fight  ー戦え!!ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 14日の休みはまれみる快晴!!

オヤジは朝から自動車税の支払いとか、自動車税の支払いとか、自動車税の支払いに奔走していた。(笑い♪)

 

 5月は本当に怖い月なんだよなぁーーー。

車と固定資産税、さらにお寺の維持費が一気に来るから、主夫としては、ガクブルものの月である。

 さらに、今年は娘2号の教育実習費も入って、正にトリプルパンチどころか、完全にノックダウンの月でした。

 さらにいつもお世話になっている、S車両にあることを頼みに入っいたら、時間はすでにもうお昼となっていた。

 

 

 オープンカーのS2000を見た人は2分する。

 

 一人はウインカーを出して、さっさと先に行かせてくれる人。この車には、もちろんサンキューハザードを出して、お礼を言いながら抜き去る。

 

 もう1台は走り屋系の軽自動車である。

.たぶんオープンカーなので、オヤジの姿を見て、そこそこに年をとっている、いい年こいたジジィがオープンカーなんかに乗りやがって。という意識が働くのであろう。

あきらかに挑発をかけてくるのだ。

 信号待ちなんかの時は、あきらかにこちらを向き、意味もなく少しずつ前進して、青信号を待っている状態が続く。

 

 そして青信号。

 となりの走り屋系の軽自動車は猛然とダッシュして走り去るのだが、オヤジは大人です。

 優雅に走り出し、圧倒的なパワーであっけなく抜き去り去っていく。

 イヤーー―大人げないなぁーー。

 

 全ての用事を終わらし、娘が帰ってくるまで3時間あまり。

 まだまだ走り足りないオヤジは、ホームグランドのB峠に向かった。

 

 

風はまだ冷たいが、久し振りの快晴である。

外はサングラスを付けないと、目が痛いほどの明るさであった。

 

峠の頂上に到着。

平日であろうか??人は極端に少ない。

 

 

 

ここで小休憩。

 

 

 

 

 

今、正面を向いた画像を見たけど、何だかITに出てくるピェロに似ているなぁーーーー。

 

エンブレムが赤い鼻に見えるし、フロントバンパーなんか、ニヤリと笑っているような感じだし。ライトだって笑っているような目みたいだし・・・

 こんなにの近寄られたら、オヤジはごめんなさいしてすぐに避けますね。

そう考えたら、怖くなってきた・・・・・

 

 小休憩をとったオヤジは、オープンを止めて、幌を元に戻す。

そして、徐にグローブを取り出した。

 

 

 そうなのだ。ここから先のダウン・ヒル(下り)からfight (戦え!!)なのだ。

 

 幌は明るすぎる車内を適度の暗くして、目を慣れさせて、グローブは汗で手が滑ってワンミスが命取りになる場面の回避を行うために使うのであった。

 オヤジは軽くレーシングを行い、左右の確認を行いながら静かにS2000を発進させた。

 徐々に加速するS2000.段々周りの風景が溶け始めてきた。

 

 フロントをこじるようなハンドル操作はしない。正確なギァー比とハンドリングは時として、和製スーパーカーと呼ばれるあのNSXを凌駕する。

 エンジン回転数は3千から4千回転でさえ、時々、オヤジの目が付いていかなくなる。

 

 S2000のエンジン音が今まで聞いたことない音と変わる。天下の宝刀、VTECに入った瞬間である。

楽しい時はあっという間に過ぎ去った。

 

 峠を降りたオヤジは、砂湯、川湯と走り続け、ついに次の山のふもとにたどり着いた。

 

 今度はヒルクライム(登り)である。

徐々に加速し始めるS2000。

再びオヤジの周りから景色が溶け始める。

(うっ。こいつはヒルクライム(のぼり)でさえ、超1級の戦闘マシーンだな。)

 

 峠の登りはアウト イン アウトではいけない。

下りで曲がり切れなくて、センターラインを割って走ってくる車が何台も存在するのだ。

あくまでもアウト アウト アウトではいり、視界が開けたら即アクセルをオンである。

久し振りの峠の為、どうしても視線が付いていかない。

 

 中腹の駐車場にはいって、ここでいったん小休憩。

 

 

あたり一面に、オイルの焼けた匂いが充満した。

 

 やはり年のせいであろう。

体力が持たなくなっていた。

ここから先は、オヤジは普通の走行をする事とする。

 

途中で、厄介なものを発見!!

 

 

シカである。

体重150kgオーバーの彼らとぶつかると、たいていの車は全損となってしまうのだ。

確か昔、シカとぶつかって全損しても保険は降りないと聞いたことがある。

 オヤジはとっさにブレーキを入れた。

シカもこっちのほうを見ながら、森の奥に逃げて行った。

 

 車の運転にこないだろう運転は無い。

シカは必ず飛び出してくる!!

一旦停止の車は、無視して必ずこっちに飛び出してくる。

常にありえないだろう。を想定しながら、オヤジは運転している。

 

 だから直進者優先道路でも、脇に車がいれば、とっさに避けられるように、身構えながら運転を行っている。

 

 これはバイクに乗っていた時に、覚えた事だ。

 バイクは車と違って、急には停まれない。その為に少しでも怪しい素振りの車や人、動物がいれば、すぐに逃げれる体制をとっておくのだ。

 

そうしているうちに、日本で最大の芝桜公園に到着。

天気は快晴であるが、平日の為、人は閑散としていた。

(翌日の土曜日に、娘1号が行ったら公園内は人であふれていたらしい。)

 

オヤジはジャケットを着てくるのを忘れたため、シャツ1枚では寒いので、園内には入らず、チラッと外から見ただけで退出。

そして無事に娘1号が帰る前に帰宅したのであった。

 

PS:その晩、本当に久しぶりにソファーで、ぶっ倒れてしまった。

 

 昨年はそんなことは全然なかったのであるが、今年はまるで以前、バイクに乗っていた時の様に、ソファで倒れて寝込み、気がついたら真夜中になっていた。

 うーーん。老いは確実にやってくるんだなぁーーー!!

少し寂しくなったオヤジである。

 

 

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