根室へ♪再び♪-2- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 昼食が終わり次に行く所は、やはりあそこです。そうです。前回行った車石。ただ、今回は突発的に来てしまったので、車石の正確な住所がわかりません。

 スマホで調べたら花咲港と出ていたので、早速ナビに入力。

すると・・・花咲港には番地が多数出てきました。もうこうなったら、どうしょうもないので、最初の花咲港の番地を入力して、いざ出発!!


 10分後に、なんということでしょう。あてずっぽうに入力した番地が、車石がある場所でした。


 ラッキーー♪



  

このトイレも車石をデザインして作られていると、思う・・・・






 目的地はこの灯台まで行かないとありません。

老いた体には、かなりきついぞーーー♪





  始めてきた、娘1号は車石が見当たらなくて、「どこだ?どこだ?」と探していました。


 このリアクション。オヤジが初めて来た時とそっくりなので、思わずおかしくなりました。


 階段をどんどん降りて行き・・・・・最終地点にたどり着いた時に、娘に後ろを振り向きな。と言ってあげると。




それはいきなり現れました。





余りの迫力に、言葉を失う娘であります。







 沖合には北方領土が見えます。

 

本来は、娘2号を迎えに行くため、そろそろ帰らなければいけません。


 が、今回は2号は友人と遊んでいるために、帰る時間を気にしないで良いので、オヤジはまた寄り道をしていきます。









 場所は根室から50km程離れた・・・・場所。そうです。ここです。



 ルパン三世の聖地!!


 モンキーパンチ先生の生まれた霧多布町です。


早速、第一資料館に向かう。






























 しかし、毎回思うのだが、この資料館は無料なのは分かるのだが、デジカメで撮影OKと言う事は、とても凄い事である。

一応、原画もあるから、普通は撮影は禁止されると思うのであるが・・・

流石はモンキーパンチ先生が生まれた街である。


 太っ腹というか、何と言うか。続いて第2資料館に向かう。

ここも入館料は無料であるが、ここの資料は全部原画の為に、デジカメは撮影禁止である。


 早速、中に入ろうとすると、中からおばあさんが出てきた。

(すごいなぁーー。ルパン三世って、おばあさんもファンがいるんだ。)と、感心していたら、おばあさんがオヤジ達に声をかけた。

「あなたたちはどこからやってきたの??」

「網走方面からですが。」

「ごめんなさい。ここはもう今日はこれで閉館なの。」

「えっ??何時に閉館ですか??」

「この資料館は3時に閉館なの。」と、気の毒そうにオヤジに言った。

おばあさんは、この資料館の管理を任されている人であった。

時計を見ると、午後3時6分であった。


 仕方が無い。きちんと調べないで来たオヤジ達が悪いのだ。


「わかりました。また来ます。」と言って、オヤジ達はおばあさんと別れた。

帰り真際に「もう少し行くと、ルパン三世通りがあるよ。」と、おばあさんが教えてくれた。


 前回、オヤジが見た通りはルパン三世通りでは無かったのだ。

車でわずか数秒のとこに、ルパン三世通りが現われた。




「ふーーーん。ここが本当のルパン三世通りなんだ。」


いかにオヤジが観光地をきちんと見てないかが暴露してしまう。


 そして、次に向かうのは・・・・実は今回の本当の目的地である。


  前回、時間が無くて、ルパン三世資料館だけを見て帰ったオヤジであるが、その時に、霧多布岬を見たいと思っていたのだ。

 そこで、今回は霧多布岬を見に行こうと思っていた矢先に、娘1号が参戦したので、急遽根室行となったのが、事の結末であったのだ。


 だからオヤジとしては、この霧多布岬を見るだけで、充分に満足するのだ。


 霧多布岬は直ぐ近くにあった。


車で10分も走ると・・・・





 

駐車場から灯台まで、約500メートルはありそうだ。


 どうせ灯台まで行っても、岬の先端は見れそうもないので、オヤジはここで、霧多布岬に来たという事で満足して帰ろうと思った。


 しかし、帰る寸前で思い立った。

「いや、まだ岬には到達していない!」

オヤジと娘1号は灯台まで黙々と歩いた。





 やはり灯台の先からは岬は見えない。もうこれで充分に満足したから帰ろう。

すると灯台の端の隙間からがけ下に続く細い道が現われた。


「これで本当に最後だ!!ここを下って、崖が見えたら帰ろう。」と、オヤジは自分自身に言い聞かせて、また黙々と歩き続けた。


 すると・・・・なんとそこが霧多布岬だった。



更に続く道。しかし、あたりは夕方になり。かなり暗くなってきた。これ以上進むのは本当に危険である。


 そこで、オヤジは本当に霧多布岬を見たという事で、満足して帰る事とした。


ある人が言った。


「今はグーグルアースがあるから、実際にそこに行かなくても、言った気分になるから、別に旅なんか行かなくても良いよ。」


 オヤジはそれは違うと思う。


今回、根室に実際に行ったからこそ、

北方領がどれだけ近くにあるのか、

貝殻島に建っている灯台は、実際は海から建っているように見えるとか、

霧多布岬は灯台の横の小さな脇道から入っていくとか。


 これらの事は全部、オヤジ自身が体験した感動である。


 残念ながら読者の方が、いくらオヤジのブログや他の人の体験談を読んでも、味わえない感動である。

それだからこそ、ドライブやツーリングで自分の知らない場所に行くのである。


 どうか、皆さんも自分達自身が走り、味わった感動を忘れないでいて欲しい。そう思いながら、オヤジは霧多布岬を後にした。














灯台からはるか彼方に見えるS2000。

これからまたあそこまで帰らないと行けない。




ようやく、S2000にたどり着き、後は一気に帰るだけ。





帰りのアイスクリームはお約束です。

ちなみに、これは北海道最大のコンビニのセイコーマートのアイスです。

 帰りも濃霧の中。

 帰りの途中に並びました。


祝!!


99999km!!



 今回は、492.6km走りました。いゃーーー。

やはり一日中ドライブは楽しいなぁ~~~♪


久しぶりに充実した一日となりました。



根室へ♪再び♪-完ー