ウポポイを後にしたオヤジ達。
これから宿泊先の苫小牧に下道で走りながら、昼食が出来る所を探すのだ。
白老を抜けた途端、1件の建物が目に止まった。
「お父さん!!あれってもしかしたら・・・」
すかさず、娘1号がその方向に指をさし、オヤジはチラッとそこをみた。
娘1号は職場の人に白老に行くことを話したら、職場の一人が「白老はマザーズエッグが有名だから、そこで何か食べてきな。」と言った言葉を思い出したのだ。
後ろからどんどん車が来ているため、少し走った後に、Uターンして再びこの場所を目指す。
数分後、マザーズエッグに停まったオヤジ達である。
ここは卵が凄く美味しいところみたいで、玉子も10個、20個と、ちまちま売るのではなく、ダンボールひと箱という、豪快な売り方をするお店であった。
卵の自動販売機であります。
その様子を見ながら、オヤジ達はレストランに入った。
メニューはたった数種類。
卵かけご飯と、卵かけご飯大、親子丼(地鶏使用)と親子丼。
それにハンバーガーみたいなやつが1種類。
さらに土曜、日曜日限定のオムライス。ぐらいである。
中を見ていると、10組程の人たちが、待っている状況であった。普段のオヤジなら絶対にこの状況なら並ばないが、次から次に入れ替わり立ち代わりに入る人をみて、オヤジもせっかく白老迄来たのだから、有名な卵の味を知ろうと思いならんでみた。
待つこと20分ほど。オヤジ達の名前が呼ばれた。
オヤジ達が頼んだのは地鶏の親子丼である。
待っている間、周りを見たら、結構、卵かけご飯の人が多いような感じがする。
十数分後に地鶏の親子丼がやってきた。
見た目は普通である。が、一口、口に含んだとたん
頭の中が吹っ飛んだ!!
「うっ・うんまい!!」
卵の美味しさが充分に感じられるのである。
値段は780円也。
また、そのまま生の卵の効果もあって、卵かけご飯のような感じもした。
実は娘1号は、生の卵や卵焼きも目玉焼きのような、キミが生の卵料理は苦手である。
だけど、その娘ですら、「美味しい!!美味しい!!」と、食べていたのである。
そう思ったら、結構な家庭の人達が、卵かけご飯を注文していたのが、分かるような気がした。
充分に卵の素材の美味しさを堪能したオヤジ達。
その横の建物に行ってみた。
向こう側の建物の中でもやはり卵料理の、ドーナッツや鳥のから揚げなどの料理が売っていた。
ここでお約束のアイスクリームタイム。
ここで飼われている地鶏。
この子たちが、美味しい親子丼にかわるのだろう。
娘1号はこの地鶏を直接見て、さっき食べた親子丼の肉が、この鳥たちだと思ったら、何だかかわいそうになってきたと、しんみりした。
そこでオヤジはだからこそ、食事をするときは、あなたの命を「頂きます。」と言ってから食べるんだよ。と、食事時の頂きますの意味を教えてあげた。
マザーズエッグの向かいに見えた不思議な建物。
多分、白老の象徴なのだろうか??
オヤジにはフクロウの神様のように見えた。
こうして、車で走ること約30分。
今夜の泊まる苫小牧に着いた。
苫小牧であちこち気になるところに行った後、夕食はここ。
しゃぶしゃぶの食べ放題である。
旅好きの人なら大抵の人は、ご当地の名産の扱っている食堂に行くとは思うのだが、限られた予算で楽しむオヤジはいついかなる時も、食事はバイキングか回転すしと決めている。
だからどこに行こうとも、大抵は同じものしか食べていないオヤジ家である。(笑い♪)
ここも釧路でよく行くしゃぶしゃぶの食べ放題と同じシステムで、2種類のたれと、野菜やスイーッ、アイスの食べ放題。
また、注文したらすぐに肉を持ってきてくれるシステムとなっている。
こうして、お腹いっぱいに堪能したオヤジと娘1号は今夜の泊まるホテル。
ホテルウイングインターナショナル苫小牧にチェックインをした。
このホテルはウェルカムドリンクというか、まず人数分、水をくれた。
丁度のどが渇いていたオヤジは部屋に着くなり、ごくごくと飲み干す。
水がこんなおいしいと思ったのは初めてである。
部屋はトイレとお風呂、洗面台が全部別々に設置されている、高価な雰囲気であった。
時間は午後9時過ぎ。
思っていたよりも疲れていたのであろう。気が付いたらお風呂も入らずに、ベットの上で気を失っていた。
いよいよ次回は裏ミッション発動!!
明日は常識を外した走りをするオヤジである。(そんな大げさな・・・・)