考えろ 考えろ 考えろ 思考を止めるな!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  

 ガレージが欲しくて、昨日、オヤジの住んでいる隣町で、130坪の土地が50万円で売られている。という場所を見に行ったオヤジ。

 

 ガレージに関しては、もう何度も考えたのだが、すでに決論が出ているはずであった。

 

 まず、自宅以外でガレージを作ると、セキュリティの問題、更にはS2000を手放した後は、その場所は無用な場所になり、オヤジが亡くなった後は、娘たちに迷惑がかかることとなる。

 これが40代ならまだしも、オヤジも後5年ほどで定年。

そうしたら、S2000どころの話ではなくなるのだ。

 そうして、こちらのほうが最重要であるが、生命保険の解約を止めてしまったので、まとまったお金が手にはいらないので、いくらガレージ!!ガレージ!!と、泣き叫んでも、お金が無いから、50万円の土地どころの話でもないのだ。

 やはり、夏場限定のブースを作って、冬はまたあの狭いガレージにS2000を入れとくしか無いなぁーー。と、オヤジは半分、あきらめに似た気持ちを持った。

 

 S2000をガレージから出して分かったのだが、オヤジは広いガレージが欲しいのではなく、あのS2000を収めていたガレージを、冬場でも使いたいのと、車1台をいじれるガレージが欲しいだけだと、気がついた。

(S2000を手放すまで、あのガレージで諦めるか??)

その夜、布団に入りながら、何とかいい方法が無いか考えていた。

普段は直ぐに熟睡するオヤジであるが、昨日は違っていた。

 

考えろ 考えろ 考えろ 思考を止めるな!!(by:エドワード・エルリック)

 

妙に寝付けずに心の中で、オヤジは何度もそう叫んでいた。

 

 気がついたら、ココが心配して、オヤジの布団の中に潜り込んでいた。

 

S2000を手放すまで、あと6年あまり。(さすがに定年退職して、車2台は維持できないし、もうその年になると、軽のキャンカーでのんびりと走りたい年である。)

 長くはない年月だか、決して短くもない年月である。

 

何かいい方法は無いかなぁーーー。

やはり増築に確認申請を出して、(車2台分の大きさなら必要です。1台なら不要ですが、オヤジの場合は。1.5台分の場所が使いたい。)きちんと敷地にガレージを建てないといけないかなーーー??

 更に今、裏側にある、バイク3台を置いてあるガレージも邪魔だから、きちんと何とかしたいなぁーーー。

 と、次から次に、自宅の敷地内にガレージを建てるとなったら、無理難題がオヤジを襲ってきた。

「大体、基礎を入れたガレージだったら、申請書がいるんだよなぁーーー。」

 

 アイディアは三上(馬上、枕上、厠上)で思いつくという。

 

 その夜、オヤジはとんでもないアイディアを思いついたと同時に、深い眠りに陥った。

 

 

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