Sの称号!!スピン・オフ・ストーリ:タント・カスタムで車中泊に行こう♪準備編。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 S2000を修理に出している間、エアコン不調のタントを普段の足にしていた。

軽自動車のオートマという事で、実にかったるい車ではあったが、走りなれてくると、だんだんこいつの面白さが分かってくるようになってきた。

 フニャフニャの足回りは、リズミカルにコーナリングをおこなえば、結構なハイペースで走ることが出来た。

 

 そして、最大の興味は、以前から行いたかった車中泊。

この広いタントでは、うまく工夫すれば、車中泊が出来そうだと考えていた。

 

 実はオヤジは車中泊歴は、ガチで長い。

最初の車中泊は20代の頃にシルビアでシートを倒しただけで、稚内で宿泊。

 そしてシャレードターボで、えりも岬の車中泊を経て、かみさんとハイラックスサーフで、北海道中を車中泊しまくった。

 子どもたちが生まれて、エステマにルーフテントを付けながら走り回り、最後は100系の本物のキャンピングカーを乗っていた。

 このまま軽のワゴンのキャンピングカーに乗るのか??という展開に、まさかのオープン2シータースポーッカーの購入。

 人生はわからないから、これだから面白い。

 

タント・カスタムに乗るようになってから、車中泊の熱が再び蘇ったのだ!!

 さて、話を元に戻そう。

 

 今でこそ、新しいタントは助手席を小さくたためるが、オヤジの乗っているタント・カスタムは、助手席が小さくたためることが出来ないのだ。

 

 そのため、助手席を取りはずそうと考えてたが、調べてみると、助手席を外して走っていると、4人乗りが3人乗りになる為、整備不良となる可能性が大であった。(昔、ミライースの後部座席を外して、車中泊した話は内緒です。笑い♪)

 

 そこで、何とかならないかと、いろいろと、調べていたら、やはりどれもこれも、イレクターパイプでベットを作るしかなかった。

 オヤジのこんどの車中泊の予定は3日後。とてもそんな余裕はない。

ついでに、今日は朝から、サビだらけの灯油タンクの足を綺麗に塗装をしたいと思っていた。

オヤジはいったん、気になると、すぐにやりたくてたまらなくなるのだ。

  今日の休みはまずは、エアコンが故障しているタントの部品が入ったと連絡が入ったので、朝一番でS車輛に行く。

 これからタントを修理しないといけない為、これで車中泊は無くなったなと思った。

と、思ったら、わずか10分で修理が完了した。

  これでタントが使えると思い、早速、帰宅するオヤジであった。

時間は午前11時。

これからディスクサンダーで、灯油タンクの足のサビを落として、塗装しても、昼から、車中泊仕様にする、計画が立てられると考えた。

 帰宅後、直ぐにディスクサンダーでサビを落とす。

 

 長い間そのままにされていて、かなり気になっていた灯油タンクの足のサビ。

当初、サビ落止めと、塗装は車用の塗装スプレーを考えていて、(というか、オヤジは塗装をするときは、殆ど車しか行わなったので、塗装=車用と、勘違いしていた。)値段が高く、どうしたものかと考えていたのだが、ふと、スプレーで塗装しないで、ハケで塗ったらどうかな??と、考えた途端、普通の住宅用の塗料に気が付いた、おまぬけなオヤジである。

 予算がいっきに半額になり、早速、サビ落とし用の塗料、本塗り用の塗料、ハケを2本購入。

 

昼飯もそこそこに灯油タンクの塗装を行う。

秋なのにやけに快晴で汗をかきながらサビ落としをディスクサンダーで行う。

そして、サビ止めを塗る。

 

 数年経つと、またサビが浮き出すとは思うが、気休めでもサビ止めを塗っておく。

ちなみに、今はサビている鉄からそのまま、サビ止め+塗装を行える商品もある。

 塗装はサビ落とし、洗浄、サビ止め、下地剤塗り(プライマリー・サーフェーサー)、そして、ようやく塗装に入れる状態になるのだが、そんなの関係ねぇーーーーーーーー。と言うように、サビている状態から一気に塗装を行い、サビ止め+塗装を行えるのだ。

 サビ止を乾燥させている最中、タントカスタムの後部座席をたたんで、助手席までの長さを図る。

 約150cmある。うーーん。惜しい!!

せめて、後20cmは欲しい!!

どうしたものか??と悩みながら、サビ止めが乾燥したので、再び、本塗装に入る。

 

 

 これで、数年前から気になっていた灯油タンクの塗装がおわって、少しホッとするオヤジである。

時刻は午後2時30分。

 娘が帰ってきて、食材を買いに行くまで、後1時間ほどある。

そこで、オヤジはあることに気が付いた。

 後ろから助手席まで150cmなら、助手席を前にずらして、対角線上に寝て見たら、何とかなるのではないか??と、思った。

そして、早速、横になってみると、確かに足元は少しきついが、寝て寝れないことはない。

 うん!!これは何とかなりそうだ!!と、思ったオヤジは、次に、たたんだ後部座席の硬さが気になった。

 ガレージを見回すと、2枚のコンパネの切れ端がある。

一枚は縦に長く、一枚は真横にカットされていたコンパネである。

 早速、それをタント・カスタムの後部座席をたたんで、荷台となった部分に置いてみた。

よこの曲線をジグソーで簡単にカットして、荷台のラインに合わせていく。

 

いったん、オヤジのやる気に火が付くと、止まらない。

ジグソーでどんどんコンパネをカットして、簡単にゆかに合わせていく。

 本来はここで、カーベットを引くのだが、給料日前の為、極力お金はかけたくない。

そこで、冬に吹雪いたときのために、用意している毛布を2枚敷いてみた。

うーーん♪悪くない♪

 

今度の休みは、これで車中泊のテストをやってみようか??

と、一人、ニャニャするオヤジである。