流氷と春の用意。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

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TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 いよいよ2月です。オヤジの住んでいる道東では、流氷が来ているため、寒さも一層厳しくなってきた。



 家の中に入るココも寒さの為、ヒーターの上や、オヤジのイスを分捕って、睡眠をむさぼっている毎日です。







 1月の末、朝6時過ぎにオヤジは娘2号からたたき起こされた。

外はひどい吹雪で、汽車も停まらないため、できれば学校に送って欲しいとの事であった。

 娘には甘いオヤジは二つ返事で引き受け、簡単な用意を行い、娘2号を学校に送って行った。




 道中、結構な猛吹雪であったので、今日は学校は休校にならないのか??と聞いても、普段どうりという事であった。


「くそっ!!こんな猛吹雪なのに、なんで学校は休ませないんだ!!」と、毒づきながら、網走に到着!!すると・・・



 網走は全然吹雪いてもいなかった。

(やはり普段のオヤジの行いが、悪いせいか??)


折角、網走にきたので、流氷が接岸しているかと見に行く。








 昨年の今頃は、こんな風に海が一面、流氷で覆われていたので、大雪原になっていたが、果たして今年はどうであろう??




アイスバーンの湾岸線をガンガン走り込んでいき、目的地に到着。

すると。







残念ながら、流氷が来ていなかった。


(後で会社の同僚に聞くと、数日前は接岸していたのであるが、ここ数日の吹雪によって、流氷は沖合に流されたらしい。)

 

 北海道では流氷が来ると、気温が急激に下がり、寒いでは無くしばれるに表現が変る。


 やはり北海道は寒いでは無く、しばれるがあっているなぁーー。


 今日は高台の街から沖合を眺めていたら、また流氷が少しづつやってきていた。いよいよ本格的な寒さが到来である。






 さらに、買い物をしに北見に走っていると、目の前にHONDAの軽自動車のS660が前を走っていた。

 

 こいつは軽自動車ながらも、ミッドシップ搭載の、本格的なスポーツカーである。





 

 早速、バトル開始!!


 こちらは、軽自動車ながらも雪道最強のパジェロ・ミニである。


 軽自動車で最強の4WDは通説はジムニーであるとおもうが、なにせ高速がジムニーは伸びない。

 以前、国道を20km/hで嫌がらせでノロノロ走られて、追い越したら、煽られて追いかけまわされたが、オヤジがバトル領域で巡航始めたら、最後はジムニーはついてこれなくなった。

 その為、確かにジムニーは悪路には強いが、一般道路も常に高速道路並みの速度で走るここ北海道では、やはりロング・ランには厳しいかと、個人的には思っている。


 流石に本格的軽自動車のスポーッカーであるS660は意地をみせたが、アイスバーンが連なる道路では、思いうようにアクセルが踏めず、最後はオヤジのパジェロ・ミニを先行させる結果となってしまった。

 

 今時期はアイスバーンの道路をアクセルを踏みぬく根性さえあれば、たとえ軽自動車でも何百万円もする。高級車を追い抜くことが出来るのだよ。


 そして昨日。少し早いかもしれないが、おひな様を飾る。




 確か去年は飾るのを忘れていて、たった3日間しか飾られなかった悲しい思い出があるおひな様だ。 


 このおひな様を飾り終わった時は、いよいよ春の訪れがやってくる。


 そして、少し経ったら・・・・今年のS2000の時代が到来である。


 さて、今年はどんな物語が、オヤジとS2000に待ち受けているのであろうか??