除雪機始動!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

※今日、久しぶりにブログを書くと、な・なんと今までと違う、フォーマットになっていました。

 そのため、なかなか扱いづらく、しばらく慣れない為、大変読みづらいと思いますが、よろしくお願い致します。

 

 年末ももう秒読み段階の時期。オヤジの住んでいるここ、北海道も積雪が全くない冬となっていた。

 その為、オヤジは決定的なミスを起こしていた。

それは・・・恒例なら除雪機をもうガレージから出して、いつでも使える状態にしておかなければいけないのだが、今年は雪がない状態で、思わず油断をしていたのと、娘の進学の準備に追われ、すっかり除雪機のことを忘れていたのだ。

 

 ある晩、いつもよりも寒さが厳しい状態であった。そして雪がチラホラと降ってきた。

「明日は雪かなぁーー??」と、オヤジは空を見上げた。

 

 そして、翌日、雪はものの見事に積もっていた。

 

「いゃーーー!!まいった!まいった!!」と、いう割にオヤジは嬉しそうに積もった雪を見つめながらはしゃいでいた。

 

 今日は休日。暖かくなった昼から、早速、オヤジは除雪機をガレージから出す事とした。

 

 まずは、除雪機の横に置いてある、DT125を外に出し、 除雪機のバッテリーの外している端子を付ける。

(普通の家庭はたいていはナットを回すときは、いろいろなナットを回せるモンキースパナを使うと思うが、オヤジからしたら、それは時間のロスである。メガネとレンチが一緒になっている、コンビネーションレンチを1組持っているだけで、使い勝手は格段の開きが出る。)

 ということで、今回はオヤジの愛用の10mmのコンビネーションレンチを取り出し、数十秒でしつかり、外してあったマイナスの線をマイナスのバッテリ端子に繋げた。

 

 

 

 

そして、緊張の一瞬!!燃料レバーを出すに切り替えて、チョークの位置にレバーを移動。

そして静かに一呼吸を行い、セルを回す。

 

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多分、バッテリーがへたっているのかと思い、今度は始動用のスターターのひもをおもいっきり引く。

 

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しかし、除雪機はウンともスンとも言わなかった。

「あれっ??おかしいな??キル・スイッチって、この除雪機には無かったはずだと思うが・・・・」と、何度も、キル・スウイッチの存在を確認したが、見当たらなかった。

「こいつは困ったなぁーーーー。」と、オヤジは呟いた。

 

今、除雪機を使える状態にしておかなければ、今度、また雪が降ったら、除雪機なしでは、オヤジの家の除雪は、ほとんど無理だからである。

 

 とりあえず、購入したバイク屋さんに修理を依頼しようと思いながら、それでも諦めきれずに、おもいきっし始動用のスターターを引いた。

 

すると、ダンダダダダダダダ!!と、軽快な音を立てて、除雪機は始動した。

 

多分、燃料のコックを出しにしてから、エンジンの中にガソリンが入るのが少し時間がかかった為ではないだろうか??

「これで、ようやく一安心。」と言いながら、オヤジは除雪機をしばらく暖気させながら、ガレージの片づけを行った。

 

 

久しぶりに見るカタナとビューエル。

うーーん。やはりバイクは見ているだけでも良いなぁーー。

 

 

 

 こうして、オヤジの住んでいる北海道は、これから長い冬を迎えるのであった。