そして・・・・・ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 今朝、オヤジは明後日の休みに釧路に行って、黒いセルボを見て、それが業販できるか聞いてみようと思った。

S車輛の社長曰く、今は車が売れない時代らしい。

正確には売る車が少ない時代らしい。

 理由はコロナの為、クルマの作る稼働時間が少なくなり、新車が出来るのが遅くなっていて、それに伴って程度の良い中古車がなかなか出なくなってきたらしいのだ。

 軽自動車の人気のハスラーなんかは、新車で早くて半年、下手したら1年も待つ場合があるらしい。

とうぜんですよね。

新車の作る台数が制限されている=新車が売れない=下取りの中古車が入ってこない=中古車が無い。

 

そして、こないだの予算50万円代のミラアビィと、セルボを比べてみた。

アビィ平成16年。セルボ平成18年。

内装:アビィ:普通のレバー式のオートマレバー、セルボ:今風の段々型のオートマレバー。

外見はセルボのほうが、戦闘的。

 

 あまり興味は無かったが、オヤジも調べれば調べるほど、セルボのほうが、カッコよく見えてきた。

 その為、S車輛の社長には。ミラアビィよりもセルボのほうにしてもらおうと思っていた。

 

そして・・・・・

今朝、会社に行く途中・・・

S車輛の社長から電話が入っいた。

「ようやく良いのが出てきたぞ!!セルボだけども見てみるか??」

 

ということで、今日は会社が早く終わったので、早速、S車輛の社長の家に行った。

「ミラアビィでなくて、セルボなんだけどな。」

「娘さんは気に入ったと言っていたけど、もしオヤジが気に入れなければ、別な人にこの車を回すけども、どうする??」と、心配そうに聞いてきた。

オヤジはニカッ!!として、「凄く良いですね。こいつに決めます。」と、言いながら、ミラアビィよりもセルボのほうが気に入った事。そして昨日の札幌に行った話や、今度の休みはセルボを探しに釧路に行く位予定を話した。

「そうか、それを聞いて良かった。」と言いながら、この車はワンオーナー。で新車で購入した時に下回りをコーティングをされていて年式の割にサビも少ない為、ディラーもこの車なら安心して出せるという事を色々話してくれた。

 ちなみに、となりのクルマもこのセルボと同じ年式であるが、このセルボのほうが、はるかに輝いている。

 

一瞬、新車の間違いかと思ったぐらいである。

 

内装もかなりきれいである。

 

ここはお約束のカーナビに変更だろう。

 

 オヤジも一目見て、気に入った。

予算も充分に想定内。どう考えても50万円台では買えないような感じである。

 

 オヤジは物にも縁があると考えている。

 縁が無いものを無理して、手に入れようと思ったら、それはたちまち、自分の手から離れてしまう。

 

 この車が娘1号の唯一無二の存在になってくれると、オヤジは一目この車を見てそう思った。

 

 ちなみに、買えり間際に、あまりのきれいさに、「なんだが娘にやるのが惜しくなった。オヤジがこの車に乗って、タントカスタムはまた娘に乗せようかな。」と、言って、S車輛の社長に苦笑されたのは秘密です。笑い♪