今日の休みにいつものように食材を買いに行くと・・・・パン、牛乳、納豆、豆腐等、今まで全然無かった商品が、いつものように普通に並んでいました。
未だアイスクリームなどの一部の商品は無かったり、復旧されていない街もありますが、ここで北海道の停電騒動はひと段落したことをご連絡します。
今迄、ご心配されてくれた多くの方に、お礼を申しあげます。
さて、今日は根室市に行ったお話などを・・・・
北海道を縦横無尽に走っているオヤジが、あまり行っていない場所があった。
それは根室市である。根室市は20代の頃に1回と、キャンカーに乗っていた10年ぐらい前に1回。合計2回しか行っていないのだ。
何故かというと、20代の頃に走った時に苦い思い出があったのと、10年ぐらい前のキャンカーの時は、会社が終わりその足で、キャンカーで根室市に向かう時に、釧路から厚岸に向かってそこで車中泊。そして翌日に根室市に到着。と、いうルートをたどっていたので、オヤジの心の中奥深く、根室市は遠い場所で、何故だか嫌な思い出がある場所。という記憶しかなかったので、自然と足が遠のいていたのである。
そんな時である。
会社の上司から「昨日、根室市に行ってきたよ。」という話を聞いたオヤジである。
「あれっ??根室市って遠くありませんか??」と、聞くと、「いゃ、北見から少し飛ばして行ったら、3時間少しで着いたよ。」という答えに、????となっていたオヤジである。
※北海道の場合は、飛ばすという事は、高速道路並みのスピードで走る事を意味します。
オヤジの中で根室市は1泊、車中泊をした記憶が強く、根室市=とっても遠い街。というイメージが強かった、のが、上司の話しで充分に日帰りが出来る街という頃が判り、興味を沸いてきたのだ。
地図をよーーく見る。すると、弟子屈から根室市まで別海町という町を通れば、何と距離にして180km、約3時間ぐらいで根室市に行けることが判った。
前回走った時は、古いカーナビであったので、別海町のルートでは無く、わざわざ遠回りの釧路→厚岸→根室市のルートを示したのではなかろうか??
距離が180kmという事は、オヤジの住んでいる場所から帯広までが同等の距離なので、それなら充分に日帰りコースであったので、今回の根室市までの日帰りコースも充分に可能であることがわかった。
オヤジの中で急に根室市日帰りというドライブが現実化してきた。
そして、いつかは一度、根室市にきちんといって見たいな。と、思うようになってきた。
そして、今回の停電騒動。
ある人からオヤジが停電後すぐに北見や釧路に走った事を、こんな大変な時期にわざわざガソリンをかけて長距離を走るのは不謹慎だと言われた。
実はオヤジも今回の北見、釧路へのドライブは少し不謹慎かな??と心の中で思っていたのだが、道東は停電以外何も問題が無かったのである。
今、北海道の観光はあの地震と停電騒ぎで大打撃を受けているそうである。確かに地震があった地域は旅行に行くのは躊躇されると思われる。
しかし何も問題の無い地域まで観光を予約されていた人のキャンセルが続出していると聞いた今、オヤジがここの北海道で出来るのは、やはりその場所まで走って、道東の街は観光に全然問題ない事を伝えたいという思いで、今回の根室市日帰りツァーを決行したのである。
(という大義名分を考えたが、やはりオヤジの事である。単に今まで行っていない根室市って、どんなとこだったか、興味があっただけなのだ。笑♪)
そして昨日が決行日となった。朝5時ぐらいにいきなり目がバキッ!!と覚めた。
年寄りは早起きである。と、良く言われるが、実はそうではない。なかなか長時間寝ていられないのである。寝ることも体力を使う事なのだ。
いつものように、ココの飲み水とエサ。そしてココのトイレと、トイレ掃除を終えたオヤジは5時30分に根室市に向けて出発した。
相棒はもちろんS2000。ハイスピード・ロングツ-リングには欠かせない大切な相棒である。
根室市までのルートの時間配分は、オヤジの家から弟子屈町まで1時間。弟子屈町から別海町まで1時間。別海町から根室市まで1時間の合計3時間の時間を見ていた。
(もちろん、休憩なしのノン・ストップ走行である。)
サンドイッチとコーヒーを買い朝食にする予定で、近隣のコンビニに入る。
時刻は午前5時45分。そこで、まずトイレに入ってから、買い物を済ませようと、トイレに駆け込んだ。
すると、トイレには先客がいた。時間が刻々と過ぎる。
オヤジが待っ間、別な客も入ってきた。しばらくトイレの前の狭い空間で、むさくるしいオヤジが二人沈黙をする。しかし、先客は出てくる気配はない。
後からきたお客は軽くチッ!と舌打ちをして、オヤジをにらみつけて出て行った。(いゃ・・中に入っているのは、オヤジでは無いのですが・・・・)オヤジもここで、別なコンビニに行けばよかったのだが、なかなかトイレから出てこない客がどんな奴か興味を持ってきたので更にトイレの前で気配を発しながら待った。
その間、ドァーにノックする事、数回。
15分が過ぎた。
時刻は午前6時。トイレからジャーーーッ!!という水が流れる音と、トイレットペーパーのカラカラという音が聞こえた。
そろそろ本格的にやばくなってきたオヤジは、おおっ!!これでもうトイレに入れるとホッ!!としながら、更に待っていた。しかし、待てど暮らせと、なかなかトイレから出てくる気配が感じられない。
時間は午前6時15分。なんてことだ!!たかがトイレに行くために貴重な時間を30分も少使ってしまった!!
ここから30分もあれば充分にいつものB峠に着いている時間だ。そして30分も走れば根室までの1/3の距離である弟子屈町まで走れるのだ!!
そろそろ、オヤジのお腹が痛みだし、本格的にやばくなりなり始めた。
周りをキョロキョロして、誰もいないのを確認して、ダッシュで隣の女子トイレに駆け込む!!
1分後、安どの表情をしたオヤジは早速、遅れた時間を取り戻すようにサンドイッチを探し始めた。
しかし、他のパンは沢山あるが、サンドイッチは一つも無かった。
残念だが、仕方がない、おにぎり2個とブラック・コーヒを手に取ってレジに向かう。
ふと、先ほど出てきたトイレの方を向くと・・・・なんと中学生か高校生ぐらいの学生がトイレから、何食わぬ顔で出てきた。多分、トイレの中で髪でもととのえていたのであろう。
(おい!!お前!!トイレはお前だけの物でないんだぞ!!さっさと出てこいや~~~!!)と、胸倉をつかんで説教をしたいオヤジであったが、ここは大人の為、ぐっと我慢して、にこやかにレジでお金を払った。
すると、店員は仏頂面でおにぎりとつり銭をそのままオヤジに手渡した。
先ほどのトイレ騒動で少しムッとしていたオヤジであるが、ここは大人の為、
「すみません。おにぎり温めて頂けますか??そしてレシートも下さい。」と、さわやかに若い店員に声をかけたが、若い店員は少しムッとした感じで黙っておにぎりを温めてレシートをオヤジに手渡した。
朝から嫌な気分が続き、S2000を走らせながら、おにぎりをほおばったオヤジである。
すると、そのおにぎりも握り方が甘かったのであろう、一口頬張った途端に、パラパラとこぼれて、オヤジの服、ズボン、S2000のシートにまき散らかった。
おにぎりのタネはエビマヨである。オヤジの服、ズボン、シートや、取り払った手にもマヨネーズがベタベタと付きまくり、ステァリングもベタベタして気持ち悪くなった。
もう完全にテンションがガタ落ちのオヤジである。
オヤジが車を乗る時にジンクスにしている事が一つある。それは朝から嫌なことが続いた時は、何かこれから嫌なことがもっと出てくるから、かなり注意して走らないといけないという事だ。
何だか20代の頃に根室に行った時の苦い思い出がオーバーラップする。
やはり、オヤジにとって根室市は鬼門だったんだ!!一瞬、今回の根室行はとりやめようか??と考え込んだ。
時刻は午前6時30分。まだまだこれから行き先を変更することは充分に出来る。時間は充分にあるので、これからどうしようかとしばらく考えながら走り出した。