、とりあえず7枚だけ張って昼とする。

 

 

 ここで、後ろの部分が水平が出ていない事に気がつく。

これだけズレていた。

 しかし水平を重視するよりも合わせ目を重視しないと、見た目が非常にカッコ悪くなるので、水平よりも前側の部分との合わせ目を重視して7枚分を張り終えた。

 

 

 

 午後からは天井のトタン板と後ろの部分が20cm程開いているので、その部分を覆うためのトタンを張る事とする。

 

 4枚余っていたガリバリウム合板の1枚を取り出して、サイディング材をカットしているマルノコを使って長さ40cmぐらいの短い板を5枚ほどを作り出す。

 オヤジは木工工作は得意だが、正直、鉄の加工は苦手だ。というか、やったことはない。

 

 この短いガリバリウム合板も、業者に頼んで作ってもらおうとしたが、4枚も余っていたので、失敗を覚悟して今回はチャレンジしようとしてみたのだ。

 

 何事も初めて行うものは緊張が伴う。サイディング材の切断の時もそうであったが、凄く緊張して、終った後は非常に疲れる。

 

 切断中にパラパラと雨が降り出した。

今日はもうこれで作業はお終いだな。と思い、とりあえず必要枚数の7枚を切断していると、そのうちに雨は降り止んで、あたりは日が照りだしてきた。

 

このまま一番上に張ると間違いなく錆びるので、自宅にあるサビを抑える塗料を表と裏側に塗る。

 後でもう一度梯子で一番上に登って、作業を行うのは絶対に嫌だからである。

 

 切断面は必ず塗装が剥がれているので、錆を抑える塗装を行わないと2度手間になるからだ。

梯子ではあるが3メートルほど上の高所で作業を行うのは非常に怖い。

 

 片手をどこかに捕まっていれば安定するのだが、クギを打つために両手を使うため、梯子の上で腹筋だけで体を支えないといけない。

何回か行ったが、怖すぎてなかなか上手くクギを打てなかった。

 何回か行っていると、オヤジは梯子だけでなく、片足を柱の反対側のからまして、体を固定することを覚えた。

 そうすると、両手が使えるので問題なくクギが打てるのだ。

こうやってようやく一番いやな高所を終える事が出来た。

 実はこれで屋根張りはすべて終えたと思っていたのだが、後でまだまだこれで終わっていないことが分かった。

 続いて残りの高所の部分のサイディング張りである。

まずは下地の垂木を打つための壁用のOSB合板を張ることにする。

 

この空間ね。

ところがOSB合板を張るのは、足元が安定したら問題ないが、足元の悪い場所高い場所で張るには難易度が上がる。

 

 大き過ぎたら片手で持てないし、さらに片手で板を押させて電動ドライバーでモクネジを打とうとしても打てない。

 オヤジは小分けにして、何回も梯子を登り降りを行い、ようやく3枚中2枚を張り終えた。

 

 

ここの部分が終れば、いよいよ前側の屋根作り、更に扉作りでようやく完成を見ることが出来る。

 

 熱意だけでガレージ作りを行ってから、はや半年あまり。

 

 作れば作るほど、暗闇の無限地獄に陥っていたオヤジに、ようやく光明の光が見えてきた。

 

 

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