とりあえず。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 21日の休日、向いのおばあさんから頼まれた車のサビ落とし。

 

 ディスクサンダーでサビを落としていたら、いきなり鉄板に穴が開きました。

 

 

 この車のサビを落としていたら、

 いきなり穴が開きました。

 いゃーーー。参った、参った!!どーーしょう????

 

 そこで苦肉の策として、FRPで穴をふさぐ策と出たオヤジ。

 

 外の作業は1日中、ほぼ0度近い温度です。

翌日の22の朝は、見事雪が積もっていました。

 

 どうりで寒かった訳です。

会社に行くときは、すっかり冬景色と変わりました。

 

 うーーん。それにしても、外でやる作業は辛いなぁーーー。

増々、ガレージ欲しくなった。

 

昨日は北見店に出社の為、夜中は遅くなったので、夕食はサンドイッチ1パックです。

 で、今日はおばあさんが仕事に行くため、車の塗装は昼からです。

 オヤジは朝から別件で色々と走り回りました。

 

ふと、以前から温めていた企画。

 ガレージ前に車を2台置ける、カーポートを置いたらどうであろうか??

カーポートなら柱に風切り板を付けたら、雨風をしのげます。

で、用事足しのついでの、ホームセンターでカーポートの見積もりを聞いてきました。

 

※カーポートの展示品は1台,約50万円。そこで2台なら約100万円の予算です。

で、正確に聞くと、カーポート代が約100万円。そして基礎が約100万円、更に2台用になれば別に、建築確認申請書が必要で、そのお金が20万円もかかると、言われました。

 

 だから単純に、2台分のカーポートを建てるなら、最低220万円のお金が、必要となります。

 そう考えたら、隣町でボロであるが、シャツターが2個ついて、更に横に小部屋が付いている、倉庫付き土地が250万円で売っているのは、実に妥当な値段みたな気がしてきた。

おっと、危うく、半分手を出そうとしていたオヤジがいた。

(大体、生命保険の解約を止めたから、お金は全然、手元に無いのだが・・・・)

うーーん???何かいい案は無いだろうかなぁーーー??

 

 と、ガレージの夢破れて山河あり!!

(おっと、今調べたら、夢破れてではなく、国破れての間違いでした。)

 

 と、そうこうしていたら、向かいのおばあさんが帰ってきた。

今日は前回と違って、ピーカンの青空!!

外での作業は、最高である!!

  結局、昨晩のサンドイッチを1パック食べただけで、朝、昼の食事抜きで黙々と作業を行った。

 

 早速、前回のパテを磨いてみた。

下地がFERなので、かなり厄介である。

FRPの垂れた部分は、金切りノコの刃で、ガシガシと削っていった。

 

 ここで新兵器が登場!!

 

 

 前回のタントのパテ埋めで、この小型サンダーが便利だと思い、手に入れたやつだ。

 

しかし、さっぱり削れなかった。

 

「うーーん???やはりダメかぁーー??」

オヤジはうなった。

「うん??待てよ???」

と、閃いた。

 

全然、削れない小型サンダー。

箱の中を見ると、紙やすりが入っていた。

 

「!!」

 

本来はこのようにして、紙やすりを取り付けて使う商品であった。

 

 てへっ♪ 急にブリッコになるオヤジ。

 

ふん!!初めて使う商品は、基本、分からないんだよ。

こうして、前回のパテをガシガシと削っていく。

ここで、傷のある場所は、

 

薄付け用のパテを使う。

 

ただ今、2時40分。

 

 この車を直せるのは今日中である。夜までに塗装まで終わらせなければいけない。

 

 ここで問題発生!!

薄付け用パテが固まらないのだ。

 そこで、キズを埋めるのを諦めて、今日付けたパテを全部削っていった。

 前の固まっているパテをおおまかに削ってから下地のプライマリーを塗る。

 

プライマリーを塗ったら、塗料が乾燥するまで最低1時間は、置いておかなければいけない。

 

 そこで、オヤジはプライマリーが乾燥するまで、娘と共に今度の休み迄の食材を買いにいった。

 

 主夫は色々と忙しいんだよ。自分だけの事だけは出来ないんだよ。

 

 約1時間後の時刻は午後5時30分。買い物を終えたオヤジは早速、本塗りに入った。

 

 もう時間は秒読み段階に入ってる。

 これからどんどん暗くなっていくのだ。

塗装が多少たれるのもお構いなして、ガンガン本塗りをしていくオヤジ。

 

 

 

そして、マスキングを外す。

 

 

 

 目の前で見れば、ボコボコで汚い修理であるが、3メートル程離れたら、あんまり目立たなくなった。

 

 もちろん、おばあさんは大喜びしたのは言う事はない。

 

今回の問題点。

圧倒的に時間が無かった。

  前回の21日の休みと、今回の23日の昼からの半日で、サビ落としから塗装まで仕上げなければいけなかった。

 もし、自分の車だったら、サビ落としに1日、パテ埋め、削りに2日間、塗装に1日はかけていたであろう。

 

 また薄付けパテが全然、使えなかった。本来、厚塗りパテで傷が入ったところを、薄塗りパテで傷を埋めてから、塗装をしなければいけないが、おばあさんの車は、前回と、今回の昼からしかサビ落としに使えなかったので、泣く泣く、汚いながらも塗装まで仕上げなければいけなかった。

 

 塗装で一番のキモはパテ埋めと削りである。

 

 自分で満足できるまで、パテを削れたら塗装は半分完了したも同然である。(と言うぐらい、パテ埋め、削りは大切である。)

 

 で、今回のサビ落としで収穫があったのは、もちろんFRP修理である。

 あれだけ見事に陥没した下地をFRPをつかう事で、充分に直せることが判った。

 

 出来れば2枚重ねではなく、3枚重ねを行えば、もっとパテは薄くできたので、更に下地は綺麗になったかもしれない。

 結局、今回の部品代は約9千円ほどかかり、(厚塗りパテが途中で足りなくなったので、予備を使ったのだが、このパテも凝固剤が上手く出なくて、今日のパテが固まるのが上手くいかなかった。その為、薄塗りパテと共に、今日追加で塗ったパテも全部、削り落とした。)

 部材は常に新しいものを使ったほうが良い。これが決論である。

 

 2日間かけて、オヤジは他人のために、時間を潰した。と、思う人は多いと思うが、オヤジ的には2日間で、サビ落とし、パテ埋め、塗装を楽しみ、更にFRPという新しい素材を使う事も出来た。

これはオヤジにとって、一番勉強になった事である。

 

   多分、こんな修理なら、普通の人は、適当に直しやがって!!と、激怒ものの修理ではあるが、おばあさんは、素直によろこんでくれた。

 

 もしかして、これが一番のオヤジの収穫かもしれない。

 

 

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