いざ!!札幌へ!!-3- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 札幌の古着屋さん&リサイクルショップ!! (ドラえもん調で。)オヤジは得意げに一枚の紙を取り出した。


 実は今回の裏ミッションとして、オヤジはライダーズのシングルの革ジャンを探していたのだ。

 

 ネットで買えば簡単だが、やはり実物を見ないと、買う気になれないのだ。

 


 リストアップされた店が約6件。


 早速、一番近そうな店をカーナビにインプット。


 今、タントに付いているカーナビはもう10年以上前の古いカーナビなので、カーナビの言うとおりに走らないと、すぐにすねて沈黙をしてしまう、ツンデレのお姉さんが入っているカーナビなのだ。


 しかも、判断能力が遅いため、3車線の真ん中を走っていると、いきなり右折してください。と平気でのたまう冗談がきついカーナビである。

 これが、10万円もする新品ならオヤジも激怒して、トンカチで叩き壊すのだが、カーCDの再生も壊れている、半分ポンコツのカーナビの為、何故だかそんな間違えも許せてしまう、愛すべきカーナビ子なのだ。


 今回も案の定、3車線の真ん中を走っている途端、いきなり右折と言われて、走りだした道が直進の道しか無く、元の道に戻るまで30分もかかってしまった。しかも、ようやく着いた場所は・・・・・・・・・・・・・・・・・リサイクルショップの影も形も無い、単なる廃墟であった。(ク・クソッ!!今度間違えたら、ぶっ壊す!!)という、オヤジの心の声がきこえたせいか、2件目の検索はきちんとおこなわれた。


 2件目に着いたら、なんとそこは、最初に1件目の検索を行うために停まった場所から1丁目しか離れていなかった。(クソッ!!なんてこったい!!)




 札幌の街を徘徊中、面白い人を発見!!


 マッド・マックスの所属する特別警邏隊はMFPと呼ばれる組織なので、多分、この人はマックス達の所属する警邏隊の一員かも??(このギャグ。分かるかなぁーー??)


こうして、数件のリサイクルショップを回ったオヤジ達だが、目的の物も見つからず、札幌の宿泊するホテルにチェックインする時間が近づいてきた。


 そこで、最後の一件という事で、札幌から少し外れた手稲の万代というリサイクルショップに行ってからホテルに行く事と決めた。


 時間は午後4時。万代に行く途中に、お城みたいな素敵な建物が、オヤジ達の目の前に現われた。そこは「白い恋人のテーマパーク園」であった。かなりここに寄る事に揺れ動いたが、一旦、万代に行く事とする。




4時30分ぐらいに到着。残念ながらここにも無い。


 ライダーズの革ジャンは今年はダブルが流行らしいが、流行に鈍感なオヤジは、ただひたすらにシングルを探し続けているのだ。


あまりにもオヤジがシングルのデザインにこだわるために、娘2号は「何故シングルにこだわるの??」と聞いてきた。

「オヤジの好きなマンガの本の湾岸ミッドナイトで主人公が来ているジャケットが、ライダーズのシングルなんだよ。」と、頭をポリポリ書きながら、オヤジはボソリと答えた。


 今迄、お洒落一つしたことのないオヤジであるが、とうやらS2000に乗るようになってから、自分なりの走り屋のスタイルを確立したく思うようになってきたのだ。

 やはり50代から車にはまった漢(おとこ)は妥協を知らないのだ。

 


 ここで、2号は嬉しそうな声を上げた。

「あっ。このジャケット安い!!」

 

「新品で買えば5千円もするのに、中古だから1,400円しかしない。」

 


 娘2号の異名はオヤジこましだ。


 普段はツンデレな彼女だが、何か欲しいものがあると、そのキラキラした目を更に大きくして訴えてくる。

「このジャケット欲しいけど、さっきでお金、全部使っちゃったしなぁーー。」

 

「残念だけど買えないなぁーーー。」

 

「2度と手に入らないだろうなぁーーー。」と、独り言を言いながら、キラキラした目でオヤジに訴えてくる。

「わかった。わかった。1,400円か???買ってやるよ。」

 こうしてオヤジは自分は甘いと思いながらも、2号にジャケットを買い与え、嬉しそうな姿の彼女に姿を見て、やはり札幌に来て良かったな。と、一人ニャニヤとするのである。


 万代を出たオヤジ達はさっきの白い恋人のパーク園に向かった。

調べたら7時まで開館しているのだ。

白い恋人のパーク園前に近づいて、カーナビが直進を進めるのを逆らって、大きな橋の下から駐車場を目指して右折した。


 すると・・・・・そこは・・・・・またしても大間違いで、今度は小樽まで行く高速道路であった。

 


 次から次に後ろから追われるタントカスタム。あわてて、一番最初の料金ゲートに降りる。

 しっかり高速代240円も取られてしまった。

 こうして、また20分近く回り道をしてようやく、白い恋人のテーマパーク園にたどり着いた。


 ここで6時にチェックインするホテルに到着が遅れることを連絡した。

これで心置きなく、テーマパークを見ることが出来る。


 一応、係りの人に聞いたら、館内の写真はOK。ブログは個人的なのはOKだが、会社関係のブログはNGという事なので、一応、念のために外だけ撮ります。といったら、問題ないとの回答であった。




館内にあった意味不明のアート作品。


一瞬、ターミネーター4のイベントかと思うぐらい似ていた。














しばし、テーマパークの美しさを堪能するオヤジと娘2号。


「こんなに綺麗なとこだったら、一目でも良いからかみさんに見せてあげたかったなぁーーー。」とボソッ。とつぶやくオヤジである。


 充分に目に焼き付けてから、「白い恋人テーマパーク園」を去るオヤジ達。


 オヤジの旅の食事はいついかなる時でも、「回転すし」または「バイキング」である。


理由は金額を気にしないで食べれるからである。


 しかし、娘2号はもう「回転ずし」と「バイキング」はオヤジの度重なる食事で飽きたそうだ。そこで、夕食は2号の提案で札幌市内の場所となった。薄暗くなった札幌市内でタントを駐車場に停めて、あらかじめ調べていた場所に向かうオヤジ達。


 しかしー・・・・・・・・・・・・・・・そこには食事をする場所は影も形も無かった。カナリポイントの下がったオヤジ。

 そこで、文明の利器のスマホを取り出して住所を調べた。ドケチオヤジはスマホ代を抑えるために、容量を1GBとしか契約していない。

 だらだら調べていたら、ネットが使えなくなるので、大急ぎで調べる。どうやら場所は1区間違っているみたいだ。

 かなり冷たい視線の娘2号。やっとの思いで目に見えるお店と、行きたいお店の位置関係が分かった。


 こうして、ススキの街を30分ぐらい迷いながらも、ようやく目的地に到着!!



 ここは娘2号の友人の紹介である。ようやく2号も友人に行ってきたと話すことが出来て、ホッと一安心である。

 オヤジは今迄、居酒屋のようなお店に入った事は無い。かなり悪戦苦闘しながら注文を頼むオヤジであった。ここは韓国料理の焼き肉と鍋が有名らしい。暑い時期だが、熱くて辛い物を食べる事で、食欲が更に増したオヤジ達である。




 お腹も満たされ、ホテルに遅れたついでに定山渓方面のリサイクルショップの万代にも寄る。


 ホテルは6時にチェック・インの予定が、大幅に遅れて、9時30分となっていた。


 今回のホテルはもちろん、前回の行ったアパ&リゾートホテル。

理由はおそらく札幌市内では一番安いという事と、館内に大浴場+露天風呂があるからだ。


 今回、ここに来るにあたって、クラブ・ミッドの会員No,8のFXDC1450さんに連絡を取ろうかと思ったのだが、時間がきちんと取れない+多分、初日の疲れで、ホテルで倒れているから、多分、会う事が出来ないと思って、連絡をすることは止めておいた。


 (すみません。FXDC1450さん。お互い、会える時が来ればいつか自然と会えますよ。)


 案の定、娘2号は疲れて部屋のお風呂を使う間、カギが使えなくて、(カギを持って行ったら、部屋の電気が使えなくなるのですよ。)オヤジは気が付いたらベツトで倒れていて、起きた時は真夜中の12時過ぎであった。


 そこで、2号は完全に熟睡状態の為、部屋から外に出て、大浴場に行って旅の疲れをいやす。

 そして、ようやくベツトにもぐることが出来て、今回初めて深い眠りに落ちた。



おやすみなさい♪


ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ!!