いざ!!札幌へ!!-2- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 案の定、今回も一睡も出来ないで朝を迎えたオヤジである。


 ただ、娘2号の話によると、オヤジは実に静であったらしいので、多分、オヤジも寝ていて、起きている夢を見ていたのではないかと思った。

 朝、4時に布団から起きて部屋から出る。暇なので色々と他を探索してみた。





 フロントとオヤジの部屋は2階であったが、3階には簡単エアロバイクと腹筋マシーン、マッサージチェアが置いてあった。

 思わずここで40分ほどエァロバイクを行ってから自分の部屋に戻るオヤジであった。(旅行中なのに、悲しい習性のようーーー。)

 


 





しかし、良く考えられているものだ。

確かに今までのビジネスホテルのお風呂は狭いので、オヤジ達は利用していなかったのだが、お風呂はラ●ホだったので、充分に広いし、一人一人のベットが一つなら、お互い起きている時間帯が違っていても、充分に休むことが出来る。

しかも朝食が6時30分という事が、実に気が利いている。


 数年前に阿寒ホテルに泊まった時は、朝食が時間差で9時からにされて、午前中のイベントが何も出来なかった事があった。


 旅行者にとっては、6時30分に朝食が取れるという事は、大変助かるのだ。






 朝食のおかずはそんなに種類は多くないものの、バイキングの為に、食べるのは充分である。

 和食、洋食が用意されていて、しかもパンは焼き立てである。

 オヤジ達のようななるべく経費をかけたくない旅行者にとっては、本当に良いホテルだと思う。


 朝一番で朝食を食べ終えたオヤジ達は、いよいよ今回の旅行のメインイベントとの札幌に向けて出発を開始した。


 ここは高砂台である。位置的には札幌側の旭川のはずれである。

カーナビは高速道路を指示して、旭川の町の中へ行くように指示したが、オヤジはこのまま旭川を抜けて、次の町から高速道路入ったほうが早いと思って、一般道にタントのハンドルを向けた。





 旭川を抜けたオヤジは後悔した。一般道は時速40km/hでノロノロと渋滞を起こしていた。30分ばかしノロノロ運転を強いられて、ようやく次の町の高速道路入口にたどり着いた。



今迄のうっ憤を晴らすかのように、徐々に加速していくタントカスタム。





砂川PAにて。


タコメーターは6千回転あたりで悲鳴をあげている。

 


「腐海まで後3分。」

 

「ミト・エンジン全開!!」

 

「姫様。このままではエンジンがイカレてしまう。」

 

「谷までもてば良い!!」BYナウシカ。(風の谷のナウシカ)


 そんなタントを次から次に抜かしていく一般車。

 


「ダメダ。この船(車)では勝てん!!」BY沖田十三(宇宙戦艦ヤマト)などと、悲鳴を上げているタントを見ながら、一人芝居をやっていると、娘2号が不思議そうに、「お父さん??何一人でぶつぶつつぶやいているの??」と尋ねてきた。

「いや、なんだな。あまりにも退屈なので、昔見た映画を思い出していたのさ。」しばらく赤面のオヤジ・・・・・・・・・・・・・・・


こんなオバカな事をやりながらようやく2時間ぐらいで札幌に到着。



時刻は午前9時30分。


まずは娘が一番行きたいところへ行く。



カーナビは偉大だ。訳わからないで走っていても、必ず目的地着くのである。


 娘2号は今、韓国のスーパーアイドル。BST(防弾少年団)にはまっている。

最初、彼らの事を聞いた時は、「何だい??その防弾チョッキは??」と聞き返して、真剣(マジ)に切れられたことがある。

 今ではオヤジも娘の防弾少年団の話しにいろいろと聞くことが出来るまで成長した。


 ここは「キラキラ」と言って、韓国グッツ専門のお店なのだ。

「あっ。これも良い。あれも良い。」と、目を輝かせて、色々BSTグッツを買いあさる娘2号。

 2千円ぐらいならオヤジが2号の分を買ってやるかな??と思い、レンジい近づいた瞬間、レジのお金を見たら・・・・な・何と5千円を超えていた。


おそるべし韓国パワー!!


娘2号は財布の中身を全部出して、ニコニコしながらお金を払っていた。




 次に行ったのは1区間反対側のサンキューマート。

ここは何でも390円で買える、100円SHOPの390円バージョン版である。

朝が早くついたせいか、サンキューマートを見て回ったのも早かった。





次に行ったのは札幌駅横のエスタ。



 そして、アリオである。


 ここで昼食を取った後、娘2号の行きたい場所はなくなってしまった。

「ここで、もう札幌で見る場所は無くなったので、お父さん??どうしょう?」娘2号が聞いてきたので、オヤジはここから、新しいミッションを開始した