第一ガレージの片づけ。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

  今日の休日も快晴!!

 

 とーぜん、オヤジはS2000とのデートではなく、前々から見て見ぬふりをしていた、オヤジの黒歴史の第一ガレージの片づけを行う事とした。

 

 今日はいきなり夏になったせいか、長そででも暑く、1日中半そでで過ごしても、汗をたくさんかいた1日となった。

 

まずは現状確認!!

 

いきなりきましたねぇーー。

 

除雪道具や草刈り機が一緒にごちゃごちゃになって、ただ、倉庫に放り込まれた状態です。

 

あっ!!これ、娘2号にあげようとしていた6穴パンチである。

 

 ここにあったんだ!!これが見つからなくて、わざわざ旭川で購入したんだよなぁーーー。

 

 やはり整理整頓は大切だなぁーーーー。

 

 

 言っている矢先から整理整頓の立て札が空しく飾られています。(笑い♪)

 

 しかももはや使っていないコード式の電気ドリルが3台。(実はこんあと、もう1台、別なところから見つかった。)

更に充電式ドリルも1台!!

 

 

電動カンナなんか、何で3台もあるのかが理解に苦しむ。(おいおい!!自分の事だろう。)

 

まずは次から次に綺麗になった第2ガレージの放り込む。

 

 これだけのものがある為、5月は今日から5日間、休日がある為に、5月中に第1ガレージの中身を、第2ガレージに移動させたいのだ。

 

 特に3台のバイク。

 DT125とビューエルは何とかなると思うが、最盛期から10キロ以上も体重が落ちたオヤジとしては、一人では動かせる自信が無い。

 

 そこで、GTR乗りの友人Iと連絡を取って、カタナは何とか休日の最終日に、ふたりで移動させることとなった。

 

  片づけは思ったよりも早く進み、(というか、とにかく第2ガレージに考えもなく、当たりかまわずに入れているから)、お昼までにバイク3台を残して、あらかたが第2ガレージに移動を終えた。

 

 そこでオヤジは普段、休みの日は昼食をとらないのだが、今回はインスタントラーメンではあるが、きちんととった。

 

 仮眠するとやる気が出なくなるので、食べ終わったとにすぐに行動開始!!

 

まずはDT125を移動。

(うっ!!思ったよりも重たい!!)

 数年前は原付の様に軽々と取り回しが出来たのだが、今回はやはり取り回しをしていなかったせいか、感覚的に250ccクラスのような重さを感じた。

 それでも何とか第2ガレージに移動を終えた。

 

 そして今日の最大の目的、ビューエルを第2ガレージに移動させる事が始まった。

 

 ビューエルのお腹は異常に低いから、こんな長いスロープを使わないと、出すときに腹を擦つて出せなくなる。

 

 途中、ゆっくり、ゆっくりと降ろすが、フロントのブレーキが利きすぎて、いきなりズリッ!!とフロントタイヤが滑り、ヒヤットする。

 

 そしてようやく、無事に出したのだが、今度は第ガレージに入れるには、また長い登坂がある。

道路から一気に加速を付けて押したのだが、やはり体力の限界が来て、坂の途中でストップ。

 ここから先は、自分の体力勝負である。左手でハンドルをこじるように持ち上げながら、自分の体重をかけて、少しずつ前に前に押していく。

 この間ほんの数分だっただろうか??

永遠に続くような長い感覚の中で、ようやくビューエルは第2ガレージの収まった。

 

( 大成功だ!!たった半日でガレージ内の殆どのものを移動できたから、後はカタナを友人Iと一緒に移動すれば良い!!)と、オヤジは一安心した。

 

時間はまだ1時少し回ったところ。

 

 そこで、オヤジはよせばいいのに、また余計な考えを持った。

 

 人間は調子が良い時は、バイクや車は自分の手の内に入った感覚を持つ!!

 

 今日のオヤジもそうであった。

何故だか、今日はカタナを一人で動かすことが出来そうな気がした。

 

 カタナを手にしたときは5年前。体重も10キロ以上も多かった時である。

年も5年もとり、体重も10キロも落ちている。どう考えても無理な事は明白である。

 

まずは現状を見る。

 やはり、フロント、リア共に空気が抜けている。

自転車用の空気入れで空気を入れようと思ったら、空気入れの穴が太くて使えないことが判った。

 

 そこで急遽、がれきに中にうずもれている電工ドラム、コンプレッサーと空気入れを発掘する。

 エァーホースはここにもある為、早速、抜けている空気を入れる。

空気圧は高めのほうが、バイクを軽く押せると聞いたことがある為、少し高めに入れる。

 

 ここからは緊張と興奮のために、心臓がドキドキと早まり、汗が異常に出始めた。

 

 そして、最悪の事(転倒してカタナの下敷きになって動けなくなった時)を想定して、スマホを胸ポケットに入れておく。

 

 

 オヤジは「ハッ!!」と気合を一声上げ、一気にカタナを前に押し出す。

(カタナは確か乾燥重量が230kg。20lタンクの為、満タン時は約250kgだな。)

 一瞬、そう考えたが、もはや遅い!!クソ重たいカタナは一気に前に動き出した。

 

 ハンドルはセパハンの為、異常にフロント周りは重い。

 

 人間はアドレナリンが噴出すると、異常な力が出ると聞く。

多分、今のオヤジがそうなんであろう。

何とか一気にカタナを第一ガレーから出すことに成功!!

 

しかしカタナはやはりかっこええのうーーー。

これで、後50kg軽かったら絶対に良い!!

あっ!!それ、1135Rか。

 

 

多分、ここから一気に押したら、絶対に体力が尽きるので、ここで小休憩。

 

 これから、次の難問がオヤジを待ち受けていた。

10メートルほど押し出して、いったん道路に出してから、長い登坂から(といってもほんの数メートルであるが。)今度は一気に第2ガレージ迄押していくのだ。

 

 さらにカタナはセパハンの為、ハンドルの長いビューエルよりも、、フロント周りが重く、難易度が上がっているのだ。

 

 また、第2ガレージ前には、数年前に起きた霜柱の為に、地面がほんの少しだけ盛り上げっていた。

 

 オヤジはまた意識を最大限高め、掛け声をひとかけしてから、カタナを押し出した。

 

 案の定、地面が盛り上がったとこで、カタナは停まってしまったが、そこからが勝負!!

 がっつりハンドルを握りしめ、ゆっくりとカタナに体重をかけていく。

 

 ゆっくり!!ゆっくり!!と動き出すカタナ!

 

ここでさらに勝負!重いからといって、なにせカタナをこのまま道路に捨てておくことは出来ない。

(まあ、捨てて置いたら、誰かがうれしがって一晩で持って行ってくれると思いますが‥‥笑い♪)

 

 ここで、毎日腹筋を100回を行っていたことが役にたった。

 

 年取った者の腹筋だ。きちんと負荷をかけてではなく、浅く毎朝晩、50回ずつであるが、多分、数年前よりもだいぶ鍛えられていると思う。

 きつい登坂をじわりじわりとカタナは登っていく。

 

  ガレージに入る直前で、オヤジのスボンのベルトがブチッ!!と、音を立てた。

 

 そしてそのまま一気にガレージ内に、カタナを押し入れた!!

 

 

「ウォーーーッ!!」

 

 勝利の歓声とともに、思わずオヤジは左手のこぶしを握り締め、高々と持ち上げた!!

 

 しかし、ベルトの切れたスボンは下にずり下がり、冴えない格好となっていた。

(良かった!!近所に誰もいなくて!!)

 

 あたりを見回して、オヤジは急いでズボンをまくり上にあげた。

 時刻は2時半過ぎ。

 

 本来は5月中にここまで片付けれればいいと思ったのが、なんと今日1日でここまで終えることが出来た。

 

 自慢の第2ガレージの中は・・・・・・

 

 正におもちゃ箱をひっくり返したようになっていた。

 

 

 

 しかし、これはまだまだ「プロジェクト・レディ!!最終進化系。」の序章にしかすぎなかった。

 

 

 

 

 

 

 

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