プロジェクト・レディ ー新章突入!!ー すべてはこの日のために。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 おそらく、多くの読者が前回でプロジェクトレディ(ガレージの片付け)が終わったと、思っているのであろう。

 また、カンの良い読者は第二がレージにDT125を入れたら、どうやってS2000をガレージに収めるのか??と、疑問を持った人はいると思う。(えっ??誰も思わなかったの??_| ̄|○ ガックシ!!)

 

が、実はここからが本番であったのだ。

 

 第一ガレージ、第二ガレージの片付けは、今回の最終形態の為の、単なる布石でしかなかったのだ。

すべてはこの日のためにあったのだ!!

 

 比較的涼しいとされている、ここ北海道でも相変わらずの猛暑が訪れていた。

そのため、今日の休日はオヤジは朝からダラダラと、家事周りを行っていたのであるが、気がついたらもう昼近くになっていた。

 札幌にいる娘2号からは、札幌は猛暑だから、オヤジ達の方も充分に気を付けてね。というラインが入ってきた。

 

 正直、こんな猛暑はガテン系の仕事はしたくない。

エァコンがガンガン効いている、S2000でどこかに走りに行きたいぐらいであった。

が、心を鬼にしてスコップ片手に、オヤジは第一ガレージの前に立った。

 今日の朝食は、コーヒーとバナナ1本。もちろん時間が無くなったので昼食は無し。

その前に第二ガレージに戻って、あるものを取り出した。

それは・・・・

一個の古びた銀色の箱。

そして取りだした機械。

いや、2台か。

 

 

この機械が何だか分かった人は凄い!!

 この機械はレベル出しという、建築会社で使う垂直・水平出しの水準器なのである。

 

 

 赤いレーザー光線で、基礎での面倒な水平線や、垂直線を簡単に出せるのである。

(実はやはり簡易型であるが、もう1台ある。)

 

 もうここまでくると、オヤジは単なる趣味でDIYをやる、人畜無害なオヤジではなくなってくる。

 完全な変態的な工具フェチと化している。(苦笑♪)

 

 で、まずは小手調べに、隣の家との境界線にしていた、縁石が崩れていたので修理を行う。

 

 前から気になっていたのであるが、隣の人もなにも苦情を言ってこないので、ガレージの片付けに集中出来た。

 

で、いきなり難問にぶつかった。

レベル出しの機械を手に入れていたオヤジであるが、使い方を全く知らないのである。ネットで調べてみたのだが、家の中では確かにレーザーが出るので、水平、垂直を出せるのであるが、外にでてやってみたら、明るすぎてレーザーの線が見えないのである。

(全然、意味ないじゃん♪)

 

で、気を取り直したオヤジは古くからの方法をやり始めた。

それは・・・・

単純明快!!糸で水平出しを行うのだ。

このほうが早くて手っ取り早いのだ。

 

チリチリと体を焼けつくす熱気!!

いくら日陰にいると言えども、1分も作業を行っていれば、体じゅう汗が噴き出す。

 

 

 どうしても片側が動かなかったのであるが、ふと気がついて、バールを持ってきて、動かない片側にテコの原理でバールをこじると、一気に縁石は動き出した。

 まあ、本職ではないので、一応、縁石が直ったというレベルでやめておいた。

ついでに、前回、第一ガレージの基礎にしていた束石が1本埋まっていたので、この石も掘り出す。

 

ここで、完全にオヤジの体力は0となった。

そこで慌ててオヤジは家に駆けこみ、冷蔵庫に冷やしていた炭酸水を一気にガブ飲みを行った。

(最近は大好きであったゼロ・コーラーも止めて、最近は単なる炭酸水を飲むようになった。10年前に炭酸水ダイエットをやった時は、あまりの美味しくなさに、たった3ヶ月で飲むのを止めた炭酸水である。)

いくら食事をとっていなくても、水を1L飲めば単純に1kg太る。

そこで、オヤジはガテン系の仕事をするときは、体重の減少を諦める事にした。

 

 続いてプロジェク・トレディ:最終形態に入る為の、記念すべき束石をここに収めるための穴を掘る。

 

 そう、プロジェクト・レディ:最終形態とは、第一ガレージの前にS2000が入る第三ガレージの作成を行う事であった。

 

 スコップで地面を掘った人ならわかると思うが、大きな穴を掘るなら、時間さえかければ何とか掘れるのであるが、基礎に使う細長い束石の大きさを掘ろうとしたら、30cmも掘れば、スコップで土を掻き出せなくなるのである。

 入れたい束石は全長70cmもあるので、最低60cmは穴を掘らないといけない。

 

 ポストホールディガーと呼ばれる、

 

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 こんなふうな、堀った土をはさみながら掻き出す道具があるのなら、作業は早くて楽なのだが、そんな便利なものは、オヤジの所にはない。

 

 実は購入しようと考えたのだが、何せ1本4千円オーバーの金額に、高くて手が出せなかったのだ。

 

 ここで作業は行き詰ったのだが、小さなスコップでちまちまと土を掻き出しても一向にラチが開かない。

(うーーん。土を入れる小さな容器に、土を掻き出すお椀みたいなやつが無いかなぁーーー??)

と、周りを見ながら考えていると、ふと、あるものが目に止まった。

 第二ガレージに置いているゴミ箱と、花瓶の下に敷くコースターみたいな、浅い受け皿であった。

 

 早速、オヤジは膝間づいて、スコップで崩した土を、受け皿で救いあげ、ゴミ箱に土を入れていった。

汗だくになりながら、何回土を掻き出したことであろう??

ようやく終わりの時はやってきた。

 

目標の60cm以上、穴が掘れた。

 

 ※本来は基礎は凍結深度と呼ばれる深さまで掘らないと、冬になって地面が凍結して、地盤が持ち上がって、建物は水平は取れなくなるのだが、オヤジの住んでいる場所を調べたら1メートル以上深くしないといけない為、基礎が傾いたら傾いたらで、後で何とか修正する方式でやると決めたのだ。

 

そこで、穴の中に砂利を入れて、長い木で砂利をトントンと固めた。

 

※これも本来はかけやという巨大なハンマーみたいなやって砂利を固めないといけないのだが、この道具も1本4千円もするため、購入はあきらめた。

 

そして、一気に長さ70cmもある束石を穴に落とした。

束石の下に土を何回か入れて、水平出しを行う。

 

 これで、基準になる1個目の石が決まった。

 

 

 実際にS2000を入れて見て、新しいガレージの大きさを考えてみた。

時刻は午後4時。

あたりは日陰になり、少しだけ涼しくなってきた。

 

 ここで、2本目の束石を入れる穴を開けるために、3個目の簡易型レベル出しを用意した。

赤い機械ね。

 ただし、やはり明るい外では、レーザー光線が全然見えないので、全く意味をなさなかった。

※実は受光部の機械が別に存在していて、外での作業はそれを使うみたいなのだが、それも1万円以上するので、高いから購入は却下であった。

こうやって2個目を掘って行ったら、急速にオヤジの体力は落ちていった。最後はへたりこんで、座りながら土を掻き出していった。

 

 ここで、今日の作業は終了。1日中まともなものを食べないで作業を行っていたオヤジは、ヘロヘロになりながら家に戻っていった。

 

 さあ。これからが本当の基礎作りの大変なところである。

本来は基礎の周りに基準になる木を組み上げて、糸を張って水平出しをするのであるが・・・・・・・・・・・

これから基礎作りの勉強です。

 

 あまりの暑さにココはテーブルの下で、死んでいます。(笑い♪)

しかし・・・・白目のココ!怖いーーーーーーーーーーーーっ!!

 

 

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