生田原町 ーチャチャ・ワールドー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 娘2号は現在春休み中である。昨日は1日中家にいたせいか、今日は暇を持て余していた。

 「あーーっ!!暇だ!!暇だ!!」と言う、娘2号の言葉に反応したオヤジは、今日はどこに行くかを考えていた。


時間は午前10時。まずはとりあえずは2号と共に北見にいく。

 11時頃に少し早いが昼とした。


小30分頃、食事も終わって、さて、どこに行こうかと考えた。


「そういえば、2号。チャチャワールドはいった事あるよな??」

「えっ??それどこ??」と、意外な答えがかえってきた。

「あれっ??お前が小さい頃に行ったことあったはずだぞ??」

「もう小さい頃だから、忘れたんだろうなぁーー。それなら、一回、そこに行ってみようか??」という言葉に、

「うん。行く行く。そこはどんなとこなの??」と弾んだ言葉で答えた。


 生田原-チャチャ・ワールドー


 そこは北見から小1時間ほど離れた遠軽町に行く途中の街にある、木のおもちゃが集まっているワールド館である。






行く途中、雲行きが悪くなり、途中、雪とキリのせいで真っ白となった。




しかし、大したことも無く、12時30分ぐらいに到着。



入館料は大人600円。結構安い。


早速、影絵のコーナーの入る。ここのみ、撮影は禁止である。





 

 中に入った途端、娘2号はビックリした。


「あっ!!この光景見たことある。いつも怖い夢に出てくる光景で、底が深くて、だんだん下に沈んでいく夢に出てくる光景だ!!」


 オヤジが娘2号の指射したほうを見ると、影絵の横に鏡がかけられてあり、横を覗くと、無限に影絵が映っているのだ。

 更に下を見ると、底は浅いが暗いので、下は暗く深いようにも見える。


 多分、娘2号は幼少期にここの映像を見て、怖い場所という記憶が残り、度々怖い夢に出てきたのではないだろうか??


「2号。この絵の飾られている底を見てごらん。暗いがすぐ石が置いてあるだろう。だから決して底は深くないんだ。」


「これで、もう夢に出てきても、底が深くて下に沈む夢は見なくなるんでないか??」


「うん。そうだね。この場所が判って、多分もうあの怖い夢は見なくなると思う。」と、明るい返事をした。


 その場所からエレベーターで2階に上がったら、子供達の遊ぶ場所があった。ここからは撮影やブログにUPもOKの場所である。







 そして、1階に降りてみると、そこは木のおもちゃが沢山並んでいた。その数、1万個以上らしい。







































 こんな木のおもちゃや、人形が沢山並んでいるのだ。


 影絵のコレクションと木のおもちゃが沢山見れて、600円は安いと思うオヤジである。


 すると、ふいに娘2号が思い出したように言った。


「そういえばここじゃないけど、大きなくるみ割り人形を見たような事がある。」


「2号。多分、その記憶はここで見た記憶だよ。玄関近くにあったと思うな。」と、オヤジが指をさした先には・・・・


かなり大きなくるみ割り人形があった。



「あっ。これだ!!このくるみ割り人形だ!」娘2号は嬉しそうに声を上げた。


「そうか。やはりお前は小さい頃にみたこの場所を覚えていたんだな。」


 こうして、娘2号は幼い頃の記憶と十年ぶりに出会えたのだった。