聖書ーバイブルー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 ほんの1週間ほど前である。

オヤジの通勤している道で、遥か前で消防車が停まっていた。対向車線は何十台も渋滞が続いていた。

「事故だ!!」と、直感したオヤジはデジカメを起動させながら、下って行くと・・・・・


 ズリズリズリと、パジェロ・ミニは、タイヤを停めながらも滑り落ちて行った。


 目の前のアウディも停止もむなしく、消防車めがけて落ちていく。


 オヤジとそのアウディは共に対向車線の路肩に突っ込み、無事に消防車にオカマを掘る事を避けることが出来た。




 渋滞の原因を作ったのはこのバス。

アイスバーンの坂道を登ることが出来ずに、立ち往生していた。



 対向車は赤い矢印の所まではるか彼方、何十台も渋滞が続いていた。



そして、1週間ぐらいたった昨日。あのアイスバーンは何だったかのような快晴!!路肩は完全に雪が解けていた。


 そこで、オヤジはS2000のバッテリーあがりを防ぐために、近間の用事足しをS2000でおこなう。


 やはりS2000は面白い。ちよっとした近間でも実に運転が楽しいのである。



ちなみに、友人からいつカーレーダーとカーナビを付けるのか問い合わせがあったので、ここで画像で披露します。



両面テープでダッシュボードに無理やり付けているカーナビ。



 今迄、パジェロ・ミニに付けていたカーレーダー。




これで、S2000に付ける装備は、多分、もうないだろうなぁーー。


 最近のオヤジの休日の午後からは、完全に子供達の用事足しを行うため、今回の休日の自分の時間はわずか2時間ばかし。


 その為、今回は急遽、ガレージに入っている除雪機を出しやすくするために、玄関風徐室に入れるためのスロープ作りを行う。

ちなみに買えば約1万円ぐらいする。



 この横にS2000が入っているので、除雪機を出すにはS2000を外に出さないといけない。

 ちなみに除雪機を使う時は、ほとんど雪が多い時なので、ここに置いていたら、間違いなくS2000は外に出せない=除雪機も出せなくなってしまうという、小学生でも簡単に分かる公式が出来てしまう。ので、除雪機の意味が無くなるのでR。





 第一ガレージから使っていないコンパネを出してくる。ココが心配そうに眺めている。





 第一ガレージにはしばしの長い休息を行っている、3台のバイク達。





風除室に除雪機を置くために、コンパネでスロープを作る。





 

 コンパネに1×4材で補強を作る為に、電動丸ノコを出してくる。

ついでに今まで置き場の無かったCDを置くために、余った角材を丸ノコでカットして、簡単に棚を作る。



 

ここの赤い部分が急遽作った棚です。


 そんなこんなで、もう早、オヤジの自分だけの時間は終わり。バイト先の娘2号を迎えに網走に走る。そうしたら、駐車所に非常に珍しい車が。





 

 ダットサンSR311。


(日産では無いのだよ。外国ではニッサンはダットサンと呼ばれるんです。)ファンダーにはフェアレディ2000という光輝くエンブレムが・・・実に渋いねーーえ!!


 という事で、今日はここまで・・・・・・・

(ずいぶん長いまえがきだなぁーー。)


おっと、ここまで・・・では無い!!


今日の本題!!聖書ーバイブルーのお話をば。


 オヤジがバイクの聖書ーバイブルーとしているのは、ご存じ「キリン」であるが、車の聖書ーバイブルーにしているのが、この「湾岸ミッドナイト」である。




 そして、今回、S2000編を読んでいた時に、実に興味深いセリフが出てきたのである。


 S2000編はヤマモトスピードの社長の腹違いの弟、ユウジとその父親(山本社長の実の父親でもある)が、息子のユウジに語った言葉である。



ユウジ・・・・お前は自分が持っていないモノばかり数えている。


だから自分が嫌になる。


だから自分が手にしているモノがわからない。


自分が今手にしているモノ


お前の宝石はいつもそこだろう。


ないものをねだっても何もならない。


今、自分の手でできるコトがわかったんだ。


ユウジ


ないものねだってどうする・・・


いつも自分の手の中を見ろ


持っていないモノを数えない


わかるか、その意味が・・・・


あの時ああすればとか・・・・あそこでこうならとか・・・・


つまり手に入らなかったモノだ・・・・・


手に入らなかったモノはもともとなかったモノなんだ


ないモノはねだっても出てこない


いつも「今」だ  


ないモノはない・・・・・ 数えていると、今、手の中にあるモノを見逃す。


間違いを悔やむのはいい 失敗は忘れなくていい  


・・・だが ソレを数えるな いつも自分の手の中を見ろ 


 この言葉は、オヤジがかみさんが亡くなった時に、もっとかみさんに対して、ああすれば良かった。こうすれば良かった。といつも悔やんでいた時に出会った言葉である。


 亡くなったかみさんの思い出ばかり数えていて、今、自分の中にある宝石(子供達)を見逃すとこであった。

 この言葉のお蔭で、ようやく前を向くことが出来たのだ。


 いま、改めて、この言葉をある方に送りたい。


今、ある幸福に気が付かずに、貴重な時間をただ後悔で過ごしているのは、実にもったいない事である。


 読者の皆さんも、今、手の中にあるモノ(幸せ)を見逃さないで欲しい。


 これが今のオヤジの切なる思いである。