Sの称号!!スピン・オフ・ストーリー:タント・カスタムで車中泊に行こう♪耐久:25時間!最終話 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 当然ですが、ただいま、家の中は暖房を入れています。

いま迄、猛暑で暑い!!暑い!!と騒いでいたのが、まるで嘘のように、部屋の温度は20度を切っています。

 娘があまりにも寒がるのと、娘の知り合いのおじさんの家も、もう暖房を入れていると聞き、うちも我慢しないでという事で。

 

 まあ、この年になると、生い先がどんどん短くなるので、なるべく我慢をさけて、快適な生活という事で。(笑い♪)

 

 さて、車中泊の続きです。

 

 日高の標識見たら、苫小牧まで約60km。

あのウポポイを見に行くために、通った苫小牧まで1時間で着いてしまうのか??

「思えば遠くまで来たものだなぁーー。」と、オヤジは考え深げにつぶやいた。

しかし、オヤジの中では苫小牧は札幌よりも遠い町。

 そこまで走ったら、今度は帰るにも一日がかりとなってしまう。

そこで、食事先を求めて走ったのは・・・・・・

 北上して平取町に向かった。日高町の街の雰囲気を見ても、苫小牧に行く道よりも、平取町に向かう道のほうが、大きな店がありそうであった。

 

 走ること数分。早速、大きな食事屋さんがあった。が・・・・・・・・・・・

本日、定休日。

 まあ、仕方がない。このまま走れば、どこか食事ができる店があるだろう。

 

 ちなみに隣町の平取町は文治5年閏四月晦日(旧暦4月30日/西暦1189年6月15日)に平泉の「衣河館」で自害したとされる源義経ですが、実は、自害は見せかけで、弁慶などとともに北海道に渡った・・・。これが有名な『義経北行伝説』。がありここの平取町には、その平義経がご神体となっている義経神社が祭られている。

 ※この街の義経伝説は、義経はアイヌの人々が繁栄していたピラトリ(平取町本町)に至り、ここに定住、アイヌの人々にカムイ(神)と尊敬されたというものです。

 

 うーーん。実にロマンのある話であるが、お腹が空いて、食堂を探し回っていたオヤジは。その神社には行く気にはならないで、ひたすら北上していた。

(後で調べたら、実に残念なことをしてしまった。今度、機会があれば義経神社、見てこよう。)

そしてオヤジがたどり着いたのは・・・・

 

 

この画像を見て、気がついた人は凄い!!

2週間前に走ったばかりの、樹海ロード日高の道の駅である。

前回はここが、今回来た日高町と間違えた町である。

 

 当時は9月に入って猛暑で、S2000のエアコンの冷房を最強にして走っていたのが、たった2週間経っただけで、もう長袖でも外は寒く、ジャケットを羽織り、車の中ではエアコンの暖房をガンガン入れています。

 

 このルートから帯広に走ったS2000は後輪のパンクにより、再起不能となり、長い入院生活を送る羽目となった、因縁のルートである。

 

 時刻は午後2時30分。この道の駅でお蕎麦を食べた。

時間が時間だけに、もうほとんどの食堂が、準備中に変わっている中、お蕎麦屋さんに入ったのだが、ヤマメ蕎麦という蕎麦で、お腹が空きすぎたオヤジには少し物足りないかな??と、思ったのだが、食べてみると意外と腹持ちが良く、この後8時近くまでお腹が空くことはなかった。

 

前回は月曜日が休館日という事で見れなかった日高町の資料館。

今日は火曜日という事で見に行ったら・・・・・

祝日の翌日は休館日ということで、今回も休館日。

いゃーーー。縁が無い場所は、やはり何回行っても縁が無いんだなぁーー。

 

 前回は帯広経由で帰ったのだが、今回は富良野経由で帰ることとする。

まずは富良野の手前の町の占冠村へ向かう。

占冠村は意外と近く、30分もかからないで到着した。

ところが、占冠あたりから天候はよくなり、途端に暑くなり今度はエアコンのクーラーを入れまくってしまった。

 1日でヒーターとクーラーを入れまくる経験って初めてだ!!

 

そしてここでトイレタイムを行い、いよいよ40km先の富良野に向かう。

ところが、富良野町に向かう途中に、トマムまで28kmという看板が見えた。

そこで、急遽、予定を変更してトマムへ向かう。

トマムは20年ぐらい前に、富良野から帯広に抜ける途中に、トマムという看板を見つけ、急遽寄ったことがある。

ここは雲海が見えることで有名なリゾート地であるが、ド・ケチオヤジには縁のない世界である。

 

 駐車場にはオヤジのような軽自動車ではなく、こじゃれた車で、センスのいい服で身にまとった、若いカップルが次から次にきていた。

ここで記念に画像を数枚。

 

あれっ???有名なトマムのツインタワーって、こんな感じだったっけ??

20年前に見たときは、確かに巨大なタワーホテルが並んで2棟そびえたち、あまりの高さに驚いたのだが、どうも当時とはタワーの感じが違う。あたりを見回して答えがすぐ出てきた。オヤジが20年前に見たタワーはこちらのタワーであった。

調べたらこちらがリゾナーレトマムというタワーであり、

 

こちらがザタワーという、新しく出来たタワーであった。

まあ、車中泊オヤジには、金輪際泊まれるようなホテルではないことは確かだ。

トマムのリゾート地を見て満足して、富良野、帯広線に合流して富良野に向かう。

すると、南富良野に到着すると、あの高倉健さんが主演で有名な「鉄道員ーぽっぽやー」のロケ地という案内看板が。

 

 廃線が迫る路線荷中で最後まで寡黙に仕事をこなし、最後の仕事を終えた健さんが、雪の降る中、駅の構内に静かに倒れていく。あのラストをみたオヤジは幼少ながらも、心に感動を覚え、自分の仕事に誇りを持って行う漢(おとこ)のカッコよさに憧れたものであった。

 

 早速、見に行く事とする。

 

 S2000を手に入れたからは、何だか興味が出たとこは、すぐに見に行こうと、好奇心が溢れるようになった感じである。

 

オヤジのほかにも、札幌から来た女性が熱心に、このロケ地を見ていた。

 そして、南富良野の道の駅に寄ってから、いよいよ富良野に向かう。

北の国からのロケ地は、もう何回も見たので、今回は3月にだれも来ていなかった、ニングルテラスに寄ってみる。

 

 

 昔、ここのお風呂に入ろうとして、非常に高かったので止めたオヤジである。

 

  時刻は午後5時30分ぐらい。

 

 

 

ここは暗くなるとライトアップされることを知っていたが、今回初めて見るオヤジである。

前回と違って、お客さんがだいぶ戻ってきてはいるが、やはり全盛期のニングルテラスを知っているオヤジから見たら、まだまだ、お客さんは少ないほうである。

 

あたりが次第に暗くなってきた。

時刻は午後6時に近づく!!オヤジは次の町に急いだ。

6時前なら道の駅のスタンプを押せるのではないか??

残念ながら富良野⇔旭川線は混んでいて、目的地の美瑛町は6時よりも5分過ぎていた。

 

一応、中に入ってみても、トイレのみ解放されていて、スタンプは押せなかった。

いかん!!いかん!!また、スタンプラリーのための旅になるところであった。

ちなみに、ここは5時で閉館であったので、もともと急いでも無理であった。

ここでも車中泊を行っている車が沢山いた。

たぶん、ここで泊まって、明日は美瑛の景色や富良野を楽しむのだろう。

その足で旭川に向かう。

 

 

 旭川の回転すしで少し贅沢な夕食を取ったのが、午後8時過ぎ。

さて、今日はどこに泊まろうか??

 

 というか、今回の旅のメインのエリモ岬と日高を見たオヤジの旅は、心の中ではもう完全に終わっていた。

「帰ろう!!」ふと、そんな気持ちが浮かんできた。

ここから家までは200km。これから帰れば、12時には帰ってこれる。

すると、明日の休みは別なことに使うことが出来る。

そう、おもったオヤジは急に旅の興味を失っていた。

 

 オヤジにとっての車中泊は、旅の途中に車で宿泊。ではなく、単に移動して疲れたら寝る場所。という意味であったのだ。

 

 それをこの旅ではっきりとわかってしまった。

 

 だからまだまだ4時間近く走ることも出来るし、4時間も走れば完全に家に帰ることが出来る。

 旭川を出たのが午後8時30分。途中、バイパスに入った途端、速い車に引っ張られて、時速120km/hで巡行。

 

 通常はオヤジの家から旭川迄は、バイパスのある遠軽まで約1時間30分。遠軽から旭川迄2時間ぐらいの為、約3時間30分ぐらいで着く感覚である。

 が、パイパスを飛ばしに飛ばした先行車についていったら、なんと遠軽まで1時間弱で着いてしまったのだ。

あれっ??旭川ってこんなに近かった??

ちなみに、途中でしっかりと大型トラックがパトカーに捕まっていた。

そして、そのペースで自宅に帰宅したのが午後10時42分。

もしかして、タントでS2000のコースレコードを破ってしまった??

 距離は955kmを走破していた。

うーーん。車中泊を行うと、たった1日の休みでも、充分に長距離走れるし、充実感があるなぁーー。

 これから車中泊にはまりそうだ!!

 

PS。S2000はとっくに直っていますが、車中泊にはまったオヤジはS2000を乗ることよりも、車中泊Ver2、0に向けて、タント・カスタムを改造中です。