ゴールデンカムイ-第一段!!-出発!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 22日、出発当日、仕事を終えたオヤジはいったん、会社から50キロ程離れている自宅に帰宅。

そして火周りや水回り、玄関の鍵を確認して、ココに最後の別れを告げる。

 ココも何だか今日はオヤジ達が帰らない雰囲気を察し、玄関まで見送ってくれる。

さあ、いよいよここから、ウポポイを目指して旅立つ時が来た!!

 ゴールデンカムイ風にいえば、オヤジは主人公の杉本佐一で、娘1号はアイヌの娘のアシリパとなるだろう。

 

 6時過ぎ。まだ明るい空の中で、オヤジはS2000をいつもの馴染みのガソリンスタンドに向けた。

  ガソリン補給後、洗車場の駐車場で、オヤジはいつもの様に、トランクを開け、エンジンオイルを確認。

 その後、タイヤの空気圧のチェックを行う。

 この行為はコミック「湾岸ミッドナイト」のRGOの大田代表が、これからバトルを行う、ケイに向けて話した言葉である。

 チェック自体はたった数分で終わるが、このことをやるかやらないかで、その後の大事故を防ぐことが出来るのだ。

  オヤジは今まで、そんなこともやっていなかったのだが、前にGTR乗りの友人Iから、「オヤジ。こんな車に乗るのなら、必ず走り出す前に、エンジンオイルとタイヤの空気圧の確認だけは、最低限やっておいたほうが良いぞ。」と、言われた時以来、本気でS2000に乗るときはかかしていない。

 

 天気はあいのくの雨であるが、オヤジは明日も雨なら良いな。と、心で思った。

 理由はココが家に入る為、天気が良ければ、閉めきった部屋の中、ココが家の中で暑さで倒れているかもしれないからだ。

 

途中のコンビニで夕食用のおにぎりを購入。

 

 出発して約4時間。オヤジ達は富無事に予約していた旭川のビジネスホテルに到着!!

 

 

時刻は午後10時過ぎ。

普段は旅行の前日は決して寝れないオヤジであるが、やはり年のせいだろうか??

いつのまにか、疲れてベットの上で寝てしまった。

翌、朝方3時過ぎ。

バキッ!!という感じで目が覚める。

 時間にして4時間程眠れたのであろう。久しぶりに気持ちのいい朝である。

 

やはり天候の悪かった旭川。

 

 ここでオヤジは重大なミスを犯したことに気が付いた。

ホテルの宿泊をする際は、朝食はつけないほうが良いという事だ。

 理由は今回みたいに早く起きた場合は、朝食無しの場合はすぐに行動ができるのだが、朝食を付けた場合は、朝食を食べる時間まで活動できないからだ。

 特に今回はバイキング形式でない為、一度頼んだら朝食のキャンセルが出来ないからである。

今回の朝食は朝の7時からなのだが、なんとオヤジは3時から7時までの4時間、何もできなくてボーーッとベットの上でしていた。

 これならここで宿泊しないで、家から朝一番で走ったほうが良かったかもしれない。

午前7時。いよいよ朝食の時間。

 お腹を空かせた二人は早速、レストイランへ向かう。

ご飯とみそ汁はお替り無料。

ドリンク飲み放題の朝食である。

 

7時30分ごろ、お腹を満たした二人は、早速ホテルを後にした。

 

旭川の街を走り、午前8時。ようやく高速に乗る。

これから約3時間あまりで白老だ!!

 

途中でトイレタイム。

 

 今回、最初の犠牲者。

高速で捕まるという事は・・・・

恐ろしくて考えたくない速度であろう。

 

ふと気が付いたら反対車線が渋滞を起こしていた。

どうやら事故が発生したみたいである。

こちらも捕まらないように、事故を起こさないようにと、気を引き締め直してハンドルを握る。

 

 ここで、バックミラーを見ると、時速100キロぐらいで、追い越し車線を延々と走っている車が後ろからやってきた。

完全にマナー違反者である。

 オヤジのS2000はオープンカーである。

その為、時速100キロ以上だすと、もう完全に音楽は聞こえなくなり、風切り音しか聞こえない。

その為、なるべく左車線を100キロ以下で走っているのだが、その車はオヤジの車が100キロぐらいしか出せない車だと認識したのだろう。

 ドライバーはオヤジのほうを見て、笑いながらゆっくりと抜かそうとした。

 高速道路のマナーを知らない人間には、クルマの実力を知ってもらう必要がある!!という事で、オヤジはゆっくり抜かそうとしてきた車が並んだ途端、6速でアクセルをベタ踏みした。

 

 S2000のVTECEエンジンは、6速トップギァーでもさらに加速する実力がある。

瞬間、スピードメーターはバトル領域に入り込む。

しかし、まだレッドゾーンには達していない。

 いままで目の前をゆっくりと走っていたクルマがいきなりもの前から消えたのだ。追い越し車線上のドライバーはたちまち戦意を喪失した。

 

 こうして、オヤジ達は高速道路をゆっくり、時には前に遅い車が現れれば、鬼加速を行いながら白老に向かっていった。

 走り始めて約2時間。苫小牧も過ぎて、次は目的地の白老。というところで、今回2度目の犠牲者。

、またまた捕まっている車を発見!!

 

 

更に気を引き締めてハンドルを握る。

こうして2時間30分程で、予定より30分ほど早く白老に到着。

 

-ウポポイ編に続く。-