1月8日。 その日。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 唐突ですが、昨日、オヤジは午後11時に帰宅して、疲れと具合の悪さでお風呂も入らずソファーで倒れていました。

 

 余りの寒さで目を覚まし、うっすらと見える時計の時刻を見たら、時刻は午前0時15分。

「あぁっ。1時間ぐらい寝ていたんだな。今日はもうお風呂に入らないで、布団に入って寝なおそうか。」

と、のそりとソファーから起きだして、メガネをかけなおしたら、何と時間は午前3時であった。

「うわっ。もうこんな時間だ。」と、一気に目が覚めたオヤジは、寒さが止まらないために、早速、お風呂を熱くして入った。

 

 水温43度でもまだ寒い。44度でも何だかまだ寒い感じがしたが、45度になるとさすがに命の危険を感じたので、44度でしばらく、優雅な朝風呂をしやれこんだ。

「さて、今日は休みだ。朝からなにをしょうか??」と、言いながら、朝から昨日見ていなかったメールのチェックをし始めた。

 

  こう書くとオヤジがどんだけブラックな会社に入っているのか??と、皆さんに誤解されるから、昨日の事を正直に書くと・・・・・・

 

 北見の会社が終わったオヤジは、自宅まで1時間かけて帰らないといけないので、近間の食堂で夕食を食べた後、真っ直ぐに自宅には戻らず、買い物を行い、前回失くしたカードの替りに新しく作ったカードのレベル上げにゲーセンに寄っていたのだ。(さすがに今日の休みに、往復2時間かけて、ゲーセンに行く根性は、もう無くなってしまった。)

 

 レベル上げとはもちろん、イニシャルはDの自分の車のレベルを上げることである。

 

 今まで愛機をFR車のS2000にしていたのだが、今回からガチな4WD戦闘機のスバル WRX STIにかえたのだ。

 いゃーーー。WRX STIはマジで速いぜーーー!!

 

 以前、ランエボを使ってみたのだが、ドリフトしずらくて、4WDは面白くないと思っていたのだが、このWRXは簡単にドリフトに入り、立ち上がりはFRの敵では無い!!

 

 どのぐらい速いかというと、S2000でエンペラーの須藤京一のエボⅢとの対戦が、2勝2敗に対して、このWRX STIでは、あっさりと須藤京一をぶち破ることが出来るのだ。

 

 更に連続20回ぐらいは何ともないオヤジであるが、10回もやれば具合が悪くなり、車酔いを起こしたほどの速さであった。

 

 この湾岸、イニD歴何年もの、この猛者のオヤジがだ。

 さすがにリバーズは無かったが、帰りの車ではフラフラになって帰って、家に着くなりソファーでダウンしたというのが現状であった。

 

 という事で、今回は余計な前置きが異常に長いということで、本編に入ります。

 

 今年の1月8日はオヤジにとって、忘れられない出来事が二つ起きた。

今日はそのうちの一つ目のお話をば。

 

1月8日と言えば、当然、全国的な猛吹雪。

 

 オヤジのいるここ網走でも、猛吹雪の警報は出ていた。(いま、オヤジは片道30分の網走と、1時間の北見の店をいったり来たりしているのだよ。)

 

 が、リーマンのオヤジは猛吹雪になる為に、会社を休みます。とは、とーぜん言えるわけもなく、いつもどうりに出社した。

 

 時刻は午後8時。閉店後、いつもの道を帰るオヤジ。

確かに雪は激しく振っていたが、吹雪ではない為、充分に帰れる天候であった。

 途中、徒歩で帰っているスタッフを見つけて、車に乗せて、彼の家に送り届けようとしたら、網走のメイン通り以外、すべて道路の雪が吹き溜まっていたのだ。

 かなりやばい感じがして、彼を彼の家の近くで降ろして、Uターンは出来なかったので、バックでそのままメイン通リの入る。

 そして自分の家の帰ろうとしたら・・・・・

 ここでオヤジは大きなミスをしたことに気がついた。

 

 メイン通りの道路も雪が降り積もり、もうほどんど道路が見えなくなっていた。

車は雪はお腹が擦り始めたら、動かなくなる。

状態はまさにその感じであった。アクセルを深く踏んで空転させてもアウト。

停まると完全に動かなくなるため、空転するかどうかのギリギリの状態で、タントを走らせていた。

当然、裏道から帰るのを諦め、いったん国道に出ようとしたオヤジである。

 

 丁度、戻る道に4WDの前走車が、慌てて町に向かっていくのを発見したオヤジはその車の後をついていった。

タントの車体は完全に船に乗っているように、細かく右左に揺れ動いていた。

  網走の街のメイン通リがもう完全に除雪されていない状況であった。

「早く国道にでないと。」

この状態を見て、時間が遅くなると国道閉鎖が入る可能性があったからだ。

 

もう完全に網走のメイン通リの道は雪が積もり、だれも車で走ってはいなかった。

 

 ようやく国道に通じる坂道にたどり着いた。

ここでデジカメのバッテリーが切れたので、当日の貴重な1枚である。

一気に国道に向かって下るオヤジ。

 

 ところが、おもったよりも雪が積もっていたため、フロントバンパーに積った雪が当たって、思うように走れない。

 そうこうしているうちに、タントカスタムは急に横滑りを始めた。

「絶対にぶっけねーぞ!!」

 

 今、事故を起こしたら、絶対に助けはこない。

 助けに行ったら、自分も遭難するからだ。実に当たり前の話である。

 

 オヤジは最近ゲーセンで覚えた、4WDのドリフトを駆使して、横滑りを止めた。こんな状態が2回も続いたのだ。

よーやく、国道にたどり着いたオヤジである。

 

 すると国道はおもったよりも除雪が進んでいて、街の中よりもはるかに走りやすかった。

そうこうしていつもは30分もかからないで自分の家にたどり着くのが、なんと1時間以上かけてたどり着いたオヤジである。

 

 家の周りは当然、除雪は入っていない為、家に入ろうとすると、道路で車を捨てなければいけない。 

 その為、離れた邪魔のならない場所に車を停めて、家にたどり着いた。

 

セルボも当然、雪に埋まってしまった。

 

左上の車の下の少し四角くなっているのが、ゴミ箱である。

この高さで、約積雪1mぐらいである。

 

 

邪魔のならない場所に捨てたタント。

もう完全にお腹が埋まっている状態である。

 

 

昨日、完全に道路が雪で埋まって見えなくなってしまっていた場所。

 

 それにしても、今回感じたことは、除雪をされている方のすごさである。

 あれだけ、車のお腹が擦るぐらい雪が積もっていても、たった一晩で、通常の道に回復してしまう。

 

 今まで当たり前に走っていた道が、このように影の力で支えられて、初めて機能しているのだと、感じたオヤジである。

 

 除雪関係の皆さん。本当にありがとうございます。そして、ご苦労様です。