さよならは突然に!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 新型コロナウイルスのおかげで、今年、札幌の短大に入学した、我が娘2号も、札幌に引っ越しした皆さんと同じように、オヤジの家の中で在宅学習中であった。

 誰も住まないマンションの家賃のただお金を払い、娘との生活も今までどうりの暮らしを、これからもまたまた行うのだな。と、オヤジは思っていた矢先であった。

 札幌の感染者も落ち着き、大学側もピアノの実修が必要になってきた。

そこで、娘に6月10日ごろから、大学で実習が出来るようにしています。という連絡がやってきた。

オヤジは娘と話し、今日の休みの12日を目途に、娘を札幌に送ろうと行くこととなった。

 

昨日、店の閉店後、トンボ帰りで家に帰ってきて、娘と合流。

 今回はあおりの万が一の対策として、パジェロミニではなく、S2000で行くこととした。

(さすがにS2000とケンカをふっかけようとする、輩は、単なるバカであり、通常はあおられたら、すぐに逃げれるようにするためだ。)

 

9時前に馴染みのガソリンスタンドで給油する予定が・・・・コロナの影響で8時に閉店していた。

そこで、隣町の24時間営業するお店に走ったのだが、そこも8時に閉店していた。

 頼みの綱は50キロ先の北見。ここでガソリンを入れれなければ、いったん帰って朝に出直すか、ガソリンが切れる前にどこかのホテルにとまらないといけない。

 途中のコンビニで夕食を取りながら北見に向かう。

北見に行けば大幅な回り道になるが、いまはガソリンの給油が一番大切である。

 気のせいか北見の町も、なんだか真っ暗である。

 

 娘2号的には在宅学習で試験が無い分、単位を落とせないという。

そうなれば覚悟を決めて、ガソリンが無くなる前に、どこかで宿泊をしないといけない。

 

10時近くに北見に到着。

北見の街を走りながらガソリンスタンド店を探していく。

そうして、ようやく1件発見。「ホッ」と、一安心のオヤジである。

結局、国道沿いのガソリンスタンド店は9時以降で4店舗営業しているのがわかった。

 

 札幌には通常遠軽経由のバイパスから行くのだが、今回は北見の街を通り過ごしたので、石北峠から向かう事となった。

 

 

 

 

途中、シカの通せんぼに邪魔されながらも、S2000は快調に峠を登っていく。

 

パワーのある車は面白い。6速でも急な登坂も難なく飛ばしていけるからだ。

しかも真夜中である。視界が暗いから、自然とスピードレンジが上がっていく。

 

 石北峠の頂上付近であった。

オヤジはスピードを出しすぎてコーナーに飛び込んだことに気が付いた。

間髪入れずにシフトダウン。

ウォン!!ウォン!!ウォン!!と、

 S2000のエンジン音は真夜中の峠に、3回大きく響き、6速から4速、さらに3速までシフトダウンを開始した。

コーナーをインベターに回り込み、難なくクリアしたオヤジである。

 通常、峠では急な登坂のために、スピードが落ちていくのを防ぐために、シフトダウンを行うのだが、S2000は6速のまま、さらに加速するからだ。

 こんな経験は、カタナ1100以来である。

あのジャジャ馬のビューエルでさえ、峠の登りは5速から4速にシフトダウンしてから加速する。

 カタナは5速のまま、アクセル一発で戦闘領域まで加速し始める。

全く9千回転まで回るS2000は感覚がバイクと同じである。

 

 こうしてオヤジは助手席で寝ている娘を見ながら、しばらく一人でドライビングを楽しんだ。

 

真夜中でも警察は巡回しています。

あくまでもオヤジとS2000は、闇に紛れて走り続けます。

 

途中、オヤジにケンカをつっかけてきたセダンがとんでもない勢いで、札幌の街を暴走していきます。

 紳士のオヤジはきちんと、挨拶をするために、信号からのゼロヨンで勝負を決めて、それ以降はあっさりとスピードを落としながら、走り続けます。

 

 こうして、3時近く、実に7時間あまりでようやく娘のマンションに到着。

 

  娘のマンションで3時から5時まで雑魚寝で仮眠。

翌、7時過ぎに娘が起きたので、8時ごろにオヤジのお気に入りの食堂で、娘と朝食。

 

 

 車も地元ナンバーでないために、いたずらされないように、少し周りから離して置いておいた。

 

 

 

ここで朝食後、いつも娘が行くスーパーで食材を買い出し。

9時30分に娘の冷蔵庫を満杯にして、これで娘と本格的にお別れした。

娘はこれから在宅受業である。

もっと寂しくいなるかと思ったが、意外と何ともない状態であった。

 

後は札幌から帰れば良いだけ。

そこでオヤジは、帰る前に2件ばかり車のパーツを見るために、車屋に走った。

1件目は9時30分から手稲に向かって,着いたのが、店のオープン時の11時。なんと30キロばかりの道を1時間30分もかけてたどり着いた。

 オヤジの町なら30キロばかりの距離なら、多分、30分は切れるなぁーー。(オイオイ。それは流石にやばいでしょ。)

 

 

 白い恋人パーク館を通りすごし、少し走ったところの、手稲の車屋さん。

 

ここの目的は、S2000用のウイングがあるか??であった。

勿論、無いのは100も承知であるが、一応見ておくだけ見ておこうと思った。

11時オープンここでの滞在時間、わずか10分。(笑い♪)

続いて次の東雁来店。

ここには1時間近くの12時頃に到着。

 

 

 

ここでの滞在時間もわずか10分。(笑い♪笑い♪)

12時30分になったので、いよいよ本格的に帰宅する。

2時間の仮眠の為、どこでぶっ倒れるかわからないからだ。

 

 滝川前にかなりフラフラになったので、そこで昼食とする。

少し体力が回復する。

 本当に今日は天気がいい。

 

旭川でも1件寄り道。

ここでも滞在時間はわずか10分ほど。

こうして一路帰宅するオヤジであったが、バイパスでは前走車が1台もいない。

 

久しぶりに飛ばしに飛ばして、VTECの官能的なエンジン音をたのしんだ。

 

しかし、楽しみはそんなに続かない。単調な景色のバイパス路線の為、ついにオヤジは意識が無くなること数回。

そこで慌てて休憩をとるために、丸瀬布の道の駅に到着!!

 

 

 

 

シートを倒して、仮眠をしようとすると・・・・・

2シーターの残念なところの1点であるシートを倒せないが発覚した。

オヤジは仮眠することを諦めて、体力回復の為にアイスとコーラーを購入!!

10分も外でブラブラしていたら、ようやく頭もシャキッとなったので、再び一路家に向かうのであった。

 

 

 

 

 前回、コンビニで手に入れたときは約170円ばかしかかったが、今回は1本70円ばかりでうっていたので、すかさず4本ゲット!!