湾岸ミッドナイト 富永 公 のセリフより。
あの頃北見さんが言ってくれた言葉があるんですヨ
ちゃんと今の自分を認めろって・・
今の自分をちゃんと知って
それから 高みを見ろって
今の自分を受け入れられないから
お前はいつもオチこむんだ・・と
今の低い自分を受け入れるのは弱いコトか・・?
いや・・逆だろうって
まんまデキの悪い小学生でした
自分のテストは50点なのに
百点の奴を見てケチつけてただけ
人を認める
自分を認める
今の事実を受け入れる
で 否定するならそこから・・
認めろよ
そのうえで否定しろ
話はそこからだろう・・
そこから動くだろう・・と
10年前、オヤジは大型バイクの免許を金で買った。
で、当時はリッターバイクに対する覚悟なんか、全然していなかった。
大型バイクの免許を取ったから、大型バイクは乗れるはずだ。と、勝手に勘違いをして、当時は今の自分を認めていなった。
そのため、リッターバイクを乗る為の、体力作りさえしていなかった。
当然、リッターバイクは自分の手に余す存在で、ZX-14R、ビューエル、イレブン・カタナと、わずか数年で短期間に次から次に乗り換えていった。
いまならわかるが、当時はリッターバイクは、免許以前の問題で、自分で取り回しを出来るほどの体力を付けて乗らないといけない存在であった。
(昔、限定解除で、試験用の750ccの取り回しが上手くいかない人間は、そこで終了。実技試験さえ受けさせてもらえない程、厳しいものであった。)
先日、馴染みのS車両さんに行ったが、社長から「あそこでバイクを降りて正解だったな。」と、言われた。
「おまえがあのまま、バイクに乗り続けていたら、多分、ケガだけでは済まなかったかもしれないな。」
とも言われた。
たしかに、先日、カタナを第一ガレージから出した時に、体力の無さを身をもって知ってしまった。
バイクは走り出せば、ある程度の経験者は誰でも乗れる。
一番大切なのは、とっさの時に、どう動かせるかなのだ。
故意に前に走っていた車が,急ブレーキを踏んだり、前方を確認しないでいきなり右折する輩もいる。
そんなとっさの時に、自分が思うように逃げれるか?そんな場面が、しょちゅう出てくることがある。
実際、カタナに乗っていた時に、ハイスピードでのバイパス(高速道路みたいなとこね。)で、いきなりUターンをしていた車がいて、しかも曲がり切れなくて、オヤジの走行車線にかぶさっていたのだ。
当時はとっさに合流線に突っ込み、難を逃れた事がったが、その時は120km/h位で走行後、トンネルに突入。
目を慣らすために、スピードダウン。そしてトンネルが開けて、アクセルをオン後の事であった。
とっさの事で、理解が出来なかったが、常に逃げ道を考えながら走っていたので、フル・ブレーキを行いながらも、合流線に向けて、カタナのハンドルを切りながらの行為であった。
今、旧車のスポーッカーが大ブームである。
憧れる人たちの夢を壊すようで悪いが、当時のスポーッカーの足回りは最悪である。
ガチガチに固めた足回りで、曲がらない車体を腕でもって曲げていく。
友人IのR32 GTRもそうであったが、固い足回りの為に、帯広の帰りに、通常の舗装道路がまるで雪道の除雪されていない、ガタガタ道と化するのだ。
真面目に声を出したら、「ンペペペ。」なんて声を発してしまう。
バイクからS2000に乗り換え、オヤジはエアロバイクのほかに、腹筋運動を毎朝、毎晩、50回ずつ2セットを行うようになった。
何も知らない人は、たかが車を運転するのに、なんで体を鍛えないといけないの??と、不思議に思うだろう。
オヤジは糖尿と言う病気の事もあるが、今の自分を認めて、体力が無い事を知り、さらにエアロバイクで体力作り、腹筋で長時間の運転を行えるようにしているのだ。
以外と思うが、S2000のアクセルペダルやブレーキはシートから遠い。
そこで、シートを一番前にずらさないと、足がペダルに届かないのだ。(だあーーれ!!それは単に、オヤジの足が短いからだろう。と言う人!!プンプン!!)
そのおかげで、今度はハンドルにぶら下がるような姿勢になる。
そこで、今度は背もたれを倒して、まるで寝そべったような感覚で運転をしないといけないのだ。
別にシートが倒れているから良いんでない??と、思う人は大間違い!!
この時に、腹筋をしていたことが、ロング・ドライブに効いてくるのだ。
※オヤジのいうロングドライブとは、たかが1時間2時間、運転するのではない。本当に4時間とか6時間以上、トイレ休憩以外すべて運転しているのだ。
まあ、トイレタイムの時は、軽い陸酔いを起こすけどね。
また、本気峠でシェイクダウンするときは、朝、昼と食事はとらない。
あまりの加減速で、胃の中に食べ物が入っていたら吐くからだ。
バイクの時は今の自分を認めれ無くて失敗した。そして自分はバイク乗りではないと認めたときに、初めてバイクを降りることを決意。
そしてS2000という高みに向かい合えるようになったのだ。
認めろよ
そのうえで否定しろ
話はそこからだろう・・
そこから動くだろう・・と
今年で60になるオヤジであるが、いまだにこの湾岸ミッドナイトは、オヤジに人生の指針を教えてくれる。
よろしかったら、こちらのブログにも遊びに行ってみてください。