走れ!!パジェロ・ミニ!!娘の想いを乗せて800キロ!!-2- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 翌日の29日。朝7時ごろに食事を行う。もちろんバイキングで食べ放題。





ここのホテルは、朝は焼きたてのパンを出す為、娘2号は大満足であった。


 今日は朝から札幌に行き、本来は札幌見学だったのだが、急遽変更で娘の希望する部屋を見るために、午前10時に不動産屋さんに行く事とした。

(その変更が今回の旅行の大成功を収めた。)

 


 札幌までは高速を使わなくても、およそ2時間ぐらいで着く予定であるので、オヤジ達は余裕を考えて7時30分にホテルからチェックアウトとした。




 朝早い旭川の路面はアイスバーンと化していた。


 最初、高速道路を使わないで下道を走っていたのだが、あまりのアイスバーンで前の車は40km/h以上出せないで、ノロノロ運転をしていた。


 

30分ほど余裕を見たオヤジ達だったが、旭川の隣町で、すでに8時を越え、このまま下道を走っていたら、確実に札幌の不動産屋には間に合わないと感じた。その為、隣町の深川から急遽、高速に入る。






 路面は乾いていて、50km/h制限がかかっていたものの、軽く100km/hで巡航することが出来た。


「快調♪快調♪生徒会長♪」と、調子にのって飛ばしていたオヤジであったが、ジャンクションから1台の車が交流してきた。


 横を見ると、なんとパトカーである。スピードメーターは100km/h。


やばい!!と、すぐにアクセルをオフにしたのだが、それでも簡単にスピードは落ちない!!


(確か違反車両を検挙するには、200m程追いかけてから検挙だよな。)と思いながらも、オヤジはブレーキはかけずにそのまま、パトカーを追いこして行った。


 50km/h制限はかかっていたものの、その時のスピードは70km/hほどだったので、無事にオヤジはパトカーの追撃を免れた。

 


 

 

「ラッキーー♪」




 札幌に近づくにつれて雪が多くなり、高速は圧雪状態。札幌市街は完全に雪が積もっていた。



時間にして1時間10分ばかし。9時少し過ぎには札幌に着いた

目的地の不動産屋さんまでは約15km。残り時間は45分弱。これなら10時まで楽勝♪と思っていたのだが・・・・・



 いきなりの渋滞に巻き込まれた。流石は札幌!!オヤジは妙なとこに感心した。


 

 何とか渋滞もくりぬけたが、今度はカーナビが反乱を起こし、目的地の不動産屋さんまで残り4kmになったところで、カーナビはいきなり案内をするのを止めたのだ。再度、セット。また案内を止めるを数回繰り返す。

 


 このままなら確実に時間までにはたどり着けない事を感じたオヤジは娘に、不動産屋さんに電話をして遅れる事を伝えるように指示をする。


 不動産屋さんはなれているみたいで、「大丈夫ですよ、」とのことであった。

こうして約束の時間に遅れる事約30分。

 無事に不動産屋へたどり着いたオヤジ達である。


 最初、娘の希望する部屋は2ヶ所あったのだが、そのうち1ケ所は、もうすでに契約されていて、娘の本命の部屋は1ケ所だけ、まだ残されていた。


 残念ながらその部屋は2月までは、借り手がいて、中は見られない状態であったが、オヤジと娘は中を見なくても、すぐにその部屋を借りる事とした。

 


 

 一応、不動産屋さんには、明日が学校の面接で後日、合格発表が来た段階で、本契約をする事を伝えておいた。


 こういう場合は躊躇したら、すぐに別な人が借りるので、迷ったら終わりだ。


 その点、オヤジも娘も考えは一致していた。

 


 こうして、今回の目的のうちの半分が終わった。時間は12時頃。

その為、娘の行きたがっているお店を、昼から回る事とした。



 毎回、毎回、札幌に来たら必ず寄る、韓国グッツのお店。




そして、新しく発見した雑貨屋。やや遅い昼食を札幌ファクトリーでとる。





 色々と女子高生の中ではトレンドがあるのだろう。

娘はこのファクトリー内でのレストランで、パンケーキを選ぶ。


 値段は約1,400円。そしてオヤジはというと・・・・




 このチーズの中に、具材とパスタを絡めて出された魚介パスタ。

 

実にお洒落である。

 



 値段は・・・な・何とオヤジからしてみれば破格の1,600円!!

 


 オヤジはいつ、いかなる時も外食は、回転すし(しかも100円のみ。)、また1,000円ぐらいのバイキング!!または1,000円以下の定食と決めている。


 二人で3,000円という昼食は、ここ一番というデート以外はあり得ない価格である。(あっ。女子高校生とデートしているから、やはりここは3,000円は当たり前の 価格なんだろうなぁーー。)


 まずは、娘とこなければ、一生来ない所であろう。で、お味は、お洒落な所で、お値段も強気な価格帯。これで美味しくないわけがない。

 


 

 

 料理は雰囲気で味がかわるんだなぁーー。



 周りを見たら、さえないカッコのオヤジ以外は皆、キャリア・ウーマンのように、ビシッとしたカッコ良いスーツを着込んだ女性が、優雅にパスタやパンケーキを食べていた。うーーん。カッペ(イナカッペ)丸出しだなぁーー。





 札幌ファクトリーを出たのが午後3時。予約した宿は4時ぐらいである。目的地まで約30km。どう考えても1時間ぐらいはかかるので、そのまま宿に向かう。


そして、今回の最大のイベント。(オヤジ的にだが。)時刻は午後4時30分。

予約した宿に到着。







 
場所は定山渓ビューホテル。


 ここはプールもある、人気の温泉である。

1泊、温泉+(夕食+朝食)バイキングがついていて、二人で1万5千円は、破格の値段だと思う。




 早速、ホテル内を探索するオヤジ達。すぐに飽きて、しばらくお腹が空くの待つために、部屋でゴロゴロする。


 時刻は6時30分。今回の旅はオヤジ的には、この為にあったのように、夕食のバイキングに突入!!







 はい。糖尿があるのを忘れて、食べに食べまくり・・・・・


 というか、殆どメインはステーキとカニしか食べなかったなぁーーー。

(笑♪)




 今回の旅行の一大イベントも終わり、温泉で疲れた体をゆっくりと休めたオヤジは、何と10時から爆睡。


 過去、かみさんが亡くなった5年間あまり、一度も無いほど爆睡していた。