本当は前回の、そして父となる。でこのシリーズは終わる予定であった。
しかし、もう少しだけ付き合ってもらおう。
オヤジは直接となると、娘には何も言えないので、こんな形でしか本音を言えないのだ。
実は前回のブログ。-そして父となるーは、アップするかどうか迷っていた。
だってそうでしょう。
自分の娘が苦手だった。と書かれたら、娘にとってはひどいショックですよね。
しかし、今しか本音を娘に語ることができないと思ったのだ。
娘に記事を書き上げた後にこの話を読んでね。と、ライン送ったら、今朝、 娘から連絡がきた。
以下、娘からのラインの内容。
娘に対しては、自分の事を書かれていて、あまり良い気持ちはしないと思うが、オヤジにとっては、今回の件が一番大切だから、あえて載せておく。
ーお父さんが●●の事(2号)優秀だ。優秀だ。と言う理由が伝わった。
「確かに迷惑をかけないように、気にしながら生きてきたからなぁーー。」って。
いわば見せかけの優秀みたいな。
でもね。本当に全然、優秀じゃないんだよ。
正直、「お前の人生、うまくいきすぎている。」って言われたときは辛かった。
ああ、そう思われていたんだって。
確かにお父さんから比べたら、全然辛い思いをしていないかもしれない。
比較したらね。
中二の頃からお母さんいないし、お父さんは●●(娘1号)ちゃんに精一杯だから、
「どうにか迷惑をかけたくない、●●(2号)がしっかりしなくちゃ。」
と、もともとそんなにできない、勉強も必死になってやっていたし、目の前の事に必死にしがみつくように頑張ってた。
だからなのか、友達からいつしか頼られるようになって、
当時は悩み事も誰にも相談できなかった。
だから辛いことがあっても、一人で部屋で泣いていた。
私がしっかりしないと行けないと思って、「頑張ること=良い事。」が頭にできあがった。
本当に嫌な時は、「なんで生まれてきたんだろう」と思って、人生嫌になることもたくさんあるし。
でもお父さんにも●●(1号)ちゃんにも、友達にも相談できなくて、どうしょうもなく辛かった。
家にも学校にも,素の自分でいられなかった。
よく「人生どん底に落ちたときに自分はこれがきっかけで、ここまで回復できました!」ってTVで言っているけど
私にはそんなものなかった。
だからただただ、耐え抜くしかなかった。
お父さんは知らないだろうけど、見えないところで失敗だって沢山してきたんだよ。
だから今になって、周りの人にありがとうって感謝出来るし、
小さいことにも幸せを感じられる。
もし、なんでも出来て、失敗もしてこなかったら、感謝だってしないし、友達がいるだけで幸せだなんて感じないと思うんだ。
だからこそ、私は悩んでいる人の近くに行って、心の居場所二なりたいと強く思う。
私が少しでも出来ることがあったらって。
人を支えるって簡単な事じゃないことは,十分にわかっている。
でも私の人生だから、私がしたいって思った気持ちを大切にして、日々生きていたいと思うのよ。
だから、前からの影響で今でもみんなに頼られるし期待される。
「●●(2号)はいつもキラキラしているね~」
「何でも頑張っていて偉い~」って
私はただ単に必死に時間の無い今を生きているだけだよ。
フツーの娘2号だよ。
と、書かれていた。
オヤジは自分の不甲斐なさに泣いたよ。
こんなにも、必死で助けを求めていた、娘2号の事に気がつかないで。
オヤジは娘を愛している。しかし、多分、愛し方が分からなかったんだろう。
本当に愚かな父親だった。
最近、娘は「今、●●をしているけど、頑張れと言わないで。」と書いてきている。
それはそうであろう。毎回、毎回、真剣に頑張っている人に、頑張れなんていう言葉は愚かな答えだ。
そこで、オヤジはこう答えることにしている。
「楽しめ♪」
この言葉、イニシャルはDで北条豪に兄の凛が、高橋啓介とバトルする直前に言う言葉である。
そう。どんな時も「楽しめ♪」である。
試験のプレッシャーでさえ、「楽しめ♪」である。
もうオヤジは娘2号を、優等生だとは思わない。
しかし、オヤジにとっては、今でも自慢の娘だと思っている。
2021年1月27日。
初めて親子の本音が話せた日として。