温泉に行こう♪ファイナル | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 ホテルのチェックアウトを8時の予定から大幅に遅れて10時30分となったオヤジ家。


 これから向かう先は約60km先の釧路である。


 今日もすこぶる天気が良い!!道路に雪はひとかけらもなく、高速道路並みのハイスピードで釧路に向かう・・・・・ではなく、先頭にパトカーがいたので、あたり一面大渋滞。

 

 パトカーの後ろに50台ぐらいの車がノロノロ運転をしていた。

 その為、更に大幅に遅れて釧路に到着。ここで、最初に娘2号の希望する雑貨屋に向かう。


 早速行き先をカーナビに入力した途端・・・いきなりカーナビが謀反を起こした。途中までは案内するのだが、ある一定の場所を超えるといきなり画面は白くなり、さらに海上を走っているようになるのだ。


 おもえば、このカーナビももう何年も付き合っていて、今はCD再生も出来なくて、単なるナビとラジオしか使えないものになってしまったのだ。ここでナビも表示できなくなるといよいよ買い替えなのだが・・・・


 再び、もとに戻ってまたナビの表示に従って走って、また道が消えて・・・・・今度は道の表示のしない逆の道を走ったら、なんとそこは釧路市街から根室に向かうバイバス道路であった。


 また昨日の二の枚である。


 このままどんどん釧路から遠ざかっていく。そこで、オヤジはあわてて一番近い下道に降りる場所を探した。


 10数分後、ようやく市内に戻ってきたら、カーナビの反乱も収まり、また正常に表示するようになった。するとなんとそこは、目的地から6キロほど離れていた場所であった。


「ラッキーーー♪」結果オーライということで。


そうしてようやく目的地に着いた時は時刻は真昼の12時になっていた。



 ここが娘2号の行きたかった雑貨屋さん。「ピーナッツ」という店名で、中に入るといかにも若い女の子が喜びそうなものばかり置いていた。


 ここでは2号は中を見るだけで何も買わなかったのだが、雑貨なんか全然興味の無いオヤジがなんとここで買い物をしてしまった。

 これから釧路に来たらここにまた寄ろうね。と言うことを言いながら店を出る。

次に向かった行先は1号の希望する釧路の美術館。が・・・・



 何と明日からの開館でした。残念♪


次に向かうは最後に必ず寄るイオンに到着!!


 ここで時刻は午前1時。遅めの朝食だったので、昼は抜きにして娘2号を別行動させる。

 2号は今回の旅行の最大のイベントの為に、足早にイオンの店内に消え去った。

 1号は特別やることも無いので、オヤジと共にゲーセンに。

ここでも湾岸ミッドナイトの人気は衰えないで、ゲーム機の周りには多くの学生の人だかりが出来ていた。


 不思議なことにイニシャルDはだれもやらない。

まあ、湾岸は一般車の間を時速300キロでスラロームを行う楽しさがあるので、イニシャルDのスピード感は低いから、湾岸ファンは少し物足りないのだろう。

 

 そこでオヤジと1号は2号がイオンの店内を見終わるまで、だれもやつていないイニシャルDのゲーム機で時間を潰す事とする。


 オヤジの選んだ車はもちろんHONDA S2000。


 しかも、やりましたよ。イニシャルDでやっていたワンハンド・ステァでのドリフト。

(右手でハンドルを操り、左腕はシフトだけを握りしめて操作する事)

 もともと、オヤジはイニD出身だから違和感は無かったのですが、いきなり超一流となりました。


 快くしたところで2号が帰ってきました。時刻は午前3時。そこでイオンの見学も終わりの為、帰宅がてら食事をしようとなった。


 この後、1号の友人が働いているレストランで遅い昼+夕食兼用をしようと、阿寒町に向かい、4時ごろに到着。

 だけど、残念なことに、レストランは5時からオープンで、さらに1号の友人は公休との事であった。


 ここで選択肢が二つ。このまま40分走り阿寒温泉に向かって食事。だけど阿寒温泉の冬場の食堂はほとんどラーメンしかやっていないと記憶していた。

しかも2号はラーメンは苦手である。


 そこで心優しい親としては今来た道を釧路方面に引き返し、道路沿いのレストランに向かう事とした。時刻は午後4時20分。あたりは次第に暗くなってきた。




やっとの思いでレストランに着いて、遅い昼食を食べる事とする。

メニューを見ると・・・ステーキ3,500円!!(うわっ!オヤジ達の食べれるレベルでない!!)ということで、一番安いメニューを頼む。


生姜焼き定食。1,400円也・・・・・かなり強気の値段である。と、心で思っていたら、ウェイトレスが、食後にコーヒーが付きますが、お子様ですからアイスクリームの方に変える事が出来ますが。とやってきた。

「それではアイスクリーム3人前で。」と、オヤジがキッパリと答えると、マジマジとオヤジの顔を見て「かしこまりました。」と去っていくウェイトレスでした。


多分、あのおっさん。コーヒーでなくてアイスかよ。と思われただろうなぁーー。





 おそらく生姜焼きに使われている豚肉は阿寒ポークと呼ばれる有名な肉だと思う。普通のブタ肉よりもはるかに美味しく、これなら1,400円でも価値があると思える美味しさであった。


 食事を終えてレストランを出たら時刻は午前5時。あたりはすっかり暗闇と化していた。しかもこれから路面は凍結してアイスバーンと化する。オヤジはパジェロとタントの事故を思い出し、慎重に走り始めた。



 これから家に帰るまで約100キロの長い道のりである。

 特に阿寒温泉から路面は完全に凍結して、下りの長い道のりは時速40km/hまで落として慎重に慎重に下って行く。


 そして3時間後の午後8時に無事に家に到着。


お疲れ様でした!!



 トリップメーターはすでに650キロを超えていた。




家に帰ってみたら、誰もいない家の中でココはふてくされて寝ていた。


 いゃーー。毎回、毎回、思うのですが、オヤジはどうしても旅行となると、長距離を走りすぎるきらいがあるので、体を休めるというのではなく、かえって疲れて帰ってきます。



ちゃん♪ちゃん♪


温泉に行こう♪ー完ー