オヤジがカー用品の取り付けに強くなっていった理由(わけ) | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

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TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 さてさて、この理由(わけ)シリ-ズ第2段!!

 

  前回の工具で終わろうと思ったのだが、ブログ上でお付き合いのある主(あるじ)さんからのコメントで、オヤジが若いころに電気関係の会社にいたから、カー用品も詳しいのですね。と書かれていたので、実際の話をしょう。

 

 確かにオヤジは電気関係の学校に行き、某大手家電店に勤めていたのだが、実はカー用品の取り付けは、全然知らないほうであった。

 

 現にかみさんのアルトワークスの、カーCDの取り付けを、オートバックスで購入して、その場で取り付けしてもらった事がある。

 

 だからカー用品の取り付けは、完全に業者がやるものだと思っていた。

※当時、オヤジは30代前半である。

 当時の相場で、カーコンポの取り付けが、持ち込みでディラーで5千円から1万円ぐらいだったと思う。

 もちろん、ディラーのカーコンポなんか買ったら、値段は十何万の割に、通常のパイオニアやケンウッドのメーカーのコンポよりも、はるかに性能の悪い商品が多かった。

 その時にオートバックスのカーCDが5,000円。取り付け工料が3,000円で合計8、000円あった。

 

 ディラーの取り付けよりも安い取付け料だったので、聞いてみたら、とーぜん、オートバックスで商品を購入してくれているから、取り付け工料も安くなっています。と、言われた記憶がある。

 

 そんなこんなで、オヤジは30代前半までは、カー用品の取り付けは、ディラーかカーショップで行うもので、素人が付けることは出来ないと信じていた。

 

 しかしオヤジも人並みの子である。カーコンポは欲しかったが、新品はどれも高く、欲しい商品はどれも5万円クラスの商品で、高すぎて手が出なかった。

 

 そんな時である。いつものリサイクルショップ巡りをしていたら、欲しい商品が何と1万円代で売られていた。

 欲しいけど、カーショップに持ち込んで取り付けを依頼したら、はるかに予算がオーバー。

かなり悩んでいた。

 

 ※よく持ち込みで取り付け代を安くしろという人がいるけど、人としてあれはどうかと思う。

 

 お店は自分の店の商品を買ってもらうから、取り付け工料を安くするだけであって、よそで購入した商品は、通常の取り付け代をとられて当たり前の話である。

 

 そんな時である。そこのお店の店長が「オヤジ君。自分で付けたら、取り付け工料はタダだから、予算の1万円で買えるよ。」と、言ってきた。

「カーコンポって素人でも取り付けは出来るんですか??」と、半信半疑で聞いてみた。

「簡単だよ。カーパネルさえ取りはずせたら、配線は赤は赤。黒は黒と、各色同士でつなげば良いだけだよ。」という一声で、オヤジは欲しかったカーコンポの購入を決めた。

 

 当時のオヤジのカー用品の知識はたった二つ。

 

①電源(赤色)とアース(黒色)は先に黒色を外して、赤色を外す。

取り付けは赤色を先に付けてから、黒色をつける。

②接続は必ずギボシ端子や圧着端子等で行う。

の二つぐらいしか知識は無かった。

 

 当時は今よりもインターネットの普及は無かったので、カーパネル一つ取り外しにも、半日かけながら悩んで外していた。

 

 初めてカーコンポの取り付けは大成功。

 

 何も知らないオヤジでさえ、簡単にカーコンポを付けることが出来たのだ。

 逆にコンポ自体の取り付けよりも、カーパネルの外し方のほうが難しいことが分かった。

 

 こうして、カーコンポの取り付けが出来るようになったオヤジは徐々に、取り付ける種類を変えていって、念願の埋め込み型のカーナビの取り付けも出来るようになった。

 

※カーコンポやナビってとても考えて作られていて、ハーネス(コンポの裏側に付ける、赤黒白、黄色もカラフルな配線。)の付け方さえ間違いなければ、他の配線は別なところには付かないような、特別な形をしているのだ。

 

 ただし、そのおかげで大失敗をすることもあった。

 そのいい例がミライースにタコメーターとバキュームメーターの取り付けを行った時である。

 いつものように同じ色同士を接続して、いざ走ろうと思ったら、メーターが全然動かないのだ。

メーカーに聞いても、それは故障ですから、保証なら無料修理ですし、保証が切れていたら、有料です。と、あっさり言われた。

 

 この時は3日間ほど悩んだ。何回も何回も配膳図を見て、配線間違いが無いか確認してみた。

 

 すると・・・・・よーーく見ると、通常のカーコンポの電源の配線の色と、メーターの電源の配線の色が違うのだ。

 

 3日目に正しい配線を行うと、スピードメーター、バキュームメーカー共にきちんと動いたのだった。

 

 こうしてカーコンポの電源と、バキュームメーターの電源の色は全然違う事をまた一つ覚えていった。

 

 今はネットがあるから良い。自分の乗っている車のカーコンポの付け方や、パネルの外し方やコツをきちんと教えてくれるブログもある。

 

 だからオヤジがカー用品の取りつけが詳しくなっていったのは、電気関係の知識がもともとあったというよりも、ひたすらお金を掛けたくないけど、良い商品は付けたい。という二つの矛盾した気持があったからであった。

 

 ただし、今でもまだ知識不足はある。

 最近のカーナビあたりは、バックアップ用の電源が無ければ、単純に電源を外して付けただけでは、最悪、壊れる場合があることを、ブログ上の付き合いである、ハーレー乗りの三流さんから教えてもらった。

 

 今は良い時代だ。ネットからでも、お店からでもわからないことがあれば、いろいろと教えてくれる。

 

 ただし、お店から教えてもらえるのは、おくまでもそこのお店に利益があっての話なのだ。

 そこのお店で何も買わなかったり、修理をしてもらわないで、自分の知りたいことをだけを教えてもらおうというのは、実にムシのいい話である。

 また聞くときも、最低限の知識を見ったうえで話を聞くことが必要となる。

 

 前も話したことがるが、オヤジのお客さんで(というか、オヤジはその人をお客だとは思っていない人であった。特別友人でもないのに、ただやけにオヤジに対してはなれなれしい態度をとる人だと思っていた。)オヤジがカーコンポを付けれることを知っていて、オヤジにカーコンポの付け方を教えれと、うるさく迫ってきた。

「取り付けにはハーネスとかはあるんですか??」と、試しに聞くと、

「そんなもの12Vだから配線を全部ぶった切って、直結したらいいだろう。」と、安易に考えていた。

「お客さん。カーコンポの取り付けは、甘く考えないほうが良いですよ。基本的なハーネスも付けないで直結したら、最悪、火災を起こす可能性もあります。」

「あんまり詳しくないなら、きちんとディラーかカーショップで付けてもらったほうが安全ですよ。」というと、

「このケチッ!!もうお前には頼まない!!」と、怒りながら帰っていった。

 

 これが人にものを頼む人なのか??まあ、下手に教えたら、今度は自分の車が火災になったら、絶対にオヤジが悪いと言ってくる人だろうなーー。と、怒りながら帰るお客さんを見ながら思った。

こんな人ほど、自己責任という言葉はしらないであろう。

 

 だからオヤジも元々電気の知識はあったのではるが、カー用品の取り付けに強くなっていったのは、自分で付けたい。と言う強い気持ちと、何度も失敗しながら、一つ一つ覚えていったのだ。

お金があって、簡単に業者に頼めば、はるかに綺麗に早く取り付けはしてくれる。

 

 好きこそ物の上手になれ!!

昔の人は実にうまいことを言ったものだ。

 

PS。しかし・・・・いまだに、クルマやバイクの整備関係は、全然わかりません!!エッヘン♪(笑い)