RUN and RUN  根室へ!!1 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車





 いきなりですが、今日、生まれて初めて2重になった虹を見ました。


 写真が取れなかったので、こんな感じの虹です。

虹は幸運の象徴であり、2重の虹は凄く幸運が現われる意味があるそうです。

これから、オヤジの身の回りに何か良い事がありそうな・・・・

※逆に悪い意味合いも書かれていますが、人生は常に良いほうばかりを見続けないとね。


さてさて、今日は時間が無いから書けるとこまで。


朝からかなりテンションの下がりまくったオヤジ。とりあえずは最初の目的地の弟子屈町に向かう。



途中まで晴れていた道は、B峠に近づくとだんだん霧が発生して・・・・・

いつものB峠は完全に濃霧に覆われていた。






この段階で視界数十メートル。もう完全に前は見えません。


ノロノロ運転を続けながらも、最初の目的地の弟子屈町のコンビニでトイレタイム。そこで見た物は・・・・・前を隠したBMWのオープンカーとウイング付きのGT-R R35である。

「うほほほーーー!!朝から良いもの見たわ♪」



紅い車がBMWのオープンカーです。


トイレを済ませ何も買わないですかさず出てくる鬼畜なオヤジである。

しかし、R35とは・・・ガチなマニアがいるんだなぁーー。


弟子屈から抜けて、また走り始めたオヤジ。


S2000のカーオーディオはカセット・テープである。その為、いつも車で聴く音楽はFMがメインなのだが、だんだん山の中の入ってくると、当然、ラジオの入りが悪くなる。


ここで、オヤジはFMを切り、S2000のエンジンと対話モードに入る。

 

 淡々と走り続けるオヤジ。しかも、聞こえる音はS2000のエンジン音だけなのだ。


 多分、それが良かったのだろう。いつの間にかオヤジは先ほどの嫌な気持ちが薄れていくのに気が付いた。


 よく、ムシャクシャするからバイクや車をかっ飛ばす!!という人がいる。そんな人に限って、事故や警察に捕まるのだが、それはバイクや車を手荒く扱うから、そのシッペ返しが自分自身に降りかかるからだと思っている。


 気分がすぐれない時こそ慎重に。そして淡々とエンジン音を聞きながら運転に専念するとよい。


丁度、お坊さんがお経を唱える行為と同じだと思う。


いつしか心は澄まされて、気持ちも晴れやかになっていくと思う。



 少なくても、オヤジにとってはS2000はそんなことを与えてくれる車である。



弟子屈から中標津に行く途中に、第2の目的地の別海町に行く道がある。


さあ、これから行置く道は、オヤジにとっては未体験ゾーンの世界である。

天気はいつの間にか、霧雨となっていた。




 

 ふと、オヤジは思い出した。

「そうか、あの時も(20代の頃に根室に行った時)も天気は霧雨だったんだ。」

そう思った途端、全てあの時の事を思い出した。

「そうだったんだ。あの時、天気が霧雨だった。という事が、根室行に苦い思い出を作ったんだ!!」何だかオヤジは急にバカバカしくなった。


 天気は変えられない。たった霧雨だったという事で、オヤジは大切な貴重なドライブを台無しにして、いつしか根室には嫌な思い出を作っていたのだ。


 そして、今回はたった一人でのドライブ!!


霧雨で嫌な思い出にするか、楽しい思い出にするかは、全て自分の考え方一つなのだ!!



 それならば、楽しいドライブにしょう。そう思った途端、オヤジは無性に根室に行きたくなった。



「待ってろよ!!根室!!後2時間ぐらいでたどり着いてやる!!」


別海町でトイレタイムとオヤツを購入!!霧雨はいつの間にか晴れていた。




 時刻は午前8時30分。出発してから3時間後、ようやく、根室市に入る大橋が見えてきた。







 午前9時:根室市到着!!まず、真っ先に最東端の納沙布(ノシャップ)岬に向かう。根室市から約30キロ、30分ぐらいかかる場所である。




 

 北方領土返還の巨大な茶色のモニュメントがオヤジを出迎えてくれる。





 

 昔来た時は、午前9時になった途端に、この場所に火がついて驚いた記憶がある。



 今日は残念ながら霧の為、北方領土は見えず。根室市の巨大タワーも、いつしか天に向かう巨大エレベーターのように見える。






 

  ここが日本最東端の納沙布(ノシャップ)岬である。








ありがとう♪S2000!!良くここまで走ってくれた。


ただいま時刻は午前9時30分。


出発から約4時間。


距離は200kmを越えていた。