GRガレージに行こう!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  若者中心に車離れが広まっていると聞く。


 しかも、オヤジが20代の頃に憧れ続けていたスポーツカーはもう完全に絶滅危惧種だと聞く。

 


 そんな中でTOYOTAがGRブランドなる、新しいスポーツカーブランドを立ち上げた。

 


GRとはTOYOTA GAZOO Racing”(トヨタガズーレーシング)の頭文字に由来されていると聞く。


 事の起こりはある深夜番組であった。


 オヤジは特別何をする気でもなく、ボーーーツとその番組を見ていたら、札幌のTOYOTAのディラーで、リアルなレーシング・シュミレーターなるものが存在すると放送されていた。


 ボーーッとしていて気が付くと放送は一気に終了してしまった。札幌のなんという名前のガレージか??


 その時点では、札幌の厚別区のTOYOTAのディラーとしか情報が無かった。

 


 ゲーセンの湾岸の覇者(どこがだ。)であるオヤジはその、レーシング・シュミレーターにいたく興味を注がれたのだ。


 サーキットを走ってみたい気はあるが、時速200キロオーバーな世界は凄く怖いと思うヘタレなオヤジである。

 そこでこのシュミレターを体感すれば、実際のレーシングカーの雰囲気を味わう事が出来るのではないかと思ったのだ。


 湾岸の中では300km/hオーバーの世界でバトルを繰り返すオヤジには、このシュミレーターも案外簡単に乗れるのではないかと、密かに思っていたのだ。

 


 今月はうまい事に子供の休みである土曜日、日曜日もオヤジは連休になったので、早速、札幌旅行の計画を立てる事とした。


 娘1号はオヤジが立てる旅行計画には二つ返事でOKするが、問題は娘2号の方である。

 彼女は土曜日、日曜日はバイトなので、休まさなければいけなかった。

また、最近の彼女は旅行で観光地を巡るよりも、買い物中心となってきたので、オヤジの行きたい車の関係の場所など、バイトを休んで行くなどと言う話は、言語道断であった。


そこで、オヤジはラインで2号に連絡を取った。

(今度の土曜日、日曜日はバイトを休めるか??)

(どこかにお出かけするの??)あまり興味無さそうである。

(今度の行先は札幌だ!!)という、返事を返した途端!!娘からの返答は即答で(バイトを)休む。と言う答えだった。


 (まずは第一段階終了!!)次にクリァすべき問題は、宿泊の問題であった。

 休み当日に札幌に走ったら、半日は移動で潰れてしまうので、仕事を終った休みの前日の金曜日に旭川まで走って、どこかで宿泊をしたいのだが、オヤジは今迄ビジネスホテルは素泊まりでも一人5千円はとられると思っていた。


 子供達と3人分なので、単に寝るだけで1泊1万5千円は痛い出費である。

そこで、激安ホテルを探していたら、なんと素泊まりで3人で9千900円という場所が見つかった。

 ここに決めよう!!ここなら、あの健康ランドと同じ予算で、しかも3人しかいないから、今度こそ寝ることが出来る!!


 過去、数回旭川の健康ランドで宿泊したが、今まで一睡も出来なかったのである。


さあ、条件は決まった!!20日(金)からは札幌旅行だ!!


 そして子供達には札幌に旅行行く事と、行きたい場所をリストアップさせた。