カーレーダー探知機の取り付けと、パジェロミニのサビ落とし。2 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車



さて、今朝の休日である。


朝からココがうるさいため、朝の散歩に付き合うオヤジである。オヤジを伴ってココは自慢げに町内会を1周してきた。(多分、ココはオヤジを従僕としか考えていないんだろうなぁーー。)


 そして、今日はいよいよ、パジェロミニの塗装である。



 ガレージ内にはBOSEのアンプがおごられている。

(しかし、壊れているのは秘密です。笑♪)

 


またまたココがオヤジの手伝いをしにきた。



今日も快晴だ!!思わず塗装を止めて、S2000で走り出したくなる。



サビを落としてみたら、中身までサビが入り込んでいた。





そこで、気休めであるがサビを止める塗装を先に行う。









 このまま、塗装をしたら、1年後にはまず間違いなく、またサビだらけとなるであろう。


パジェロ・ミニのボンネットを開けて、塗装番号を調べると・・・・





 なんという事でしょう!!昨年、善意で向いのおばあさんの車を塗装した色と同じ番号であった。


(やった!!これで塗装代がかからない!!♪)早速用意を行って、サビ落としの塗装が乾いたと同時に、パテ埋めを行った。








 ついでに下回りもサビだらけの為、気休めであるが、サビの進行を止める塗装をぬっておいた。


 パテが乾燥する時間は約15分と書かれていた。


 しかし、オヤジの経験から言うと、パテが乾燥するまで、最低3時間ぐらいはそのままにしておいた方が良い。


 時間は午前10時30分。さて、乾燥までの3時間ばかし・・・・何をしょうかと??外は快晴!!

そうだ、最近、Sと走っていないから、Sとひとっ走りしてこよう!!


目的地は往復2時間の北見だ!!

 


早速、オープンカーにする。






うーーん♪気分爽快!!オヤジはのんびりとS2000を走らせた。


ふと、前を見ると・・・あの、V字型テールレンズは、もしかしてZX-14R

(フォーティン・アールではないか!)







 あのギネスにのった、ハヤブサをぶち抜くためだけに作られたカワサキのフラッグシップ。


 このバイクね。






 おおっ!!懐かしい画像!!


無謀にもオヤジも一度はこのZX-14Rのオーナーとなったが、あまりにも大きく重いバイクの為、手放したという苦い経験がある。


 その加速は100km/hまで数秒。最高速は時速300km達する、ハイパーマシーンである。

 


 ZX-14Rのライダーは前の遅い車に詰まっていた。


(こっちにこい!!お前のステージはそこではないだろう。)と、オヤジは意識的にスピードを落として、ZX-14Rのライダーをオヤジの前に誘導した。


 2台の遅い前走車ではあったが、オヤジのS2000と、ハイパーバイクのZX-14Rが後ろについたこと事に気が付き、さっさと道をオヤジ達に譲った。


 そして2車線の赤信号。


 オヤジが左側車線。ZX-14Rのライダーは右車線である。


 ライダーの装備は全身革ジャンと革のパンツ。更にブーツを見ると、かなり使い込まれている。

(こいつ、本物のR乗りだ!!)


オヤジは確信した。


お互いに顔を見合わせた。それが始まりだった。視線を横の信号機に移す。青信号が点滅。そして正面を見る。


 バイクの加速は鋭い。多分、250ccもあれば、公道では車は敵ではない。

ましてZX-14Rは1400ccもあるハイパーマシンである。


 無謀にもオヤジはこのZX-14Rに勝負を挑んだ!!


 シグナル・ブルー!!


ZX-14Rが先行する。

 


強烈なGがオヤジをシートにたたき付けた!!

 


 

 

1速!タコメーターを見るとすでに8千を超えて9千回転のレッドに届こうとする。

 


官能的なV-TECエンジンがリズムを刻んでいる。 


みるみるうちにZX-14Rに追い付くS2000。 


頼むぜ!!S2000!!


猛烈な勢いでスピードメーターが変っていく。

 


バックミラーで後続から追いつく車がいないかを確認する。すでに後続の車ははるか彼方に置き去りにされていく。 


 

 

2速にシフトアップ!!また強烈なGがオヤジをシートにたたき付けた。


 ZX-14Rのライダーも単なるオープンカーが同じ加速をするとは思っていなかったのだろう。


 更に3速にシフトアップして、オヤジを引き離そうとした。

 


 すかさずオヤジも3速にシフトアップ!!またまた加速するS2000。

 


 

 

(お前の14Rも超1級の戦闘機だが、俺のS2000もレーシングエンジンを積んだ地上に降りた戦闘機だぜ!!)

 


 

 

 時速にして3桁のバトル領域に達した2台である。


これ以上はお互い無謀な行為だろう。

 


お互いに健闘をたたえ合い、別れたオヤジである。

こうして北見までとんぼ返りで行ってきたオヤジであった。






 北見でビューエルと思って思わず寄ったお店。よーーく見ると・・・多分、VT250だと思う。(しかし・・・思わず似ていて笑ってしまったオヤジである。)


 2時からパテが乾いたことを確認したオヤジは、早速、パジェロ・ミニの塗装に入る。














 本来は、このパテの形成から、更に仕上げ用のパテを付けて、デコボコを無くすのだが、今回はサビを無くすのが目的の為、多少デコボコでも良しとした。


(よーするに手抜きとも言う。)こうして、またまた娘2号を迎えに行く時間まで、さっさとオヤジはパジェロミニの塗装を終らした。









 パッと見、まあサビは見えなくなったので良しとしよう。




しかーーーーし。よーく見ると・・・・・やはりデコボコである。




まあ、前がひどすぎるからこれで良いだろう。
あんまり時間をかけたら、今度はS2000で走る時間も無くなってしまうしね。


という事で、お金はかからなかったが、充実した2日間であった。