運命の日。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 いきなりの借金の為に、来年、進学を希望する娘2号は心配し泣きだした。


 そこで、2号には「学校だけはきちんといかせてやるから何も心配するな。」と、安心させ、娘1号には最悪の事を考えて、次に希望する車は何が良いかを考えて置くように伝えた。


その日、オヤジはまんじりとしない夜を迎えた。


 翌日、昼が過ぎてもS車輌の社長からの連絡はなかなか来なかった。

オヤジはこれでタントはやはりATがぶっ壊れたと覚悟を決めた。

 

 それでなくても、もう20万キロ近い走行距離なのだ。普通ならもうすでに買い替えてもおかしくない車である。


そして、夕方遅く、S車輌の社長から連絡が入った。


「オヤジ。タントのATが壊れたら、車を取り換えるか??」


「やはりATでしたか??それでは次に取り換える車は●●●で、予算は▲▲▲です。」

「多分、予算内なら札幌の会社に数台出ているはずです。」と、手短に伝えた。


すると、「わかった。お金は1万円で良いよ。」


「へっ??」と、オヤジは素っ頓狂な声を上げた。


「かかったお金は、正確にはオイル交換もしたから、1万3千円と税金だから、約1万5千円もあれば良いよ。」


「????」


「タントはATがいかれたんで無くて、1気筒のプラグコイルがダメになっただけだった。」

「だから修理代は1万円で直ったよ。」


その瞬間、「おおっ!!な、直ったんですか!!」と、歓喜の声を上げるオヤジ。


 こうして、人類の滅亡は、ターミネーターとサラコナーによって・・・・

あっ!!間違えたオヤジ家の滅亡は、S車輌の社長の手によって救われたのだ。


 オヤジがこのように、S2000の楽しいカーライフを送れるのは、ひとえにS車輌の影の努力によってである。


 今回も非常に助かりました!!ありがとうございます。S車輌の社長!!