ツゥ・フェイス!!(二つの顔) | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 まずはいきなり、クラブ・のミッドの各隊員への連絡です。


 シックス・ナンバー「今はニンニン乗りさん」の入会に伴い、隊長さん、ミスターXさん、今はニンニン乗りさんへ、ステッカーを送ろうと思い、増版を行っている最中なのですが、思ったよりも、湾岸リベンジャーのロゴの切り取りが難しく、なかなか完成が出来そうもないみたいで、
増版元がもう少し待ってください。と言う答えでしたので、今しばらく、各隊員の方はお待ちください。

 (ちっ!!隊長さんにはサプライズで内緒にして送ろうと思ったのですが、かなり時間がかかりそうでしたので、残念ながら、今か今かと(誰も思わないよ。)待っている隊員が多いので、ここで緊急連絡をします。)






 こんなふうに貼られていた、我がクラブ・ミッドナイトのステッカーが・・・・・あまりの人気に、今は何故か無くなっています。

(と・盗難か???)と、言うのは冗談で、車検時に邪魔だという事で・・・・無残に削り取られました。

 

 (笑♪)もし、車に貼る方は、ウィンドウには貼らないほうが良いみたいです。(笑・笑♪)



 さて、我が愛機、S2000はネットで見れば、スポーッカーには珍しく、女性受けする車だそうだ。




 今はドリフト車と知られている、シルビアのS13だが、この車もこの色合いといいデザインで発売当時は女性受けするデート・カーで有名であった。


 先日の事である。女子高生である娘2号を迎えに行くときに、オヤジはこのS2000で迎えに行った時である。高校前にド派手に乗りつけて出迎えてやろうとするオヤジの目論見は無残に打ち破かれ、2号からは「網走駅に迎えに来て。」という連絡があった。


 オヤジはS2000に乗るときは、よほど外が寒くない限りは大抵はオープンにしている。

 その理由は・・・フフフフ!!目立つからの一言である。(まあ、年甲斐もなく、若作りしたオヤジが1人いきがってオープンカーに乗っているのも、実にもの悲しい事だが・・・・)網走駅で娘2号を待っていた時も、とーぜん、オープンにして待っていた。


 すると・・・・娘2号と一緒に帰ってきた友達が、駅前に置かれているオープンカーのS2000を見て、「すごいスポーッカーが停まっているよ!!」と、2号に向かって話しかけたらしい。すると、娘2号は・・・・恥ずかしげに、「あの車はうちの車なの。」と答えたそうな。

 


 ワハハハハハ!!S2000は女子高生にも人気のある車であったのだ!!(何故か自分が人気あるように勘違いする男が1人。)

 


 S2000はオープンにして乗るときは、優雅にゆっくり走るのが一番カッコ良いと信じているオヤジである。


 そして休日である今朝の事である。いつものように朝食を終えて、しばらく見ていなかった地方紙に目を通していた時であった。


「ガレージ処分します。」という広告が目に止った。日ごろ、狭いガレージを何とか広くしたいと思っているオヤジであるが、この広告を見た途端、娘1号にあとの片づけを任せ、あわててS2000に乗り込んだ。




目的地は車で1時間程のまたまた北見。時刻は只今、午前9時少し過ぎ。即効で行って帰ってきても昼には戻れる。


今日は昼からは娘1号をS2000に乗せて運転の練習をさせる約束であったのだ。


 今日のオヤジはいきなり戦闘モードと化した。

 

 まるで、その走りは、あのイニDのシルビァを操る池谷が、シルェイティの眞子ちゃんに謝りに行くように・・・・・


 S2000は単に女性受けするデートカーでは無く、もう一つの顔が存在する。


 その走りは、公道のレーシングカーと呼ばれる強力なエンジンをボディに搭載し、時にはあの日本のスーパーカーと呼ばれるNSXさえ凌ぐ、カミソリ見たいなコーナリングを実現させる。

 


 更にオヤジのエンジンは9000回転まで回りきるF20Cを搭載させた初期型のAP1である。(いゃーーー。実にしっこいオヤジである。)


 まさにブタに真珠。ネコに小判。犬も歩けば棒に当たる。(??)オヤジにS2000である。

 


バイパスでは次から次に、前を走っていた車が左によけてくれる。本能的にS2000の闘争的な空気を感じ取るのであろうか??




 こうして10時前にはオヤジは目的地に着いた。そこはガレージ販売の会社であるが、なかなか思うような物は無かった。


 係りの人にいろいろ聞いたが、どうも、オヤジの考えていたものとは違うので、約15分ぐらいでお礼を言ってその会社を後にした。帰りは昼までに着けば良いので、途中でオープンカーにして走る。


 S2000のオープンは電動で約6秒で開閉できる。(ただし駐車時)

オープンカーの中では開閉時間が短い中でダントツの1位なのである。他の車は平均約20秒。


 オヤジは別にオープンカーに電動や開閉時間が6秒は無用だと思っていたのだが、実はこれは非常に具合が良いのである。


 信号待ちの1分間の間。あっというまにオープンカーとなり、外の明るい風を感じ取れるのである。


(普通はどこかの駐車場に停めて、オープンにしてから走り始めるのである。)これなら急な雨の時も、簡単にホロをかぶせることが出来るのだ。


 こうして帰りはまた優雅にゆっくりと自宅に戻る。オヤジであった。


そして、帰宅後は娘1号がS2000に乗るための練習である。彼女はこのS2000に乗りたくて昨年、オートマからマニュアル限定を解除したのである。


 最初、オヤジは車のいない駐車場で練習させていたが、一般公道と、単なる駐車場は経験が雲泥の差である。

 そこで、オヤジは車の少ない農道を走らせて、ある場所に向かって行くように娘1号に指示をする。


 朝は暗い曇り空であったが、今は快晴である。しかもS2000はフル・オープン!!娘1号は嬉々としてゆっくりと走り始めた。



途中、BMWのZ4とNSXが凄い勢いで、娘を追い越していく。

 しかし、それには気にしないで、娘にはあくまでもゆっくりと走るように指示をする。




途中で追い越して行ったNSXが停まっていた。どーしたのかな???


こうして昼過ぎに目的地のB峠に到着。










ここで昼にしょうとしたのだが・・・・やはり観光地。値段が微妙に高い。そこで、街に降りてから昼食を食べるようにした。 (主夫は意外とケチなんだなぁーー。)





 さっきのNSX。あわただしくやってきたと思ったら、すぐに爆音をまき散らして去って行った。


 オヤジはスポーツカーは好きでも、爆音をまき散らす車は嫌いである。


 本人たちは自分達はカッコ良いと思っているのだと思うが、やはり周りに迷惑を掛けていると、だんだん走れる場が少なくなっていく事を知らないのだろうか??


 スポーツカーを乗るからこそ、周りの迷惑をかけないで走る事をしなければいけないと思うオヤジである。(えっ??朝の爆走はなんだって???あれは周りの車が勝手に避けてくれたので、決してあおり運転はしていませんよ。汗っ♪)

 


 こうして、娘1号と昼食を食べてすぐに家に帰宅。そして、バイト先の2号を迎えに行くために、1号と共にタントに乗り換える。


 30分ほど娘2号のバイトが終わる3時30分まで、網走の道の駅で待機。



道の駅のお約束はやはり・・・・これです。しかし、糖尿病を発症してほぼ半年。このアイスクリームなるものを食べていなかったので、どうも味の美味しさが判らなくなっていた。甘いと感じないのだ。


天気が良いので外で食べる事とする。






網走の有名な場所。帽子岩。

 昔はこの場所まで歩いていけたのだが、今は立ち入れ禁止になっている。

戦時中は外洋からの敵を阻止するために、トーチカが置かれていたと記憶する。ふと、目を止めると・・・・・










 おおっ!!とっても綺麗なCB750Fourと400Four。こんなに大切に乗られているバイクは幸せものだろう。



 バイクを降りたオヤジの心にチクリと少し痛みが走った。


3時45分。娘2号がバイト先から帰ってくる。


 ここで、今回2回目の北見に用事が出来たので買い物に行く。


(まあ、単純考えて、50km近い場所に1日2回。更に40km離れている峠に行くオヤジは何者??)


 用事とは・・・高校を卒業したら娘2号にも車が必要になるために、前準備として、めぼしい車を見に行くためなのだ。(網走で中古車を見たのだが、ディラーしかなく、なかなか目当ての車は無かったのだ。)






 そこで、再び北見を目指してGO!!軽く目当ての車の内装。値段などを見て、今度の休日までの食材を買ったら、程よくお腹もへってきた。


娘2号からの提案もあり、今日はこのまま外食とする。夕食はインド人が作るカレーバイキングのお店のクリシュナである。


(しかし、なんですなぁーー。糖尿で食事制限とか、体重を落とす。とか言っている割には、最近、バイキングが多いような・・・・・明日から・・・・ダ・ダイエットを・・・・・・これで何度目かな??)






 お店の駐車場には馬のマークのいかつい外車が停まっていた・・・


「うーーん???この形、フェラーリーで無いし?????」と悩みながら、食事をしていたら、不意に思い出した。「そうだ!!あの車はムスタングだっ!」と、納得して食べ始めたら、


 前の席の20代初めに見える女の子不意に振り返り、オヤジに向かって「マスタングです。」と言い直された


 こうして、おバカなオヤジの休日は、怪しくふけて行くのであった。


 注:50代のオヤジのとっては当時のフォードはムスタングなんですよね。


 調べたら、ムスタングは2代目までで、3代目からはマスタングと呼ぶようになっているみたいですねぇーー。


 あの、女の子は新しい車だからマスタングと言ったんだろうなぁーー。というか、見た目20代前半の女の子だったけども、あのマスタングに乗るとは・・・・・


うわっ!!ガチなカーマニアだ!!


 子供達がいなかったら・・・・きっとオヤジはマスタングの事をいろいろ聞きまくっていただろうなぁーーー。