3月3日。
今日はもちろん、女の子の節句のひなまつりである。
オヤジには二人の娘達がいる。(あたりまえか。)
これは母親と義理の母親が共同して、オヤジの娘達に買ってくれたおひな様である。
購入くれた当初は立派なおひな様で喜んでいたのだが、最近は、大きすぎるので、少々もてあまし気味なのである。(笑♪)
だって、1年に1回の1週間ぐらいしか日の目を見ないのであるが、物がモノだけに大きすぎて、どこにも置けないので、オヤジの部屋に1年中置かれているものである。
娘1号はまだしも、2号なんかもう完全に興味を失い、1回も見もしない状態である。(残念!!)
さて、今日は3月3日だし、休日なので、特別何かをしたかと言うと・・・別に普通の1日であった。(ゲラゲラ♪)
いつもよりも2時間も早く起きてしまい、早速、洗濯、とココのトイレと家のトイレ掃除を真っ先に行う。
本当は朝ごはんを食べて、食器を洗ってからトイレ掃除を行えば良いのだが、なにせやる気が出ているときは、そのまま一気に片付けたほうが、テンションが上がったままで、掃除のやる気スイッチが入るので、都合がいいのである。
トイレ掃除はもちろん素手。諸説、色々と素手で行うトイレ掃除の効能が説かれているが、オヤジとしては単に「毎日、トイレ掃除を素手で行えば、お金に困らない。」というゲンをかついでいるだけなのだが・・・・(爆笑♪)
その後、朝食を取り、(もちろん手はしっかりと洗いましたよ♪)お風呂掃除を行い、最後は家じゅうのゴミを掃き、水拭きを行う。普段はそこで終わりなのだが、何故か今日はやる気スイッチが入りっぱなしのオヤジである。
↑ ココね。
普段は見向きもしない下駄箱が急に気になりだした。
確か前回掃除をしたのは、1年前ぐらいであろうか??そこで、オヤジはここに飾っている物を全部避けて、久しぶりに雑巾をかけた。
気になった場所が綺麗になるのはすごく気持ちが良い。
すると今度はガレージの上の雪が気になり始めた。
雪は軽いイメージがあるが、積み重なると非常に重い。丈夫な倉庫の屋根さえ潰す重さなのである。
昨年は一度もガレージの屋根の雪下ろしなんかやらなかったのだが、やる気スイッチが入りっぱなしのオヤジは、休憩もしないで、一気にガレージの屋根の雪下ろしを行う。
深さは約50cmぐらいは積もっているであろうか??想像してみてください。
屋根の上に車が乗っていたら、多分・・・・潰れないか急に心配になりますよね。
除雪スコップで黙々と約1時あまり、ガレージの屋根の雪を降ろす。
ここの残った雪は、太陽に当たって融けた雪が凍って、氷となった塊。
こうなったらもう、太陽の光で溶けるまでどうしょうもできません。たとえ、鉄のスコップで除雪を行おうとしても、下手したら鉄のスコップが折れてしまいます。
ガレージの屋根の除雪が終わったら、すぐに除雪機を取り出し、家の前の除雪を行う。除雪を行わないでいたら、駐車場の前の雪はたちまち氷の塊と化してしまいます。
雪は柔らかい。というイメージがありますが、いつたん融けて再び凍ったら実は非常に硬いんですね。
こうして、オヤジは休日の半日分。
昼過ぎまで、除雪に追われるのであった。
前回、半日かけて除雪を行った場所。たった1日吹雪いただけで、元の木阿弥と化してしまう。
昼過ぎにようやくレディ・イレブンとご対面。
やはり50代後半のオヤジにはきつい労働だったのではあろうか??
昼食を終えたオヤジは、昼からはソファーに横になった途端に動けなくなってしまった。
疲れて昼寝をしていたオヤジは午後、3時。バイトが終わった娘2号から電話が入った音で、オヤジは目覚めた。すぐに1号と共に2号を迎えに行く。
約、30分後、オヤジ達は2号と合流した。
これから食材を家族全員で買いに行くのだ。
「さて、質問です。只今、午後3時30分です。」
「これから三択で答えてください。」
「これから食材を買いにどこに行きたいですか??」
「1:北見」
「2:北見」
「3:北見」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「それって、北見に行くという事じゃない。」娘2号はあきれた表情で、オヤジの質問に答えた。
「大正解♪」
「ということで、これから北見に食材を買いに走ります。」(実はオヤジはある目論見があったのだ。)
昨日の猛吹雪は一体なんだったのか??と言うような感じで、天候は晴れていて、路面は雪一つ無い。
そして、夕方に北見に到着!!実はオヤジは娘達のおひな様を祝うために、夕食はデザートも食べられるバイキングとしたのだ。
昔は給料が出たら必ず行っていたバイキング。しかし、昨年、糖尿病を患ってから、控えるようになった場所である。
おひなさまのケーキが欲しい1号の為、また風邪でダウンした2号の栄養を付けさせるために選んだのだ。
食事中、「おひなさまのケーキ買って、別な場所で食べても、結局は同じぐらいのお金がかかるから、ここでも良いよな??」と、オヤジは子供達に聞くと、
「だってお父さんはおひな様だからと言って、特別、ケーキなんかいつも買わなかったでしょ。」と、娘2号が答えたときに不意にオヤジは理解した。
「そうか、お父さん、おひな様でも普段は仕事だったよな。だから今までお前たちのおひな様は、お祝いしてあげれなかったんだよな。」
バイキングに来て満足げな子供達の姿をみたオヤジは、やはり今日はここにきて正解だったと感じでいた。
こんな思いも、あと数年したら味わえなくなるんだなぁーー。その日を想像したら、ちょっと寂しいオヤジである。