用意!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 いよいよ、S2000の始動の時期がやってきた。

 あれだけ冬の間、活躍した除雪機も狭い玄関フートの中では、だんだん邪魔になってきた。

そこでオヤジは除雪機を第一ガレージに収める事とした。

 

 今までの休日は、娘2号を札幌からの送り向かいや、買い出しに走り回っていた。

そして今日は久しぶりに午前中は、自分の事を行う事とした。

 

 さらに7年前に新品で購入した除雪機。

普通の人は毎年、バイク屋さんにメンテナンス。という流れになると思うのだが、オヤジはすっかりメンテナンスを忘れて、(というか、あんまりオイル交換などというのもよくわからない為、一切何もしていなかった。)7年間も使いっぱなしであった。

 

 今日はこの除雪機のオイル交換がおわれば、畑の土を起こしをしようと考えたのだが、ここ1週間あまり晴れていたのだが、朝起きてみたら、すっかり雨が降っていた。

(そういえばオヤジはバイクに乗っていた時期から、雨男だったなぁーーー。)と、相変わらずの雨男ぶりに、妙に感心したのと同時に、今日は何もできない現実に、若干のいら立ちを覚えた。

 

 とりあえずは除雪機だけでも、第一ガレージにしまおうと考えたが、7年間もなにもメンテをしていない除雪機が、かわいそうになり、オイル交換を行った後にしまおうと考えた。

 

 除雪機のオイル交換を行おうとしたら、今日は雨降りの為、できれば第2ガレージ内でオイル交換を行いたい。

 

 第2ガレージでオイル交換を交換するなら、S2000をガレージから出さないといけないという事で、かなり面倒な流れになるのだが、いったん気になったら,どうしても作業を終えたくなるオヤジの性格。

そこで、今日は雨だが、急遽S2000をガレージから出すこととした。

 

 はぼ、半年ぶりに外に出るS2000。

まずは外していたバッテリーをつながる。

半年ぶりの始動であるがS2000は力強くエンジンはかかった。肌寒い小雨の降る中、S2000を外の駐車場に出す。

 そして、1か月振りに除雪機のエンジンをかける。7年間も使っているため、除雪機はバッイテリーは完全におしゃかになっていて、セルスターターでの始動であった。

 S2000がいなくなったガレージは、除雪機のオイル交換をするには充分な広さがあった。

 

 

 まずネットでオイルを入れる場所、出す場所の確認、さらにオイルの種類と交換量を調べた。

 

 オイルを入れる量は少ないのはもちろんの事、多すぎてもいけないので、しっかりと計れる計量ジョッキーは用意しておくのが良い。

 

そして朝一番にホームセンターの走り、対応のオイルと量がわかる軽量ジョッキーを購入。

 

オイルは約700円。ジョッキーは400円ほどである。

 

オイルの種類は5W-30 という事である。

 

 ここからオイルを出す場所である。

 

 ここで、重大な間違いが2つあることに気が付いた人は、かなりの専門家ではないかと思う。

 

 実は除雪機のオイル交換の時期は、除雪機を使い始める12月がベストであり、もうひとつは、このオイルの種類。

 5W-30で問題は無いのだが、本当のエンジンオイルは5W-30 寒冷地仕様 という、オイルを使わなければいけないのだ。

 

しかーーーし。超・ドケチオヤジの事。寒冷地仕様のオイルはさらに1.000円も高いのだ。

どうせ、除雪機を使う時期に、もう一度オイル交換を行うから、いまは安いオイルだけでも交換しようと思ったのだ。

 

 

一応、ブランドのスナップ・オンのメガネスパナでネジを緩める。そしてT型レンチでネジを一気に緩める。

これがメガネレンチだけなら、なかなかネジが外れないので、メンテナンスもやる気も無くなる。

工具は沢山あればあるほど、作業がしやすくなる。

工具フェチのオヤジが唯一満足できる時である。

 

 ここで小皿などを用意して、外したネジを入れる。

ナジの紛失の防止と、直接、地面にネジを置いて土が付くのを防ぐためである。

案外、細かいことであるがこんなちょっとした事だが、とても大事なことだとオヤジは思っている。

 

7年間も一度も交換しなかったオイルが、真っ黒な墨汁のようにどんどん出てくる。

 

 実際にオイル交換を行う時間は、30分もかかっていないし、10mmのスパナ1本さえあれば良いだけである。

 こんな簡単なことであるが、なんだかメンテナンスを行った気持になり、とても充実した休日を送った気がするオヤジである。

 

本来のオイルの色である。よくもまあ、こんなになるまで、ほおっておいたものである。

ついでに油が切れている部分にグリスを塗る。

 

 

除雪機を使う時期に、再度、オイル交換を行う事を忘れないようにするために、オイルの種類、使う量を記入しておく。

 

 オイル交換を終えた除雪機のエンジン音は何だかうれしがっているように、オヤジには聞こえた。

 

そして、約半年間。今年の冬が来るまで、除雪機は長い眠りにつくのである。

 

 最後に除雪機のマイナスのバッテリー端子を外して、これでオヤジの今日のやることは終わり。

時間は12時になっていた。

 午後からはいつものように、子供たちと食材を買いに行くのであった。

 

 雨で外に出れないココは、買い物袋の中であばれまくっています。