LAST RUN ー約束の地4ー 最終話。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 いゃーーー。冬の用意を書いているうちに、LAST RUNが書くのがめんどくさくなってきて・・・このまま止めようかと・・・何度も思いましたが、続きを待ってくれている読者の為に、ここはひとつ頑張って・・・・

誰もいないよ。オヤジの続きを読みたい奴なんか・・・(笑♪)


ここで一つ間違いがありました。

前回の羅臼(ラウス)到着が午前11時30分となっていましたが、正確には午前10時30分という事で、30分ぐらいでウトロから羅臼(ラウス)には行けます。


 さてさて、ようやく羅臼(ラウス)に到着したオヤジ。目指すとこはやはり有名なヒカリゴケ。

 という事で向かったのですが、主(あるじ)さんと行ったときは一発で行けたのですが、気がついたら羅臼(ラウス)から外れた国道87号線のセセキ温泉の場所まで来ました。




いったいどこで間違ったことやら???


せっかくですから最果ての地の国道の終点まで行こうと決意しました。今日は快晴で、右側に大きく見える北方領土を携えて、どんどん突き進むオヤジ。


 時折、吹雪や降雪量30mmをこえる雨の場合は通行止めになります。という看板を目にして、ここはもう本当に関係者以外来ない最果ての地だなぁーーと実感します。





 羅臼(ラウス)から約30分ほど走り、11時ぐらいに最果ての地の国道の終点地に到着!!




 ここから先は私有地ですので、原則立ち入り禁止なはずですが、前方に釧路ナンバーの観光客がいたので、オヤジもほんの少しだけ、邪魔にならない場所にいきました。











 こんなに間近に見た北方領土は初めてです。














 帰りに海沿いにある有名な露天温泉二つを見てきて・・・・











 ここは「北の国から」で有名なセセキ温泉。










温泉は・・・・もちろん入りません。だって寒いから。(笑♪)



 この温泉も利用はタダですが、すぐ近くは私有地になっているので、温泉の目的以外は、近くの探索はNGとなっています。




海鳥もやはり温泉だから暖かいのかなぁーーー??



おっ。こんなに寒くなっているのに、まだまだツーリング族が・・・・

寒さにも負けないで走るなんて、本当にバイクが好きなんだなぁーー。



 ここの地域の人達って、すごく金持ちではないだろういか??

シャケ御殿っていって、皆さん3階建ての家が多かった。







 S2000に乗るようになってから、道を譲ってくれる人が多くなったのだが、流石に軽で嫌がらせを受けたのは初めて。羅臼(ラウス)までの狭い道を延々、20km/hぐらいで、このようにブロックされて走られた。

(もしかして、居眠り運転??)


20km/hぐらいで延々と走りながら到着したのはまたもや「北の国から」で純が住んでいた漁師小屋。(今は食堂になっている。)




 今の若い方は知らないだろうが、「北の国から」は倉本聰の脚本で行われた長ーーーロングランのTVドラマである。

※TVドラマが終わったら、単発で10年近くやっていたのではないだろうか??

 

 北の国からは、北海道の富良野に引っ越してきた田中邦衛さんが演じる黒板五郎一家の物語である。

 当時、小学生だった純役の吉岡秀隆さんが、1981年から2002年まで演じていたのだが、最後は立派な若者になって育っていくという、壮大な物語なのだ。





午前11:30分ごろ羅臼(ラウス)に到着!!


 道の駅で、ここは一つ豪勢に・・・・・イクラ丼などでも食べようか??と思案しながら入る・・・


 値段は・・・3,800円から2,800円。・・・・・・・・・・・・・・・くそっ!!北海道人でも高くて食べられないわーー。という事で、やはりシャケで有名な隣町標茶へ行く事とする。

 

 ※羅臼町(ラウス)は冬は陸の孤島と呼ばれるほどの道路状況が厳しい所です。

 だから、食べ物の材料代の運搬量を考えると、決して高くは無いのですが・・・・富士山の山小屋での食堂も料金が高いのと一緒です。

 しかし・・・・すっかり主夫業が身についたオヤジ。やはり昼は高くても1,000円以内と考えてしまいます。


 

ここからまた延々と1時間近く走り、40km先の標津に到着!!




標津のサーモン科学館に到着!!


隣の食堂で早速、イクラ丼を・・・・・

ハハハハやはり2,000円ぐらいはしていた。



せめて小イクラ丼+ラーメンなどを・・・と考えて、メニューを見たら・・・・小イクラ丼、1,080円、ラーメン、約900円。・・・・・・・・・・・・・・・・それなら、最初っからイクラ丼を・・・・と悩みに悩んで、主夫の悲しい習性。

 

 シャケ節の入っているラーメンを注文。

 まったく貧乏性の為に、やはり昼は1食1,000円が身についてしまった。

ああっ。悲しいぜよーー。


 

本当は主(あるじ)さんのように、旅先のご当地グルメを食べるのが、そこの地域にとってもすごく良い事なのだが・・・・

 まあ、子供達が旅立つまでの我慢!我慢!!


 お腹が満たされたので、早速、隣のサーモン科学館に入館。


入館料、大人一人610円也。


 ここでも写真やブログOKとの事なので、お近くの際は是非、寄られたら楽しいですよ。






 うわっ!!羅臼(ラウス)で見れなかった、ヒカリコケがいきなり現れた!!

これで目的は達することができた!!良かった!!良かった!!






 サーモン科学館は基本、シャケ専用の科学館なのだが・・・・・何故かここにもチョウザメがいた。


かって、オヤジは4年前にチョウザメが見たくて、美深まで車中泊で走った事があったが・・・・たった数時間でチョウザメを見ることが出来たのだ!!


 

 しかも、美深町のチョウザメは見るだけであったのだが、ここのチョウザメは見るだけでは無く、スキンシップも出来るのだ!!


 正確には指をチョウザメの口に突っ込むと、指パックン!!してくれるのだ。

※チョウザメはサメではないので、歯が無くて、丁度パックン!パックン!という感じで、痛くなくて、とっても可愛いのだ!!


 (係員の人は気のせいか、5本の指をグイグイとチョウザメの口に押し込んでいた。)それをサメさんは嬉しそうにパックン!!パックン!と・・・・


 係りの人に聞いたら、チョウザメは北海道ではここと、美深と後1ケ所の3ヶ所しか生息していないそうだ。

 標津は昔、チョウザメが生息していたので、再び生息させていると聞いたような???(あまり詳しくは聞かなかったのよ。)




 前回の画像はここで撮った画像ね。高さ30メートルから見下ろす風景。


今日は秋晴れの為、S2000にとっては絶好の LAST RUN になった。







 

 時刻は2時近くになってきた。


 そろそろ、娘2号を学校から迎える時間が近づいてきた。


標茶から斜里経由で網走に向えば、2時間ぐらいで娘の所には戻れる。



 このまま真っ直ぐ走れば、また羅臼(ラウス)に逆戻り。左に曲がれば斜里経由で網走に向う事が出来る。




 5年前に主(あるじ)さんとは、またの再会の時はお互いに良い漢(オトコ)となって会いましょうと誓いあった。


 アレカラ、ボクハ、ガンバッタノデショウカ??


 4年前に二人の子供達を託されたオヤジは余命数か月のかみさんと、この道を最後のドライブをした。


アレカラ、ボクハ、ガンバッタノデショウ。


LUST RUN -約束の地ー  完