世間一般から見れば、オヤジは好きなカタナやビューエル、更にS2000を手に入れ、実に楽しいカーライフを送っていると、うらやましがられていると思う。
人は何かを得るには何かを失わなければいけない。
その為、オヤジはカタナやS2000を手に入れた為に、大切な人や先月は全ての飲む楽しさ、食べる楽しさを失ってしまった。 (まあ、これは自分の不節操の報いだが・・・・)
それでも、神様はオヤジには走る楽しさだけは失わないようにしてくれたのだと思う。最近、S2000に乗るようになって、とみにそう思うようになってきた。
昨日の朝。
窓の外を見ると、あたり一面、銀世界と化していた。
これでいよいよ本当にS2000と、しばらくの間お別れかと思った。
しかし、日中は晴れてきたので、路面から雪が解けだしてきたので、明日の休日(今日の事ね。)はS2000と心行くまで・・・と、思った途端、また雪が降り出してきたので、急きょ、いままでためていた、家の用事を行う事となった。
朝一番に洗濯、ゴミ投げを終らせ、用事のある場所に急ぐ・・・・・・・・・・・・・・・すると、そこは定休日だった。
そこで仕方がないので、娘1号の部屋の照明が壊れていたのでさっさと直す。時間を見ると、ここでまだ10時である。
昼からは娘2号の迎えに行く予定があるため、今日のオヤジの自分の時間は2時間余り。
正確には90分ぐらいしかない。路面を見ると、湿ってはいるが、まだ雪は残っていない。
そこでオヤジは暇そうにしている娘1号と連れ立って、S2000で近間の峠に出撃する事とした。
峠の路面状況は所々、アイスバーンと化しているらしい。もちろんオヤジのS2000はスタッドレス・タイヤを履いてはいるが、かなり減っているので、アイスバーンに乗り上げた途端、大スピン大会と化してしまうのだ。
そこで、娘1号には途中でアイスバーンになったら、その段階で帰るという事とする。と話しておいた。
道中、弱冠のアイスバーンはあるものの、S2000は難なくクリアして、峠の山頂へ向かう。
約、30分後に到着!!そこで異様なオヤジの車を見て、その場の人達は全員,凍り付く。
よーーーく路面を見ると、路面は完全にアイスバーンと化していた。あたりの人は誰しもこの場違いな車を見て凍り付いた。


だって、夏なら許せれるオープンカーのFR方式の車が、カウンタ大会真っ最中の場所に堂々とやってきたからだ。
ここで娘1号と缶コーヒータイムを行う。そして、即効に帰宅。その間、たった90分!!
しかし、オヤジにとってはこのたった90分間の至福だけが、子育てに疲れた体に効く一瞬であった。