最終検査!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 さて、連休3日目。最終日。この日のイベントは糖尿病で入院していたオヤジの最終検査の日である。


 糖尿の恐れがあると判ってから、現在の体重は丁度10kg程落ちていた、最初の検査までに4.0kg。入院中に3.0kg。更に退院してから3.0kg落としたことになる。

 やった事は凄く単純。ご飯の量を今まで食べていた量から半分から1/3ぐらいに減らし、毎日、30分間80kcalの消費するエアロバイクを行ったぐらいである。


 退院する前に担当医から、「まあ、この病気は退院してから、9割の人がリバウンドして戻ってくるんですよねー。」という半分あきらめた感じでの退院勧告であった。


 入院当初、オヤジの血糖値は7.6.血圧は常時180、低くても160ぐらいはあった。

 その為、看護師さんはオヤジが入院した当初、糖尿病のクスリを飲んでいる患者だと思っていたぐらいなのだ。


 そして、今日の検査の結果。血圧は130。そして血糖値は何と、5.9まで下がっていたのである。


 この数字に担当医は驚き、オヤジに「ダイエット。辛くないですか?」と心配そうに聞いてきた。

 だが、別段、食事を抜いたダイエットでもなく、オヤツやジュースで今まで多量に摂取してきた油や砂糖のカタマリを食べないだけなのだ。目標体重まであと6.0kg減量を行わないといけないが、それさえも数年単位で考えた減量を行えば良いのだ。


 とりあえずは今の体重を維持すればOKと言う事であった。

1か月後、また再検査である。オヤジは担当医と看護師さんに「今度、検査に受けにくるときは、また少し体重を落とした体で来ます。」と公言した。


 とりあえずは今、もう目の前まで来ていた糖尿病の危機は去った。


 が、これでまた今まで通りのような不節操な生活を行っていたら、元の木阿弥状態となってしまう。


 オヤジは新しい目標に向かって、再び終わりないダイエットの道に立ち向かうのであった。