ゴールデンカムイ!!第一段!!-狂走行軍ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 翌朝、またもや朝早く目覚める。

それはそうであろう。昨日も睡眠時間が数時間で、あちこち走り続けたので、昨日は部屋に入った途端、いきなり寝落ちしてしまったのである。

 今日は朝食を頼んでいなかったので、娘が起きたらすぐにホテルから出るつもりである。

娘もそろそろ起きだしてきた。

 6時ごろにチェックインしょうと、フロントまで行くと、なんと朝食が(6時30分からなのだが)6時からやっていた。

 見ると朝食はバイキングである。

バイキングには目が無いオヤジは急遽予定を変更。フロントに朝食代を払い、早速食事に行くのであった。

まず、小手調べの和食。

続いて洋食。

最後はホッキ貝のご飯でしめる。今日も朝から全開でお腹を満たしていく。

こうして8時前にホテルから出発!!(うっかりホテルの画像を撮るのを忘れた。)

 

  本来は高速に乗って帰宅の予定なのだが、ここで裏ミッションを発動!!

 むかわ町の穂別の地球体験村にお別れを言いに行くのだ。

 

 数年前に娘2号と苫小牧に旅をしたときに、旅の最終日に、むかわ町の穂別にある地球体験村というところに行く予定であったのだ。

 しかし、地図を見るとむかわ町は日本海側の日高の近くにあったのだ。

 日高というと襟裳岬の方面になるので、帰るだけで1日がかりになる為、位置をよく確認しなかったオヤジは、地球体験村を見てから昼から帰っても、到底家に帰れないと勘違いして、また、今度機会があるときにでも来よう。と、あきらめた場所であった。

 その年、あの北海道の大地震により、北海道中が大停電を引き起こした。

 そしてその地震により、地球体験村は壊滅的な被害を受けて、永久的に休館となった。

 

 このことによって、オヤジにまたいつかは存在しない。いま、行きたいとこ、やりたいことをしないと、後で必ず後悔するという事を教えてくれた事件であった。

実はウポポイへ来たのは、この事があったからなのだ。

 

 今回も下道でトコトコと走り続けるS2000。

走り続ける事約1時間ちょいで穂別に到着!!

今回の裏ミッションの目的場所に到着!!

 

 

 「やっと会えたね。君はもう永遠に閉館になったままだけど、オヤジは君が活躍していたことを永遠に忘れないよ。」

「これで本当にお別れだ!!ありがとうな。」

オヤジは閉館した地球体験村を、いつまでもいつまでも眺めていた。

 

(地球体験村とは4か所のブースに分かれて、亜熱帯や氷河期等の4か所の季節を表現している場所なのだ。)

何故だがわからないが、最近、年をとると、昔に行ったことがる場所に、無性に再び行きたくなるのだ。

 

穂別は化石を売り物にしている町である。

あちらこちらに、化石のレブリカがあるのだ。

時刻は9時30分。

化石の博物館がオープンする時間である。

 

  入館料は一人300円。

これまた激安の入館料である。

 

 

 

 

 

ここでの滞在時間はわずかに10分ぐらいである。

本来はここから帯広行きの高速に乗って帰る予定であったが、急遽取りやめ、穂別から札幌、夕張行きの看板が見えた。

 調べると夕張までは60km程で着くみたいだ。

すると、以前行った事のある、石炭博物館に急に見に行きたくなった。

再びトコトコとのんびりと走るS2000。

 

 夕張の道の駅。

 

 途中、夕張の道の駅でトイレタイムを行い、石炭の博物館を目指していく。

すると、突然、見覚えのある場所が・・・・・

 

そう、幸せの黄色いハンカチの映画で有名な、高倉健が最後にたどり着く自分の家である。

長屋の中には、武田鉄矢が乗っていた、赤のファミリアが置かれていた。

 

そして、外を見上げれば、主人公島勇作を出迎える為に、空いっぱいに黄色いハンカチがなびいていた。

網走刑務所から出所した島が、別れたかみさんが、もし、まだ自分を待っていてくれるなら、外に黄色いハンカチを出していて欲しい。と、刑務所に入る前に行った言葉どうりに、今日も青々とした空に、黄色いハンカチはなびいていた。

 入園料は一人500円位だと思った。

映画のラストを思い浮かべ、幸せな気持ちになりながら、今度は石炭博物館に向かう。

走ること数十分。

 ここはかって、バリバリ夕張という名前で、子供たちが喜びそうな遊園地やロボットの博物館があり、その一角で、やつていた場所である。

 

 TVのCMの宣伝にも中年のライダーが、ツーリング先で立ち寄るシーンがあり、ツーリングには必ず夕張に行くんだと、幼い記憶には刻み込まれていた場所である。

 

 が、時の流れは残酷である。

バリバリ夕張はいつの間のか閉館。遊園地やロボイットの博物館は取り壊し、そして、ここだけが唯一生き延びで、営業を行っているのだ。

ここの入館料は一人750円。

ふと見ると、ここと、幸せの黄色いハンカチのセットを買えば、一人1,000円で見れたのだ。

うーーん。実に残念。

夕張も経営破綻で財政が実に厳しいと聞く。

そんな中で、厳しいながらも頑張っている姿を見ると、何だかまた来たくなる場所である。

 

さて、この場所は2階まで中の展示物を見てから、エレベーターで一気に地下におりると、そこが炭鉱になっているという、実に珍しい場所である。

 

 この人形はこれから炭鉱に降りていく人が、間違ってタバコやマッチをもっていないか、チェックをする人の人形である。

この向かいのエレベーターから一気に地下に降りていく。

 

中は実在した炭坑内を利用して、当時の様子を表していた。

距離にして約350mほどであろうか??

比較的短い炭鉱なので、閉所恐怖症の人でも安心して入れる場所である。

ここを見終わったオヤジ達は、夕張から岩見沢に向かうために、更に山道を登って行った。

途中で記憶のある看板が見える。

そこで急遽予定を変更。

向かった場所はここである。

ここは何だとわからない人が多いと思うので、もっと拡大!!

 

 

 これで判るかなーーー??

えっ??まだ判らない??

これなら判るでしょ。

 そうです、昔、真夏のTV放送で心霊番組で有名になった、髪の毛が自然と伸びるお人形が祭られて入れいるお寺です。

 さすがに中に入るのは怖いので(ビビリのオヤジである。)道路からお寺を眺めていたが、一時期のうるさい放送も一息ついて、お菊さんもこれでようやく静かに休める事であろう。

 オヤジは心の中で静かに手を合わせてから、お寺を後にした。

さて、夕張から岩見沢に向かって、あとは高速に乗って一気に帰れば5時間ぐらいで帰れるのだが・・・・

 ここで、また急に気が変って、いっかはまた来てみたいと思う、三笠の鉄道村に向かう。

もう1件、化石の場所もあるが、穂村で化石は見たのでパス。

 

ここで時刻は1時30分ぐらいになったので、お昼とする。

 

 この列車の中が食堂となっている。

メニューはラーメン、塩、醤油、味噌、とカレーとハンバーガーの3種類のみである。

基本、見学者は小さな子供がメインなので、それで充分なのだ。

ここでラーメンを食べた後、中の鉄道の様子を見る。

(一応、責任者がいない為、ブログのUPは良いかどうかわからないという事なので、中はパスね。)

ここは中にNゲージ見たいな大きなジオラマがあって、好きな人は何時間も見れるような感じである。

ここも10分間ぐらいで見終わったオヤジ達。

これでいよいよ帰ろうか思って、三笠から出たオヤジ達は、芦別行きの道に出たことに気が付く。

 

ここまでくればもう、行くところは一つ。

それは富良野である。

今年の3月に行ったときは、だれも観光客はいなかったが、今年はコロナのおかげで、観光客も少ないな??と、思い、今が満開のラベンダーの花を見に行こうと思ったのだ。

 この段階で時刻は2時30分。

本来は旭川から帰り、夕方に自宅に着いてゆっくりしている時間であるが、何故だが今、見たいとこをみないといけないような気がしているオヤジであった。

で、富良野迄あと8キロというとこで、それは起きた。

 車が渋滞していたのだ。

事故かな??と、とっさに思ったオヤジであるが、数分したらまたほんの少し動くから、たぶん工事中で片道通行かなと思っていた。

悲しいことに年のせいか、トイレが近くなってきた。

 

 30分ほど、GO and STOP を繰り返していたら、ようやく渋滞の原因が判ったオヤジである。

 

 

 芦別と富良野の分かれ道で、ほとんどの車が富良野に向かったために、渋滞が起きたのだ。

しばらくして渋滞が解消され、富良野に入って近くのお店に入って、ようやく一安心のオヤジであった。

しかし・・・トイレを40分近く我慢するのは、精神的に悪いなぁーー。

 

 

富良野の街も大渋滞。

原因は富良野のラベンダー畑で有名な、富田ファームに行く車であった。

オヤジ達も向かおうとしたが、富田ファームの周りの数キロさきから渋滞を起こしていたので、急遽予定を変更。

 ラベンダー畑は別に富田ファームでなくても見れるのだ。

 昔、オヤジ達がずーーっと、富田ファームだと思っていた場所。

 

美瑛の近くにあるかんのファームである。

 今回の旅もいよいよこれで終わり。

ここで時刻は午後4時。

富良野からオヤジ家までは、まっすぐ帰っても約5時間。

帰る時間は間違いなく夜中の9時過ぎになるであろう。

 

ここの景色を堪能したオヤジ達は、富良野から旭川の裏道を抜け、旭川の街を通らないで、一気に愛別の高速に乗る。

高速を降りたオヤジ達は、遠軽で夕食を取り、時刻は午後9時に無事に帰宅を果たした。

さて、2日間の走行距離は・・・・・・

 

たったの8kmである。

 キャハハハハハ。S2000のトリップメーターは1,000キロ超えたらカウンターは0に変わるんだという事を初めて知ったオヤジである。

 

ゴールデンカムイ!!第一段!!

-完-