ー聖書 バイブル2ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 昨日はオヤジの56歳の誕生日。今年はいろいろあった年であった。


 数日前に、時速50km/hでアイスバーンでスリップを起こしたタントであるが、あれから残念ながらタント君は廃車となってしまいました。


 そして・・新しい車は・・・やはりタントです。(つまり廃車となって出た保険金全額でタントを修理しています。)


 多分、この記事を読んでいる人、10人中10人が何で事故を起こし、廃車扱いになった車を直すのか不思議だと思います。また、そのお金でもっと程度の良い車を購入したほうが良いのではないかと思っているでしょう。

 また友人からも車1台分を使って修理しても、きちんと真っ直ぐに走れる保証は無いから、新しい中古車を買ったほうが得だとも言われました。


 しかし、タントはオヤジ家にとっては非常に思い出のある車。


 初めてかみさんが一番自分が乗りたい車という事で購入してから、色々と、オヤジ家に楽しい思い出を作ってくれました。

 またオヤジにとってはタントはかみさんの形見です。


 正面衝突しての廃車ならあきらめもつきますが、単にガードレールに接触して、右がわのフェンダーを潰したぐらいで、まだまだ走れるのに、こんな修理代が高いという理由で廃車と言うのは、なんだか今まで頑張ってくれたタント君に申し訳がないと思ってしまうオヤジです。



 さて、今日のー聖書 バイブル2ーです。


前回、


 いま、改めて、この言葉をある方に送りたい。と言う言葉。


あの時ああすればとか・・・・あそこでこうならとか・・・・


つまり手に入らなかったモノだ・・・・・


手に入らなかったモノはもともとなかったモノなんだ


ないモノはねだっても出てこない


いつも「今」だ  


ないモノはない・・・・・ 数えていると、今、手の中にあるモノを見逃す。


間違いを悔やむのはいい 失敗は忘れなくていい  


・・・だが ソレを数えるな いつも自分の手の中を見ろ 


 今度はこの言葉をオヤジ自身に送らなければいけなくなった。


今回のタントが全損した時に、あの時S2000を購入しなければ、きっと、保険金でWRXを購入していたのかな?と何回か思ってしまった。 



 そんな時である。何の気なしにブログを読み返していたら、やはりこの言葉が目に入ってきた。


 あの時ああすればとか・・・・あそこでこうならとか・・・・

つまり手に入らなかったモノだ・・・・・


 そうなのだ。WRXはオヤジにとっては元々縁が無い車。


 そして、本当にS2000は買って後悔した車なのか??と考えて見ると、今となってはWRXよりもS2000のほうがはるかに、オヤジ的には所有欲の沸く車である。


 WRXは速い、運転が楽しい。冬も乗れる実用性の高い車である。さらにワゴンタイプにしたら、オヤジの好きな車中泊も出来る車である。


 しかし、S2000は運転が楽しい+非日常的空間をもたらす車なのだ。


 非日常的空間を感じられるバイクに傾倒していたオヤジにとって、今まで車は単に移動手段+トランスポート(荷物の配達)だったのが、S2000によって一気にS2000はバイクと同じ感覚になったのだ。

 これはWRXどころか、おそらくオープンカー以外のどんな車でもこんな感覚はもてないであろう。


 だから今回はタントの修理を含めて、自信を持って自分が選んだ道は間違いでなかったと言える。


 そして改めてタントが機械的に寿命が来た時に、「お疲れ様。」と、言って別れようと思っている。


 どうもオヤジはバイクや車に対して、擬人化的しすぎるきらいがあるが、物にも魂が宿っていると思っているオヤジである。