Sの称号!!スピン・オフ・ストーリー:タント・カスタムで車中泊に行こう♪耐久:25時間!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  おはようございます。

時刻は午前5時。

 さっぱり寝た気はしなかったが、もともと、オヤジは寝る場所が変わったら寝られないほうである。

最近までビジネスホテルに泊まっても、一睡もできないことがほとんどであった。

しかし、寝心地は悪くないほうであった。

いや、体の節々は全然痛くならなかった。

この毛布の上のクッションは、昔、乗っていたキャンピングカーのもの。

廃車にするときに、何か役に立つか??と、思って、捨てないで残しておいたものである。

こんな時に役に立つとは、思いもよらなかった。

 

 更別の道の駅は、帯広から1時間近く離れている場所であった。

その為、起きてからすぐにえりも岬に走ることが出来た。

 隣の道の駅の忠類では、100台以上の車が車中泊をしていた。

(しかし・・・なんで隣の道の駅は数台しか泊まっていないの???)

まあ、細かいことは考えないで、ひたすら走る。

 

 空がだんだん明るくなってきた。

 

 

次の道の駅は大樹町。

日本のロケットの発射場所で有名な街であるが、実はここでも砂金が取れる。

 オヤジは今日の予定は、えりも岬の帰りにここで砂金堀りをしようかと考えていた。

 まだ6時前の為、ここはスルーして通り過ごす。

そして、次の街。広尾町に到着。

ここは、サンタの故郷ノルウェーが認めた国外初、日本で唯一のサンタランドである。

町内のあちこちにサンタの絵が描かれている。

 

 昔、ここに来た時に、サンタの施設が沢山あったような気がしたが、今は廃墟しかない。

オヤジの勘違いか???

 

 ここからいよいよ黄金道路!!(実はあこの道は、アイヌのアシタバさんのお父さんが、砂金を内緒で隠した道だから、黄金道路と言われる!!もちろん真っ赤なウソ!!です。)

この道を作るたびに、なんども波に壊されて、「まるで黄金を敷き詰められるほど、建設に莫大な費用が掛かった道路だ」として黄金道路と呼ばれるようになりました。

ここで、重大なことにオヤジは気が付く。

タントの走行距離が300キロを超えていたのだ。

タントカスタムの実走行距離は、約350km。

 多分、えりも岬までは走れるが、その後、ガソリンスタンドが無ければ、そのままそこで立ち往生となる。

 広尾町のガソリンスタンドは7時から開く。今は午前6時過ぎ。

 

 コンビニでおにぎりとお茶を購入。ついでにゴールデン・カムイの新刊が入ったので、そのコミックも買って、近くの駐車場でガソリンスタンドが開くのを待つ。

ここで待つこと、約1時間。

 

ようやく7時になり、早速、ガソリンを満タンにしてから、再びえりも岬に向かう。

が、ここで、サンタランドという魅力的な看板が目についた。

 前に来たときは、目に入らなかった。

 えりも岬から帰った後に、また来よう。と、考えたのだが、いったんは走り去ったのだが、急遽戻ってくる。

 

建物の中には、何かサンタクロースのグッツでも売っているのか???

 

 まあ、帰りにでも寄ってみるか??と考えながら、再び黄金道路に向かうオヤジである。

太平洋が輝きだした、不思議な一瞬!!

 

 再び、黄金道路にアタック!!

しかも天候が悪くなったら、やはりこれから波が高くなるのかなぁ??

また、ひたすら、ひたすら走り続ける。

 

 

 襟裳岬の前に現れる百人浜。

 名前の由来は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

多分知っている方も多いので、わからない人は、自分でグーグル先生に聞いてみてね。

勿論、オヤジは目視しないで、ひたすら道の先だけを見ています。

ガソリンを入れてから約30分弱。8時ごろについに今回の旅の目的地に到着!!

 

ここまで364kmであった。

 

まずは第一印象は風が非常に強い。

車の止める位置を間違えたら、車のドァーを開けるときに、風にあおられて、ドァーが壊れてしまう可能性が大である。

  まだ、風の館は開館していないので、襟裳岬の記念碑に向かっていく。

ゲートは閉められている。

 

 

 

ついに襟裳岬の記念碑に到着。

風がとても強く、まともに立ってはいられない。

 

 

 

  ここで、写真を何枚か撮ろうとしたが、あまりにも風が強く吹くため、身の危険を感じて、数枚、写真を撮った後、さっさと引き返す。

 ここで、自転車でここまでやってきた人を発見!!

この強風の中、よくここまで、やってきたなぁーーー。と、オヤジは驚いた。

 娘へのお土産を買って、風の館はまだ開館していない為、さっさとエリモ岬から出ようとした。

5分ほど走ってから、オヤジは急に引返した。

ここまで来て、風の館を、見ないで帰るのは、やはり心残りであろう。

9時まで30分も無いので、しばらく車の中で待つことにした。

 

おおっ!!なんと懐かしい車であろう。

この車が現役で走っているという事は、オーナーの愛情の深さを感じた。

そうこうしているうちに、時刻は9時になった。

早速、風の館に入る。

 さっき、襟裳岬と書かれた記念碑の下に作られている。

 

 

 何だか秘密基地に行くような感じで、オヤジは結構、この風の館は好きである。

入館料は300円である。

 

 

 双眼鏡で見てみると、ここにアザラシが4匹いた。

 

 

 どうも、ケーオンとか、バクオンがアニメで開催されて以来、萌え系のキャラを各地で見るような気がする。

 この風の館にもお約束の萌え系キャラもいた。

そして、風の館から退出するオヤジである。

 

 この出ていくときも、明るい外に出ていくような感じで、秘密基地っぽい。

この風の館を考えた人は凄いなぁーーー。

非日常感覚が味わえるんだもんなぁーー。

 昨日までは大樹町に戻って、砂金堀りをしようと考えたが、急遽、予定を変更。

 

 さて、これからどこに行こうか??

 旅は始まったばかりだ!!